今年1月に所用で函館へ赴き、単純に自宅と函館を往復するのはつまらないので、帰路はフェリーに乗って下風呂へ寄る事にしました。

函館駅前を朝8:40に出発するフェリー埠頭直行バスに乗車(運賃300円)。悲しい哉、乗客は私一人だけ。バスは国道をかっ飛ばして9:00ちょうどに埠頭到着。ご覧のようにターミナルビルはとっても立派な建物。津軽海峡フェリーって経営環境悪いんじゃなかったっけ?

横殴りの雪が降ったと思えば、忽ち晴れ、良かったと気を抜いていると再び吹雪くような目まぐるしい変化を見せたこの日の天気。歩いて大間行きフェリー「ばあゆ」に乗船。定刻9:30に出航。廃止が噂されるこの航路ですが、この時は20人近い団体客の他、私のような一般客の姿もちらほら。決して需要は低いわけじゃないようですが、採算ラインに届かないんでしょう。

11:10に大間港到着。やっぱり下北半島は函館より雪が少ない。

フェリー埠頭から歩いて5分ほどの寂しい集落の中にある根田内バス停から下北駅行バスに乗車。ここから乗った客はやはり私一人。車内には頬っかむりをしたおばちゃんが何人か乗車していました。辺りの景色といい人々の恰好といい、北海道から下北半島へ渡ると、時計の針が思いっきり逆回しされたようで、昭和の寒村漁村の姿がそのまま残っているのであります。

雪に覆われ凍てつく下風呂のメインストリート。今冬の下風呂は雪が多い気がします。

数ヶ月前にもお世話になったまるほん旅館さんへ今回も投宿。女将も若女将もとっても親切で家庭的で、お客さんとの距離の置き方が絶妙。ちゃんと私のことを憶えていてくれました。「お世話になります」より「ただいま」と声を掛けたくなるお宿なので、私はすっかり気に入ってしまいました。

今回通されたお部屋は海が見える広い角部屋です。

花より団子、温泉より飯。無芸大食な私は、何はともあれ、夕食が楽しみなのです。10000円+ちょっとの料金プランでお願いしたのですが、どうですか、このボリューム。
全部平らげるのに1時間以上もかかっちゃいました。海産物には目が無い私は欣喜雀躍しちゃう献立で、殊にこの時は鮟鱇のシーズンが始まった頃だったために、旬の鮟鱇料理(味噌鍋・肝の揚げ物・あえもの等)に舌鼓を打たせていただきました。いやぁ、美味い!

こちらは朝食。やはり海産物のオンパレードで、朝から嬉しい限りです。筋子と烏賊の刺身はご飯が進みますね。就中注目すべきは烏賊の塩辛の鍋。塩辛を火に通すことによって生臭さが消え、食べやすいマイルドな風味に変わるのです。この塩辛鍋でもご飯が進み、お櫃はすっかり空になってしまいました。

温泉のブログなので、温泉のことも書きましょう。
この晩は男性客が私一人だったので、お風呂を独り占めすることが出来ました。脱衣所から浴室へ下りる階段で鼻をくすぐる硫黄の香りがお湯への期待を高めます。
以前の記事では「ここのお湯は乳白色に濁っている」という内容を書きましたが、それは先客がいる場合で、しばらくお湯を放置しておくと、濁りが沈殿して無色透明の上澄みが発生するのです。それを掻き混ぜると綺麗な乳白色濁りに早変わり。
厳寒期だったためか、今回は加水せずそのままでちょうど良い湯加減でした。
収斂する酸味+弱塩味の硫黄泉、肌に優しくスベスベで、いつまでも入っていたい素晴らしいお湯です。
美味いもんで腹を満たし、乳白色の硫黄泉で夢心地になり、もう後は布団にくるまって高鼾をかくだけ。下風呂最高!
後日わざわざ訪問時の私の画像をプリントしたハガキを郵送してくださいました。細かな心遣い、ありがとうございます。
またお世話になります。
大湯(再)
酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)
64.0℃ pH2.4 湧出量測定不可 溶存物質3.2983g/kg 成分総計3.6112g/kg
JR大湊線・下北駅から下北交通バス佐井・大間方面行で下風呂下車(約1時間10分)
青森県下北郡風間浦村下風呂字下風呂113 地図
0175-36-2330
ホームページ
立ち寄り入浴7:00~21:00
宿泊利用のため現金での入浴料金はわかりません
私の好み:★★★


函館駅前を朝8:40に出発するフェリー埠頭直行バスに乗車(運賃300円)。悲しい哉、乗客は私一人だけ。バスは国道をかっ飛ばして9:00ちょうどに埠頭到着。ご覧のようにターミナルビルはとっても立派な建物。津軽海峡フェリーって経営環境悪いんじゃなかったっけ?


