ついに柱が建ち、梁、軒桁が繋がって、梅雨突入前に屋根下地が完成する見込みがたった。
既存部は私が作ったパネル工法モドキで、垂直・水平の手直しにえらく時間がかかったが、増築部は中川親方が作った木軸在来工法で、こちらは筋交いや金物なしでもグラグラ揺れずに垂直・水平と見事なもの。
軒桁の通りをみたら、頼りなかった既存部から増築部までまっすぐに通っていたので、プロのスゴ技に感動した。
ドキュメンタリー映画「くじらびと」で、舟でいちばん揺れ動く舳先に銛うちが直立してクジラを追う場面がなんどか出てくるが、ベテラン大工のバランス感覚も凄い。忍者みたいですわ。
中川親方が仕事を抜けられる最後の今日は、屋根束、母屋、屋根垂木、破風・鼻隠しの取付け。
明日からは独りで屋根下地ベニアとルーフィングか・・・来週から天気が怪しくなるが、今度は屋根屋さんの都合次第となる。