温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

川口温泉 玉縄の湯

2009年02月22日 | 福島県
※現在は閉鎖されています。


只見線沿線は名湯の宝庫です。
会津川口駅からちょっと歩いた野尻川沿いに、週4日しかも夕方にしか入れない共同浴場があります。外観は農機具小屋のようで勿論無人ですが、ここのお湯が実に素晴らしい。
吐湯口で微かに硫黄のような匂いが漂い、口に含むと薄い塩味が広がるのですが、何よりすごいのは大量の泡つき。泡でお湯が白濁しているように見え、実際にお湯に浸かるとまるで気泡で浮かされているかのように沢山の泡が付着します。
ぬるめのお湯なのでじっくりと長湯でき、泡に包まれて夢見心地。
限定された開業時間や良質なお湯を考えれば、プレミアムのついた共同浴場だといっても過言ではないでしょう。



ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
41.0℃ pH7.42 湧出量285L/min

JR只見線・会津川口駅 徒歩10分
福島県大沼郡金山町川口 地図

入浴協力金として200円以上
16:00~20:00(月・水・金曜日休み)

私の好み:★★★
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下諏訪温泉 旦過の湯

2009年02月22日 | 長野県

信州の下諏訪温泉郷にはいくつかの共同浴場がありますが、なかでもこの「旦過の湯」はとびきり熱いことで知られています。慈雲寺に集まる修行増のため鎌倉時代に建てられた旦過寮のお湯がこの浴場の起源とのこと。
ライオンの口からタイル貼りの浴槽に無色透明無味無臭のお湯が掛け流されています。どんなものかと試しに入ってみたら本当に熱くて、がんばっても10秒浸かるのがやっとでした。殆ど精神修行の世界です。でも湯上りは実にさっぱり。ちょっと病み付きになりそうな爽快感でした。サウナから出て一気に水風呂に入るのと同じ感覚なのでしょうか。


なお外にも蛇口があって、開けるとそこからもお湯が出てきます。誰でも自由に汲める温泉の蛇口があることは、それだけ下諏訪地域の湯量が豊富であることを物語っており、界隈の民家には各々温泉が分配されている程です。


ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
62.5℃ pH8.3 蒸発残留1581mg/kg

5:30~22:00
220円
JR中央本線・下諏訪駅 徒歩10分
長野県諏訪郡下諏訪町3411 地図
0266-26-7520

私の好み:★★
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