横殴りの雪が降ったと思えば、忽ち晴れ、良かったと気を抜いていると再び吹雪くような目まぐるしい変化を見せたこの日の天気。歩いて大間行きフェリー「ばあゆ」に乗船。定刻9:30に出航。廃止が噂されるこの航路ですが、この時は20人近い団体客の他、私のような一般客の姿もちらほら。決して需要は低いわけじゃないようですが、採算ラインに届かないんでしょう。

11:10に大間港到着。やっぱり下北半島は函館より雪が少ない。


フェリー埠頭から歩いて5分ほどの寂しい集落の中にある根田内バス停から下北駅行バスに乗車。ここから乗った客はやはり私一人。車内には頬っかむりをしたおばちゃんが何人か乗車していました。辺りの景色といい人々の恰好といい、北海道から下北半島へ渡ると、時計の針が思いっきり逆回しされたようで、昭和の寒村漁村の姿がそのまま残っているのであります。

雪に覆われ凍てつく下風呂のメインストリート。今冬の下風呂は雪が多い気がします。

数ヶ月前にもお世話になったまるほん旅館さんへ今回も投宿。女将も若女将もとっても親切で家庭的で、お客さんとの距離の置き方が絶妙。ちゃんと私のことを憶えていてくれました。「お世話になります」より「ただいま」と声を掛けたくなるお宿なので、私はすっかり気に入ってしまいました。


今回通されたお部屋は海が見える広い角部屋です。


花より団子、温泉より飯。無芸大食な私は、何はともあれ、夕食が楽しみなのです。10000円+ちょっとの料金プランでお願いしたのですが、どうですか、このボリューム。
全部平らげるのに1時間以上もかかっちゃいました。海産物には目が無い私は欣喜雀躍しちゃう献立で、殊にこの時は鮟鱇のシーズンが始まった頃だったために、旬の鮟鱇料理(味噌鍋・肝の揚げ物・あえもの等)に舌鼓を打たせていただきました。いやぁ、美味い!


こちらは朝食。やはり海産物のオンパレードで、朝から嬉しい限りです。筋子と烏賊の刺身はご飯が進みますね。就中注目すべきは烏賊の塩辛の鍋。塩辛を火に通すことによって生臭さが消え、食べやすいマイルドな風味に変わるのです。この塩辛鍋でもご飯が進み、お櫃はすっかり空になってしまいました。


温泉のブログなので、温泉のことも書きましょう。
この晩は男性客が私一人だったので、お風呂を独り占めすることが出来ました。脱衣所から浴室へ下りる階段で鼻をくすぐる硫黄の香りがお湯への期待を高めます。
以前の記事では「ここのお湯は乳白色に濁っている」という内容を書きましたが、それは先客がいる場合で、しばらくお湯を放置しておくと、濁りが沈殿して無色透明の上澄みが発生するのです。それを掻き混ぜると綺麗な乳白色濁りに早変わり。
厳寒期だったためか、今回は加水せずそのままでちょうど良い湯加減でした。
収斂する酸味+弱塩味の硫黄泉、肌に優しくスベスベで、いつまでも入っていたい素晴らしいお湯です。
美味いもんで腹を満たし、乳白色の硫黄泉で夢心地になり、もう後は布団にくるまって高鼾をかくだけ。下風呂最高!
後日わざわざ訪問時の私の画像をプリントしたハガキを郵送してくださいました。細かな心遣い、ありがとうございます。
またお世話になります。
大湯(再)
酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)
64.0℃ pH2.4 湧出量測定不可 溶存物質3.2983g/kg 成分総計3.6112g/kg
JR大湊線・下北駅から下北交通バス佐井・大間方面行で下風呂下車(約1時間10分)
青森県下北郡風間浦村下風呂字下風呂113 地図
0175-36-2330
ホームページ
立ち寄り入浴7:00~21:00
宿泊利用のため現金での入浴料金はわかりません
私の好み:★★★