暮れに某販売店さんから購入したステンレス製のピアスフック・・・なんか気になってネオジューム磁石に寄せたらビッタリとくっついた。
試しに手直に置いてある百均製品のステンレス表記の商品に寄せても磁石は反応しなかった。
ステンレスも種類によっては磁性を持つのだけど、このフック、ホンマもんのステンレスなのかい?
これまで金属アレルギーを心配するお客さんにピアスに仕立てて売っていた商品なので、下手をすりゃ信用問題になりかねん。
最近は勾玉ピアスのワイヤー部分とフック部分はチタンに統一しつつある。ただチタンは硬いので加工が大変で指先が痛くなるのが難点。写真は青ヒスイ製の勾玉ピアス最新作
販売店さんに電話したらすぐに調べてくれて、メーカーさんはステンレス表面のメッキと反応して磁石にくっついたらしいが、耐アレルギー製品として売っている訳ではないと返事が来たらしい。
ヘンな事をいうメーカーですなあ。
わざわざユーザーがステンレス製のアクセサリーを選ぶという事は、耐金属アレルギーや耐腐食性に優れているという購入目的が前提であるハズ。
医療用に使用されるサージカルステンレスであっても金属アレルギーは出る人は出るが、そのメーカーさんは何でまた真鍮製のフックとステンレス製のフックを分けて売っているんだろう?
仮にお客さんの手に渡った後に金属アレルギーが出なくても、磁石がくっついたらステンレスだと思わないのでは??
ステンレスだとどう証明するのだ???
ほとんどのアクセサリー用のステンレスは中国製らしいが、成分が記載されているミルシートが曖昧な事が多いと聞く。
つまり輸入販売している業者もホンマもんのステンレスかどうか、または成分の解らないステンレスのまま流通しているのが実態なのだ。
中国の工場と口約束だけで取引している・・・大丈夫かあ(笑)
その旨を販売店さんにしたら、ごもっとも!という事で在庫分も含めて返金を快諾してくれた。
証明のしようもないけど、本物のステンレスだとしても磁石にくっつく段階でアウトだろう。
お互いの信用問題ですからなあ。
ヒスイもそうなのだけど、由来の詳細がわからない素材は売らない・買わないというという事を改めて勉強した一幕。
小さく加工したものは磁力があることがあります。
メッキではなくステンレスそのものに磁石が反応してると思います。