パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ちびの話

2005年05月24日 | Weblog
5月23日(月)晴れ
9時を待って近所の婦人科に駆け込む。
子宮がん検診をお願いしますっっ!
先生が「何か気になる事は?」とおっしゃるので
先日の健康診断での尿潜血のことを言うと
今日それも調べる?別料金だけど・・
ということで尿検査もお願いする。
で、エコーの結果は異常なし。
しかしやはり今回も潜血ありとのこと。
考えられるのは、尿管に傷があるか、尿結石があるか。
膀胱がんという文字が頭をよぎる・・・
あ~一難去ってまた一難。
来週検査結果が出るからそのあと紹介状を書いてもらうことにする。
またどよよ~んとした気分で帰宅。
先日一緒に長野に行ったしんぺー君のママも4月に膀胱がんの手術をしたばかり。
血尿に気づいて病院へ行ったそうだ。
血尿は出ないけどこの腹痛ずいぶん前からだしなあ~
ため息ついでにもうひとつ、
先日実家の母から電話。
16年飼ってる黒猫のちびがあごにけがして
そこが膿んだらしく非常にくさい。
食欲もないし、激やせらしい。
もう年も年だしねえ~
で、どうする?・・・って。
病院に連れて行ってよぉ~~~
母は「動物には自然治癒力があるのだ」と言いめったに病院へ連れて行かない。
以前飼ってた柴犬ポリーも病院へ連れて行ったという話を
聞いたおぼえがない。
それでもやはり17年くらいの長生きした。
最期は少しかわいそうな悲しいものだったが
それはまたいつか。
ちびは私が、交差点でふらふらしてる子猫の時にひろった。
このままじゃ車に轢かれちゃう!と道路からよけてあげるだけのつもりが
一回抱っこしてしまったら、もう手放せなくなった。
またこんな大きな交差点に出てきたら今度こそ轢かれる。
黒猫だし、そうそう愛想もよくないやつだし、
ここであたしが拾わなきゃ・・・
娘が生まれる時、動物は赤ちゃんに良くないわよと言われたりもしたが
特にトラブルもなく、ちびはよく娘の面倒をみてくれた。
娘の写真の横にはいつもちびがいた。
外に出たがる娘を抱っこして散歩すると
必ず後ろからちびもついて来て
「あかちゃんと散歩する黒猫ちゃん」と近所でちょっと有名だった。
娘に引っ張られても乗られても、黙ってそこにいた。
ちびにあげていた、だしをとった後のいりこを
ちびと娘が一緒に食べてたのを見た時は
1人で大笑いして、思わずシャッターを切った。
朝、おしっこのためにちびを外に出し、二度寝してしまい
ふと気づくと娘がいない!
大慌てで外に出ると裸足のまま庭に出て
砂遊びをする娘とその横にちょこんとちびが座って見守ってた。
家と建て直すため、そこから2キロほど離れた所に引越した時
ちびも連れて行ったのだが
ちょっと目を離したすきにいなくなった。
1日2日経っても帰ってこない。
まだ1歳くらいだった娘をベビーカーに乗せてそこらじゅうを
探し回った。
違法と知りつつ、電柱に張り紙をした。
娘が昼寝をすると今度は1人でまた探した。
まさか前の家に・・・と思い、車で行って
全部壊した家の前で「ちびーっ!」
「みゃ~」
いた!ひょろひょろっと出てきた。
ひしっ!と抱きしめて号泣する私。あほだ。
ちょうどこの頃は前夫が家を出た頃で
夫も出て行き、ちびもいなくなるのかと愕然としたが、
夫は自分の意思で出て行ったがちびは迷ってしまったに違いない。
愛想のない人間嫌いの猫嫌いの猫だ、私以外とうまくやれるはずがない。
私なしでは生きていけないやつなのにと
毎晩泣いたものだった。
ちびが帰ってきてくれて、ちょっと私の中で何かひとつ前進したような気がした。
実家の建て直しが完成し、
父が退職して地方から戻ってき、
私の離婚が成立し、
私も娘とちびを連れて出戻ってきた。
娘を母に預け、会社勤めを始めた私。
朝、バス停へ走るといつも途中まで見送ってくれ、
夜暗くなって帰宅すると、どこに待ってたのか
「みゃ~」と出てきて、いつも一緒に帰った。
娘は成長していき、私に時々聞いた。
「ママは私とちび、どっちがかわいいの!?」
「そうねえ~同じくらいかな。」
先日のおばあちゃんから聞いたちびの容態を娘に聞かせると
しくしく泣き出した。
あなたにとっては兄弟のようなものだものねえ~
夏に帰るまで頑張ってちび。
最後にもう一回抱っこさせて。
明日、ちびの診療代とおいしい缶詰を送ろうと思う。
今夜はまぐろのあらとごぼうの煮物、冷奴、玉ねぎとワカメのお味噌汁。
魚を見ては、美味しそうに食べるちびを思い出し、
いりこを見てはちびを思う今日この頃。

コメント
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