Mars&Jupiter

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メンデルスゾーンと悪夢、そして「真夏の夜の夢」

2007-07-18 05:39:23 | フェリックス・メンデルスゾーンの作品
昨日は、横浜から星川駅までの間を歩く。
途中聴いた曲は、1809年生まれのメンデルスゾーンの
「真夏の夜の夢」と序曲「フィンガルの洞窟」である。

シェイクスピアの同名の戯曲から霊感を得て作曲したものだが、
今まで知らなかったが、序曲だけ17歳の時に作曲され、
他の曲はその16年後に作曲されているということだ。
その割に、序曲だけ他の曲と違うとか、浮いた感じはなく、
全体的に統一感が保たれているのがさすがである。
あまりにも有名な曲なので、曲の説明は割愛するが、
改めて感じたことは、民謡風の旋律が流れたりし、
ドイツ的な部分が結構あるんだなということである。

序曲「フィンガルの洞窟」はさすがに名曲である。
スコットランド北西沖のヘブリディーズ諸島にある洞窟を
20代の若さで訪れた彼が受けた印象を音により描いた作品で、
ワグナーが彼を「第一級の風景画家」と称えたように、
その管弦楽法の技術はすばらしいと感じる。

ところで、「真夏の夜の夢」というと、私の夢の話。
記憶に残る夢には、いいものがないのだが、
よく、目覚めると悪夢をみていることがある。
ミサイルが飛んできて戦争が始まった夢とか、
富士山が突然噴火した夢とか見たことがある。
確かに非現実的な夢ではあるが、
ありえないことでもないので夢の中ではリアリティがある。

新潟を再び襲った大きな地震だって、
人々にとっては悪夢のように違いない。
関東では長い期間大きな地震がないが、実際に起きたら、
それは恐ろしい悪夢のように感じるだろう。
現実は非現実の夢より恐ろしいものである。
コメント
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