縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

神棚に似合う石笛

2016年04月18日 06時49分20秒 | ぬなかわヒスイ工房

けんか祭りと同じ日の「人生の節目事件」の一連のテンヤワンヤが収束して、日常が戻りつつある。

連日早朝から深夜まで家の片づけ仕事が続いていたが、うまいことに時間に余裕が出来てきたタイミングを見計らったかのようにヒスイ仕事の注文が続いた。

誰か見てるのか?(笑)

麻紐仕立ての石笛。神道には麻が似合う。

 

そのひとつが占い師のお客様からのご注文で、毎朝、神棚に石笛を奏上したいとの事。

最近は何故か占い師や神道系のお客様が多いのだ。

で、ご神事に相応しく、麻紐を使ったデザインの石笛を仕立ててみた。

パステル調のミントグリーン地に茶色と赤紫の縞模様が入った珍しいヒスイで、一般的には使用されない原石だが、私の作風だとワイルドな感じが佳い。

紐孔や吹き孔の縁に当たる光が優しいとお褒め頂いたが、手を掛けてある部分を分かってくれるお客様の存在は有難い。こんなお客様の存在が宣伝広告費ゼロのぬなかわヒスイ工房を支えてくれている。

 

このアイデアは別のお客様の麻紐を使った勾玉の仕立て方をヒントにしたので、本人にお断りした上での事。

といっても元のデザインを大幅にアレンジして、オリジナルといっていいくらいのデザインにしているのが俺流でR!

同業者から私が考案したオリジナルデザインをパクられる事が多いので、無断でアイデアを拝借するという事だけはしたくない。

意匠登録さっれていないからといって、気軽に人のアイデアを盗む料簡が情けない・・・。

ともかく、ご注文頂いたお客様と意気投合して電話で1時間半も民族楽器や音楽、神道、縄文について語り合ってしまった。

近い内に糸魚川に遊びに来そうな雰囲気!