金沢市出土の古墳時代の人骨が縄文や弥生とは違い、現代の日本人に近いDNAタイプだったとの報道があり、ぜひとも解析して欲しいのが糸魚川市「本田浜遺跡」出土の弥生時代の頭蓋骨。
昭和30年前後に姫川西岸で建設用砂を採取していて、地表から10m下に「扁平な川原石を敷き並べた上に屈葬した状態で遺骨が出土し、完全な頭蓋骨が6体分あった」と1966年版の「青海 その生活と発展」にある。
糸魚川市の遺跡位置が検索できる「eまっぷいといがわ」で位置を調べると、海岸から280mに位置する現在の須沢児童公園付近。
副葬品がないらしいが、どういう根拠で弥生時代の遺構と判断できたのかなどの詳細が記述されていないので報告書を探しているのだが、いまだ発見できていない。
学芸員さんに質問するのが早いが、余計な仕事をさせるのも申し訳なく、とりあえず調べるだけは調べている。
面白いのが、著者の青木重孝氏(郷土史家・当時青海教育委員長)は、弥生人を(やよいびと)とフリガナを付け、出雲や大和に服属する以前の蝦夷人(えぞびと)的なのであると推論しているところで、なにやら昔話みたいでほほえましい。
この人骨のDNAが縄文人(じょうもんびと)に近い物だとすると、ヌナカワ姫伝説にも面白い発展が期待できるのではないか?
古代ヌナカワびとの実相に迫れる可能性がある。
興味ある方は、青海・糸魚川・能生の図書館に収蔵されているので読んでみて欲しい。
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