パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

堺の刃物屋さんこかじ

2017年04月27日 | 当選品&モニター&おタメし
4月27日(木)曇り
『べっぴんさん』が終わり、手芸熱も一段落。
『人は見た目が100%』効果で次はオシャレに・・・目覚めないところが52歳主婦の、よく現実をわきまえているところです。
では、何に力を入れようかと思いますに、やはり料理ですな。
いや、今まで手を抜いてたわけではないですよ。
でも一瞬、娘が家を出てた間に一気に老け込んで、食卓が茶系になった感は否めない。
そして、速攻で娘が出戻ってきて、母の料理に辛口評価を下すわけです。
母は褒められるのが好きですが、貶されても発奮するタイプ。
無表情というか無反応というか
「おいしい?どお?」の質問に「うん」とか「ああ」とかだけの反応よりはまだ「味がないっ!」とか「色が地味っ!」とかの反応の方が嬉しいわけです。
ストレスやらその他諸々で5キロも太った!と大騒ぎの娘のために肉より魚、そして野菜たっぷりメニューを心がけてますが、
気になるのが包丁の切れ具合。
お肉だとあまり気にならないけど、魚をさばくときにはやはり包丁の切れ味が気になる。
我が家の気まぐれ研ぎ師にそろそろ頼もうかと思っておるところ。

そんな今日この頃、ワタクシの目を引いたのがこちら!
【3名様に包丁プレゼント!】スパッと切れる包丁で料理を楽しく!【刃物屋こかじ】 ←参加中
ホームページに飛んでみると、あるわあるわ、刃物が売るほど!(売ってます)
この中から2本選ぶとなると・・・
1本は即決!
これ!【SAKAI OWL】オールステン 牛刀 210mm
決め手は、刃とハンドルが一体化というところ。
ワタクシ、お鍋やフライパンも柄と本体が一体化してるものが好み。
前世で何か不幸なことがあったのか、柄が突然取れるという恐怖感が募るのです。
だからティファールとかの、柄の取れるフライパンとか全然欲しくない。
使いたくない。怖いもの。
今作ったばかりの熱々のものが、柄を持ち上げたと同時に柄が本体から離れて、ワタクシの足にまとわりついていたイチの上に降り注ぎ・・・という怖い光景を思い浮かべてしまうのです。
あと、つなぎ目のところが掃除しにくいというのも嫌いな点です。
この包丁の、切れ目のない美しいボディライン。うっとりしました。

もう一本は・・・「魚をさばく」と検索窓に入れてみますと・・・
これまたすごくよさげなものが!
武峰作 黒打 サバキ包丁
めっちゃさばけそう!

これがあったら・・・

この前作った鯛の煮付け。こんなに腹がえぐれなくてすんだやもしれぬ。
これがあったら・・・

先日作った鯵のなめろう。
鯵二尾を捌いて作ったんだけど、さばくのにめちゃ時間かかって、自分の体温の高さを案じるほどでした。
女が寿司職人に向いてないのはこの体温のせいかっっ!と思いながらさばいてたけど、
今なら「いや、包丁のせいであって、女のせいではない」と言おう。
この包丁ならあっという間に三枚におろして、叩いて・・・いや、綺麗に下ろせて、叩くのがもったいなくなってそのままお造りとして出したやもしれぬ。

もしも包丁が当たった暁には
←九州に帰省したとき食べたもの
こんなお造り盛り合わせをばああ〜〜〜んとご披露いたします。
なにとぞなにとぞよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CMの話

