縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

完全休養の3連休でも動くボランティア・・・輪島漆器義援金プロジェクト

2024年10月17日 07時37分54秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
3連休は完全休養のつもりが漆器通販の注文が多く、連絡がこないと催促されたりするので、夜に在庫確認をして請求メールだけは送っておく。
アメリカシロシトリから守り切ったブドウが大豊作でも多忙すぎて収穫できず、採りに来る人限定で好きなだけ持ってってヨシ!
 
連休明けに入金確認して5箱を梱包・発送して3日間で20万円を超える義援金を稼げた。徒手空拳でも被災者に義援金を渡せる錬金術は情熱しかない。
 
うち2箱は長野の展示販売会が新聞で紹介されたお蔭で、引き続き展示販売会ボランティアも募集中。
梱包のボランティアを申し出てくれる人もいるが、試行錯誤の数をこなさないと梱包は難しい。
以前は四苦八苦していた宗和膳(四つ脚膳)の梱包も楽勝になったが、人に教える時間がもったいない。
また注文に合わせて来てくれる人もいないから自分でやるしかないのよ。
これが自分の稼ぎになるなら連休中は仕事しないのだけど、人のためになるならやってしまうのがボランティア( ´艸`)
 
 
 
 

オヤジに献杯してからボクシング観戦・・・異次元の進化をとげた日本のプロボクシング

2024年10月15日 07時46分33秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

10代からボクシングキチガイと呼ばれたオヤジが亡くなってから、オヤジが遠征試合の帰りの電車でよくやっていたようにウイスキーのポケット瓶のキャップで献杯してからボクシング中継を視聴するようになった。今月は三回忌だ。

アマゾンプライムでボクシングの世界戦を二日続けて視聴したが、どれも見ごたえのある試合ばかりでオヤジが生きてたなら隣家にも聞こえる大声で「ジャブだっちゃ!ジャブ!ダボめ!なにやっとるんだやぁ!よしっボデイ!ヒット~!」と騒いでいただろう。

試合をみていて、70年代に「ボデイビルダーのような筋肉から強打」でKOの山を築いた」ロイヤル小林が、フェザー級王者の「ニカラグアの貴公子」アレクシス・アルゲリオに挑戦した試合を思い出した。

ロイヤル小林さん。確か自衛隊体育学校出身のハードパンチャーで、当時の連続ノックアウト記録保持者だったと思う・・・中学の頃の記憶(笑)

両雄がリングに上がった際、引退後に俳優になったほどの美男子で長身痩躯で足の長いアルゲリオと、扁平な顔立ちで上半身は立派でも足が短いロイヤル小林の体格差に唖然として、当時小学生のわたしでも闘う前から小林の敗北を悟った。

アレクシス・アルゲリオは端正なマスクと基本に忠実なスタイリッシュなボクシングとジェントルな試合マナーから、アマチュア選手のお手本になると言われた伝説のボクサー。わたしのアイドルボクサーだった。

「体格に劣る日本人ボクサーはスタミナとスピード、手数で圧倒するしかない」というのが当時のプロボクシング通念だった。

昨夜に的確な強打でKO勝利した中谷潤人や、一昨夜は実直なボクシングで判定勝利したユーリ阿久井もボクシングスタイルは違っても、アルゲリオの体型に似て長身瘦躯で足が長く、オヤジの言葉を借りると「ホンモン」のチャンピョンだった。

リーチ差17㎝もある体格差から勝てそうには見えない拳四郎など、強いチャンピョンをサンドバックのようにして強打を自在に見舞ってKO勝利して、体格差問題を一蹴!

