「アースダイバー神社編」の読書感想文が東京電機大学の名誉教授、石塚正英先生(思想史・民俗学)の目にとまり、NPO法人頚城野郷土資料室の研究紀要に加筆して掲載されたので、興味ある方はご一読を。
80年代に流行した「既存のアカデミズムの枠におさまらない」とやらのニューアカデミズムの旗手、中沢新一の論考は、事実を切り張りしたご都合主義的な創作を事実のように断定して公表する点で、大本営発表やフェイクニュースといったポピュリズムと変わるところはないという視点を加筆した。
門外漢のしがないヒスイ職人の読書感想文が学術論文あつかいされて冷汗をかくが、編集長の日本民俗学会の元会長が高く評価してくれたとのことで一安心。
今思うと、大衆受けをねらって口当たりよくフワフワと脚色した空想物語りを史実とする中沢学をアカデミズムと呼ぶのであれば、ニューアカデミズとはアカデミズのゆるキャラ化ともいえると書き足したかったですナ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます