私がサバイバルグッズとして車に常時車載しているのが、手斧と折畳み鋸、そして火吹き竹。
わざわざマジックで火吹き竹と書いているのは、焚き木として燃やされてしまうことがあからだ。縄文イベントの度に火吹き竹を燃やされては堪らないから、参加者の中から焚火奉行を任命して、火吹き竹は焚火奉行のタマシイであるので死守すべし!と言っておけばいい( ´艸`)
縄文イベントで焚火を起こす際に、火吹き竹で火を煽るだけで「おー!」と声を挙がるのは、火吹き竹を使ったことも観たこともない人が多いのだろう。
やらせてみると竹をガッポリと口に咥える人もいたりと面白いのだが、ギャルの場合は「駄目だよ~、間接キスになっちゃうからぁ~」と優しく注意するが、オジサンの場合は「コラ~!汚えっ!誰も使えないから洗ってきてっ!」と怒鳴られるとことになる。
大抵は力むばかりで上手くいかず、立ち眩みしました~なんて言われる。
節を残した先端に小穴を開けておく。小穴のサイズは各人の肺活量に応じて。途中に節がある場合は棒などで突き崩しておくが、私は端材の鉄筋や長いバールで突いて節抜きをしている。
使い方のコツは実に簡単。
火吹き竹の端で、唇周囲を空気が漏れない程度に密着させて覆い、頬っぺたを膨らませて火を熾したい部分をピンポイントで狙ってゆっくり息を吹き込めばいいだけだ。
プーっと息を当てると、その部分だけポッと少しだけ炎が立ち上がる。
ゆっくり息を吸い込んで再びプーと息を当てると炎の範囲が広がる。あとはその繰り返し。
アドバイスすると、子供でも簡単に火が大きく育つので、面白がって火吹き竹を奪い合うようになるのが微笑ましい。
インドの雑貨屋では直径30㎜くらいの鉄パイプが火吹き竹として売られている。
節がない中空のパイプの場合は、パイプの端から10㎝ほど口を離して、パイプ内部に添わせるように息を吹き込めばいいということを、南インドの安食堂で目撃して学んだ。
上手な人だとシュルシュルシュル~といい音がして、聞き惚れてしまう。
日本でも先端の節が焼けてしまった火吹き竹を捨てず、こんな使い方をしていたらしい。
東南アジアやインドの人々の日常生活は、サバイバル術の見本市のようなもの。
覚えて損はないサバイバル術。
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