主要4団体の「黄金のバンタム」王座を日本人選手が独占という、20世紀までは考えられなかった事態。その中で中谷は群を抜いている。

日本のプロボクシングは明らかに異次元の進化を遂げたようだ。
技術、スピード、パンチ力もそうだが、なによりメンタルが強くなっている。

好ましいのは態度も言動も謙虚なチャンピョンが多い傾向。これはアマチュアボクシングジムを運営していたオヤジが口うるさく指導していたが、ガッツポーズをする今どきの柔道選手より、よほど武道家にみえる。

#中谷潤人 #拳四郎 #ユーリ阿久井 #ボクシング #おやじ


縄文丸木舟は死なず・・・海のヒスイロード

2024年10月14日 08時17分33秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト
今年は能登半島ボランティアで海にはいる時間も気力もなかったが、縄文イベントで丸木舟をだしたおかげでやっと海に出られた。
糸魚川の海は波長の短い掘れる波がたつため、波がはいらない工夫で舷側を高くつくったのはいいが、トップヘビーが原因と思われる直進性が悪い問題があり、船縁を低く改良する加工の手伝いを申し出てくれる仲間が出現。
往路と復路の4人の漕ぎ手がいて、伴走船のスポンサーさえつけば佐渡海峡横断も夢ではないゾ。
 
出雲崎から佐渡を目指す往復90キロの航路は、七丁櫓のカワサキ舟に乗った金山の佐渡奉行が視察した歴史ある航路で、記録では片道6時間ほどであったようだ。
田舎の子供はフェイスペインティング体験に積極的ではないが、都会の子供は面白がってくれることも判明。
縄文絵の具つくりのワークショップもウケそうだナ。
 
 
 

信州初の漆器展示販売会のご案内・・・輪島漆器義援金プロジェクト

2024年10月12日 07時20分52秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
信州の麻績にある「古民家カフェ精晴堂」さんの玄関を間借りして、都内在住の加瀬桂子さんが、長野県初の輪島漆器義援金プロジェクトの展示販売会をスタート。
オーナーの御母堂の実家を改装した古民家カフェだそう。
開店直後にお買上になったご婦人もいて幸先がいい。
今日の「信濃毎日」で紹介されるそうだから、信州の人はチェックを!精晴堂さんはコーヒーも美味いがランチも美味いから遊びにきてちょうだい。
懸案だった善光寺さんにも営業活動したが、諸般の事情でハードルは高いようだ。それでも多くの人に話を聞いてもらうのは大事。
 
長野県の不思議さは今もって信州と古名で呼ばれ、地元の人も誇りをもって信州人と自称しているらしいこと。信州と聞くとリンゴをかじった時の甘酸っさが蘇るようで、行政区分の地名をこえた風土の奥行きを感じる。これが文化ですな。
いっそのこと長野県をやめて親しみやすい信濃県か信州県でもいいんじゃね?w
 
信州に行くと空の広さに感激する。スコンと晴れた青空と、透明感のあるプラチナハワイトの雲。こういった風景は越後にはなく、「雲に奥行きがあってものすごく綺麗ですね!」と言っても信州人は「?いつもとかわんねけど???」と首を傾げるw。
善光寺の門前町でいちばん小さい店を選んで土産を買った。店主はお袋と同世代の80代のご婦人で、亭主が死んでから体力が落ちたなど30分くらい話し込む。連れ合いを亡くした消失感はお袋と同じで、仕事中は気が張っているけど一日の終わりになると寂寥感におそわれるが、遺影に話しかけるとスッキリするのだそう。
 
奇しくも昨日は長野県北部水害から5年とラジオで繰り返されていたが、何人もの人に手をあわせて拝んで感謝されたり、自宅に泊めてくれた女性もいて、日本開催のラクビーワールドカップで日本チームが南アフリカに負けた試合を大勢で観たっけ。
ちなみにこの時の女性は「フーテンの寅さん」が大好きで、現在は「寅屋」という民泊をやっている清水則子さん。盛況のようだ。
 
 
 