2017年04月25日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月25日(火)晴れ

我が夫、マメな人であります。
老後の楽しみに、映画やら「水曜どうでしょう」やらをDVDに焼き付けておられますが、その編集の際、CMをカットしてチャプターをナンチャラカンチャラして(←妻には今ひとつよくわかってない作業)
我が家はテレビが一台しかありませんので、夫のその作業中、妻もその番組アンドその作業を見せられるわけです。
CMを飛ばしすぎたと言っては少し戻り、カットするタイミングが悪いとやり直し・・・
不本意ながらその番組を見てるとは言え、ついつい見入ってる妻としてはイラっとします。
そもそも、ワタクシはCMをそこまで憎む意味がわからない。
嫌なら見ながら飛ばせばいいだけの話ではないか。
嫌いなCMもあるけど好きなCMだってあります。
auの三太郎シリーズとか、猫オムライスのきよらとか(←今、検索してて爆笑した!『コレジャナイ感』
老後の楽しみのDVDならなおさら「あ〜この頃、こういうCMあったねえ〜」と懐かしむことだってできるではないか。

そんなCM好きなワタクシが、「これはないわっっっ(怒)」と毎回苦虫を噛み潰したような顔で見ていたCMがアマゾンの「ゴールデンレトリバー編」
赤ちゃんがワンちゃんを怖がり、悲しげな表情するワンちゃん。
このあかんぼ、ライオンのぬいぐるみは大好き。
そんなワンちゃんのために、クソ飼い主が取った策が「アマゾンでライオンのたてがみを買ってゴールデンレトリバーにかぶせる」
すると赤ちゃんがワンちゃん怖がらなくて、めでたしめでたし。
はぁ〜〜〜??
おかしかろう?
このワンちゃんも家族の一員だろ?
なんでライオンの着ぐるみ着せられなきゃなんないの?
ありのままのワンちゃんの姿のまま赤ちゃんと仲良くする策を考えろよ!アホかっ!
と、毎回イライラしておりました。
最近見なくなってホッとしてましたら今度は「ポニー編」
これまたじわっとイライラします。
障害物を軽く飛び越える馬たち。
障害物の前で立ちすくむポニー。
そりゃそうですよ、ちっちゃいんですからポニーは。
そして、何が腹たつって、馬がこのポニーを威嚇して仲間はずれにしてるかのような映像。
そんなことホントにするのか?
馬って賢いんでしょ?そんなアホなことする?
さらにはそれを見てたアホ調教師がアマゾンでフラフープを買って、低く持ったそれをポニーにくぐらせて、めでたしめでたし。
はぁ〜〜〜???
バカなの?
こんなことでポニーのプライドが保たれると思ってるの?
もしホントに、障害物飛べないことで仲間外れにするような品のない馬たちだとしたら、このフラフープの輪くぐりでポニーを見直したっ!お前も仲間だ!とか言う???
と、まぢで毎回腹立ててます。
・・・そんな君のためにCMは全部すっ飛ばしてやってるんだよ(夫心の声)

余談ですが、ワタクシ、今の今まで「きよら」のCMの声「せつない」とか「せまい」とかの可愛い声は、寺田心くんだとばかり思っておりました。
検索してびっくり!今を時めく新津ちせちゃんでした。
同じく、今を時めく新海誠監督のお嬢さんで、「三月のライオン」のモモちゃん役の子です。
と、検索したりユーチューブ見たりしてるとあっという間に時間が過ぎる。
今日こそは衣替えしようと思ってるのだ。
胸肉もなんとかせねばならんし、サッシの掃除もしたいところ。
頑張れあたし!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イミダペプチドスープ

2017年04月24日 | 当選品&モニター&おタメし
4月24日(月)晴れ
我が心のアマン「モラタメさん」から
「君、最近疲れてないかい?働きすぎてるんじゃないかい?これをタメしてごらん。」
届いたのは・・・
日本予防医薬の「イミダペプチドスープ」です。


イミダペプチドスープ 濃厚コーンクリーム仕立てが「モラタメ」で貰える!



