縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

2019参議院選挙に思う・・・移住者だって新潟県民、みんな頑張っている

2019年07月20日 12時03分33秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

「新潟生まれ新潟育ち」を強調した与党候補の広告を見るたびに、新潟の限界集落で一生懸命に農業をしている移住者の友人夫婦たちのことを思う。


他県生まれの他県育ちの移住者だって新潟で税金を払い、泥にまみれ汗水流して地元民と上手に交流しながら懸命に生きている。

新天地に移住するバイタリティとスキルを持つ得難い人々が、移住先に新潟を選んで農業をしてくれている。

ありがたいではないか。

「新潟生まれ新潟育ち」をキャッチコピーにした方に悪意はないとは思うが、移住者や転勤族には面白くないだろう。

与党候補は「忖度発言」で要職を辞任したばかりの二世議員だから、出自を強調して対立候補の有意に立つ差別化作戦であればあまりにも情けない。

組織票の結束を高める意図なのだろうが、移住者や転勤族の方への「忖度」が足りないのではないかな?ソンタック君。

立場によってはヘイトキャンペーンと受け取られ兼ねないよね?

生まれや育ちがどこだって新潟県民であり、立候補者、そして有権者。

外国人労働者を受け入れないと将来はない日本の社会。

生まれや育ちどころか、文化や民族だって均質化に拘っている事態ではないのだ。


カズさん再び糸魚川へ!・・・大村和生ライブのお知らせ

2019年07月20日 00時42分38秒 | ぬなかわ姫

9年前に帰郷してヌナカワ姫伝説の語り部を始めてから、最初に稚児ケ池に案内したのがフォークシンガーのカズさんこと大村和生さん一家。

カズさんはアイヌ民族を始めとした先住民の慰霊をライフワークにしており、アイヌ式の慰霊儀式であるカムイノミと音楽でヌナカワ姫の慰霊をしてくれた。

以降は単に来客を稚児ケ池に案内するだけでなく、悲劇の伝説を持つ姫の慰霊という流れになっていった経緯がある。


今は徳島の剣山近くの山奥に住み、中学生になった末っ子のいっしん君がベース、奥さんのふーちゃんはジャンベでファミリーバンドになったそう。

再びカズさんが糸魚川にやって来る。

カズさんとは不思議なご縁で繋がっているようだ。

クリスタルボウル演奏家の牧野持侑さんと話していたら、カズさんとは40年前にカルフォルニアでヒッピー生活をしていた時代からの友達ということがわかった。

昨年に松浦武四郎の遺品「大首飾り」の複製作りを請け負った際、武四郎が歩いた北海道を訪ねて、アイヌ民族の方々から話を聞いて回った。

その際に出会ったのが知る人ぞ知るアイヌのシャーマン女性で、初対面の時に糸魚川のヒスイ職人だと自己紹介したら「ヌナカワ姫を知ってるか?」と聞かれた。

10年程前に悲劇のヌナカワ姫伝説を知った彼女は、わざわざ糸魚川に来て稚児ケ池でヌナカワ姫の慰霊(カムイノミ)をしてくれたとのこと。

私が悲劇のヌナカワ姫伝説の語り部をしており、カズさんという友人が慰霊をしてくれたことを話したら、彼女は「カズとは30年来の付き合いで、一緒に非業の運命を辿った先住民族や被差別民の慰霊祭「アイヌ一万年祭」を始めた仲間だ。来週その祭りがあるからチセ(アイヌの民家)に泊まって手伝っていきなさい」と誘われ、その奇遇に驚いた。

そして今回のライブツアーも「アイヌ一万年祭」に参加する途中で糸魚川に寄ることになったのだ。

縁は異なもの味なもの・・・ヌナカワ姫が取り持つ縁ではある。 

ライブ当日の午後には稚児ケ池で慰霊祭もやるので、興味のある方は連絡ください。