浄財で能登に正月の丸餅を贈ろう!・・・輪島漆器義援金プロジェクト

2024年10月11日 06時38分12秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
ガソリン代にでもと寄付された浄財が多額となり、その使い道に思い悩んでいた。
仮設住宅に住む老人が「この辺りは紅葉が見事だったのに、最近は夏がおわったらすぐ冬になって、紅葉が見れなくなって淋しい」と嘆いていたが、地域の年中行事も失われたので季節感も薄れ、いつ日常にもどれるかもわからず漫然と時が過ぎていく。
 
別の仮設の区長さんに浄財の用途を相談したら、義援金や支援物資は自主避難している近隣住民から不公平だと文句を言われる辛い立場と聞き、季節感がなくなったと嘆いていたSさんを思い出して閃いた。
 
そうだ正月の餅を贈ろう!元日は震災から2年目の節目だ。
生涯わすれない辛い記念日に、せめて正月らしく餅を食べる間だけでも日常をとりもどしてもらおう!
 
現金1万円を配るより多くの人に行き渡るし、仮設のある地区単位で配るなら文句もでないのでは?と区長さんに提案したら、それなら!と膝をうって賛同してくれた。
 
現金は顔のみえないモノで終わるが、正月餅なら「能登を見捨てない人々の浄財で贈られたモノガタリ」として記憶に残るし、寄付した人たちも納得してもらえる。
 
能登は丸餅で年越しをする文化圏だし、奥能登にお金をまわすことが大事だから、地元で餅の製造販売をする農業法人の友人たちには申し訳ない。
 
奥能登で餅の製造販売をしている業者は軒並み廃業しているらしいが、なんとか見つかって予算額を提示したら驚かれた。今年は業務縮小して営業しているが同業者に声をかけてでも集めますと涙ぐんで快諾してくれた。
 
懐かしい記憶を文化と呼ぶ。文化は生きるチカラ。すべてが丸く収まる正月の丸餅プロジェクト始動!
 
どこにどれだけ配るか調べる必要が出てきたし、救出すべき漆器も出てきた。
 
年末の首都圏でヒスイの作品展や「輪島漆器義援金プロジェクト」の展示販売会、お話し会も集中しているから忙しくなる。
 
 
 

方言こそ文化、能登の復興のチカラ・・・半村良著「能登怪異譚」

2024年10月08日 06時50分43秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
神社仏閣が軒並み損壊し、過疎化で祭礼の存続が危ぶまれる地域もでてきたし、伝統産業も大きな打撃をうけた能登の文化はどうなる?
そんな心配をしていた矢先にブックスサカイの選書コーナーで見つけた半村良著「能登怪異譚」は、全編が能登方言で書かれた創作怪談で、方言こそ文化と能登の人にすすめまくっている。
 
子々孫々と語られてきた方言こそ地域の基層文化であり、文化の最後の砦。能登に人がいる限りは能登方言は無くならないのだから、能登の子供たちに読み聞かせてやってほしい。方言で話すとご先祖に想いを馳せることができ、けっして独りではないのだと生きる気付くハズ。
 
新潟は方言がないと自慢げに標準語で話す輩がたまにいるが、テレビばかり見て祭りの熱狂とは無縁な生活をしているから、帰属社会の文化に疎いだけなのだ。
 
祭りは世代をつないで文化を継承するもの。方言は文化であり、方言の喪失は文化の砂漠化だ。
 
そこにいくと能登方言は「能登はやさしや土までも」そのままに、温かく柔らかい。
 
ひとくちに能登方言といっても地域差はあるし、同じ輪島市内でも海女同士の会話は異質で、まるで中世の祭文や音楽を聴いているかのような心地よさがある。職能集団で方言が違うのが能登の面白さ。
 
海女たちは中世に北九州から移住してきた海民の子孫たる自負が強く、海女言葉に誇りもってつかっていて実にあっぱれと思う。
 
知ってますか?
 
海女は海士町(あままち)以外の地域に嫁ぐと漁業権が失われるために、結婚しても夫婦別姓の内縁関係だそう。能登を知るたびに文化の奥行きの深さに圧倒される。
 
 
 

善意のボランティアが疎外感と不公平感を生む可能性・・・能登半島地震ボランティア

2024年10月07日 06時33分11秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
10月7日~8日に北陸3県に80㎜の「猛烈な雨」警報!能登の人は停電・冠水の備えと避難準備を!
 
