最近は、ぬなかわヒスイ工房に月に何組かのお客様が訪れるようになってきた。
今日は他県からのご夫婦のお客様。
奇しくもご主人は縄文時代の木製出土品が専門の学芸員さんだそうで、石斧や丸木舟談義に花が咲いた。
こんな人が訪れてくれるなんて、私の縄文フェロモンも満更ではない(笑)
男同士で縄文談義に夢中になっている間は奥様は「話し出すと長いから・・・。」と会話に加わらずにヒスイ製品を選んでおられたが、縄文男子をパートナーにした女性は誰でも同じ境遇という事が分かって安心した(笑)
縄文男子をパートナーに選んだ女性には我が道をゆくという自立心が必要ですな!
ひときわ目を惹いたのが、奥様の胸元を飾っていた勾玉。
質の良いヒスイを使い、非常に丁寧な仕事をした勾玉である事と、その飾り方が素敵だった。
奥様のように勾玉の腹の凹んだ方を前にする仕立ては古墳時代の埴輪がそうなのだが、国産大麻を自分で寄り紐を作ってそのまま数本を紐孔に通しておられるのである。格好いい!
それに勾玉の形と丁寧な研磨振りから察すると、名人として名高いW師匠の作品?
確かめたら図星だったが、誰が作ったのか解るくらいの仕事をされておられるのは流石ですな。
ヒスイ職人たるものそうじゃなきゃ・・・と自戒するのであった。