門前の仮設住宅民Sさんから、「入居は抽選式なので同じ団地に誰が住んでいるかわからず、数ヶ月に一度やってくる某宗教法人の炊出しが顔見知りになるいい機会になっている」と聞いた。
 
炊出しには集会所・一次避難所・仮設住宅などにボランティアが出向くタイプと、炊き出し場所に被災者が出向くタイプがある。
 
後者の場合は炊出し終了後にボランティアが食っていたりして、もし最初からボランティア分の食事も用意していたなら支援金の使い方として賛否がわかれるところだから、その場合は食費は支払うべきだろう。また車をもたない遠隔地の被災者から疎外感を持たれる問題がある。
 
Sさんとは雑談をまじえて1時間くらい聴き取りしたのだが、孤立しがちな高齢者の話し相手になるのは大事だし、支援の在り方のヒントをもらえたりもするから、こちらもありがたい。
 
この時は理想的な炊出しとして、一次避難所や仮設団地にボランティアが出向き、会話しやすい仕組みつくりをすること。また人数に応じた食事を提供して、不在で参加できなかった被災者のために弁当や余った食材を置いてくれば、不公平感や疎外感は少なくなると感じた。
 
義援金や支援物資についても不公平感と疎外感をよく耳にする。
 
支援物資もありがたいが、衣料などは早い者勝ちで欲しいものがなくなっていくので、自由につかえる義援金の方がありがたいとも聞く。
 
善意のボランティアであっても、被災地で不公平感や疎外感を持たれてしまう現実。ここはよく考える必要があると実感している。
 
 
 

ベストセラー作家ひすいこたろう能登にゆく・・・能登半島地震・水害ボランティア

2024年10月06日 09時05分14秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
奥能登の窮状を多くの人につたえるために、ベストセラー作家のひすいこたろうさん一行4名を被災地に案内した。
 
企画したのは能登の復興支援イベント「レインボウレボリューションプロジェクト」を各地で開催している、金沢出身の漫画家のたっぺんと母親の辰島さんで、この一行とはひすいさんのイベントで糸魚川をガイドしてからの付き合い。
 
累計400万部だかを売っているベストセラー作家が糸魚川に何度も来ているのよ。
 
穴水で一行と合流して最初に案内したのが能登町宇出津の「ふくべ鍛冶」さん。こちらは地震も水害も被害はなかったが、能登の民俗文化をしってもらうためには農林水産業を支える「野鍛冶」に案内するのが早い。みなさん興味津々に若奥さんを質問責め。
たっぺんは能登半島地震をテーマにした漫画を描いた復興イベントのパンフレットを会う人ごとに渡していた。
次は珠洲市に移動して全壊した「いろは書店」さんの仮店舗に案内。仮店舗は老夫妻の息子さんがかわいらしくDIYして3月から営業再開。
ひすいさんはサイン本を進呈。上から目線で「災害ボランティアとはぁ!」と原理主義、教条主義の輩がいるからボランティアに二の足を踏む人がでてくる。各自が得意なこと、できることで寄り添うことが最初。
古事記関連のイベントで引っ張りだこと聞くまっきーさんとは初対面。なにをしゃべっても同感してくれて、えらく気の合う人だった。ちなみにピアノは弾けないそうw
 
わたしは誰でもボランティアに参加できる窓口として「在宅ボランティア」のプレゼンをしてきたが、もちろん「輪島漆器販売義援金プロジェクト」もその一端。
みなさん書籍を購入してくれたし、「輪島漆器義援金プロジェクト」と「レインボウレボリューションプロジェクト」から義援金を渡す。
能登の人は別れの際に見えなくなるまで見送りしてくれる人が多い。だからさっさと別れて次の行先のナビは角を回ってから。
輪島市内を駆け回ったあとにアイスクリームで一服していたコンビニが閉鎖されていて、中は泥だらけの什器や商品が散乱していた。オーナーさんの心情はいかばかりか・・・。
コンビニ裏のタマネギハウス。雨だと至る所にぬかるみができ、晴れたら粉塵となって舞うので顔がザラザラになった。喘息になった人も多いと聞く。
 
被災地の窮状を多くの人に届ける。同時に能登を見捨ててない人がたくさんいると被災地に伝える。
 
個々の善意は微々たるものだけど、仲間になれば大きなチカラになる。
 
わしらガッチリ団結したよ。金集めるよ。能登に人を連れて行くし、買い物して金を落とすよ。
 
 
 

神や仏はいないのか?普通の人のなかにいた!・・・輪島漆器義援金プロジェクト

2024年10月02日 07時44分00秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
瓦礫の中に輪島漆器が災害関連ゴミとして処分されると聞き、後先考えずに「輪島漆器義援金プロジェクト」を始めたのが二月中旬
そのきっかけとなった最初のお宅の漆器を完売した義援金を、昨日やっと送金して一件落着。
7ヶ月かかったが、災害関連ゴミが二度に分けて送金するほどの義援金に生まれ変わったのだ。
冷たい海風に吹かれ、瓦礫に埋まっていた漆器の汚れを雨水で落としても半分以上は傷物だったり、塗りの悪いB級品とC級品だった。2月時点では断水していた。
 
通販に加え、こちらのお宅の漆器は京都の整体指導者の角南和宏さん、カフェを経営する定家さんが展示販売を担当してくれた。展示販売なら対面で傷物を割引販売しやすいが、通販だとB級品以下は状態を写真で確認してもらったり、何度かメールをやり取りするので心身ともに消耗した。
 
一次注文が殺到して休止していた通販は、お盆から再開して順調に売れている。多くの人が通販の再開を待っていてくれていたのだ。
 
現在は蔵に眠っていた綺麗な漆器ばかりなので、いちどに10万、20万円分も買ってくれる人も出てきた。
 
漆器を求めるということは能登を見捨てないぞという表明。
 
能登を再び襲った豪雨災害で神や仏はいないのかと意気消沈していたが、ごく普通の人の中にいたネ。
 
みなさんありがとう!
 
 
 
 

頭を垂れて森羅万象を畏れる・・・新海誠監督作品「すずめの戸締り」

2024年10月01日 07時57分50秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
ブックスサカイの選書コーナーで買った浅田次郎著「神坐す山の物語」と「オオカミの護符」を堪能して、いやぁ面白かったです!山岳宗教が好きなんですか?とW主任に感想を伝えたら、この二冊がオオカミを信仰する御嶽神社に関係していることをご存じなく、なんとなく読んでみたいと選書したそうだ。
 
それはそれで見事な勘の良さですねぇと会話してたら自然崇拝の流れになり、東日本大震災とヒトの想いをテーマにした新海誠監督の「すずめの戸締り」を教えられ、DVDをレンタル。
こちらも素晴らしく、「神坐す山の物語」と「オオカミの護符」と森羅万象を神なるものと畏れていた時代の文化を模索する流れにピッタリでしたと感激を伝えたら「すずめの戸締り」は観てないし、オススメした記憶がないと言われた・・・あらぁ・・・。
 
もしやW主任は巫女的な資質があるのか?幽霊とかみたりしない?( ´艸`)
ご本人も驚いていたが、こんなデキゴトを「不思議なことがあるもんだ。畏み畏み」と、人智をこえた神なるものの計らいと感謝し、野暮な分析をせず受容するのが自然崇拝だ。
 
そしてこの態度こそ「縄文人(見習い)」を自称する者の矜持。うわぁ、ミラクル~!なんてSNSで自慢したりはしないw
 
3日から能登入り。能登の神、祖霊のお導きのまま。畏み畏み。