なんとな〜く聞いたことある成分だよな〜〜〜
鳥の胸肉のあたりに、もごもごもご・・・という程度のワタクシのために、リーフレットや本「すべての疲労は脳が原因2」も同封されています。
今、早速読んでいるところです。
この本の感想はまた後日語るとして・・・

一言で言えば、このイミダペプチド成分ってのは鶏の胸肉に含まれており、抗疲労、疲労回復の働きがあるんです。
ってことで、早速鶏の胸肉がチルド室に鎮座しているn家の冷蔵庫であります。
が、ワタクシ、ぢつを申せば胸肉のパサパサ感が嫌いで、ついついもも肉を買ってしまいがちでして、胸肉料理のレシピはあまり持ち合わせておりませんゆえ、この後、色々検索して美味しくいただけるよう勉強するつもり。
で、月曜は、午前中も仕事に行き、夕方もまた仕事に行くというちょびっとハードワーカーになる日。
そんな午後からのために、一人ランチにこのスープをつけてみました。

なんとこのコーンスープには、1包に100mgのイミダペプチドが配合されているのです。
お手軽で、美味しくて、さらにぐったり感を軽減してくれるという優れもの!ありがたやありがたや。
コンソメスープもあるとのこ。
こちらも気になるところ。
オニオングラタンスープのレシピが載ってるので是非とも試したと、お取り寄せを検討中!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コワイコワイ

2017年04月22日 | 子供ネタ
4月22日(土)曇り

昨夜、仕事が終わり、帰り道にラインをチェックすると、郷里の友人たちから久々のライン。
揃って「○ちゃん(←我が娘)が△新聞(←地方新聞)に載ってるね。頑張ってるね。小さい頃から知ってるだけに涙が出たよ。」と喜んでくれているが・・・
本人ともども親のワタクシにも全く身に覚えなし。
だが、おそらく以前の職場がらみのことだろう。
以前の職場では、何かとメディアに取り上げられたりしていたから。
とはいえ、テレビも新聞もラジオも雑誌にしても、その地方都市の中だけのことであった。
それが、今この時になぜ遠く離れた九州の地方紙に???
友人が写メ撮って送ってくれたので見ると・・・確かに我が娘が写真入りで名前入りで、ご丁寧につい最近誕生日を迎えたその正確な年齢までもが・・・
帰宅した娘に話すと、激昂し、新聞社にクレームの電話をする勢いである。
しかし、まあ、落ち着きなさい。
ここでクレームの電話したところで、良くて、翌日小さな訂正記事が載るのが関の山。
そんなのが出たって何の解決にもならない。
ここは静かにスルーした方が身のためだよ。

娘が言うことには・・・
今、エゴサーチすると「辞職」とか色々付いてきて、挙句住んでる町名までも出てくるらしい。
やだね〜〜〜コワイね〜〜〜
ほんのちょびっとだが、芸能人に同情したよ。大変ですね〜って。
メディアに取り上げられること自体を嫌がっていた娘であったから、腹立てる気持ちもわかる。
言ってないことを書かれたり、捻じ曲げて書かれたりもして、マスコミ不信みたいなものも持っていたようだ。
そうそう!「ボンビーガール」の出演依頼が来た話には笑った。
断ったと聞き、少しがっかりした母はミーハー?
母は、娘が何かに載ったりするたびにワクワクしては切り抜いておばあちゃんに送ったりしていた。
そして、離れて暮らすのは寂しいけど、娘が選んだ道だものと自分に言い聞かせ、娘がその地に溶け込んでくれることを願ったし、
永住することになるだろう、くらいの決心までしていた。
だから、辞めて帰ってくるって言い出した時は猛反対もした。
しかし、話を聞けば聞くほど「う〜む・・・そりゃ働きづらいわな。」という環境。
しゃーないなあ。帰っておいで。ということになった。
甘いと言われれば甘いかもしれぬ。
しかし、もし、この新聞掲載によって思わぬ騒動やら何やら巻き起こったら、あたしゃ娘のために色々暴露するからねっ!
これ以上、娘の気持ちを逆なでするようなことはしないでくださいね。

と、少しイラっとしながらこの日記を書いている最中にもまた郷里の友人からメール。
「○ちゃん、新聞に出てたねっっ!」
はぁ〜〜〜っ。ため息つきつつ、やんわりとふんわりとした返信を打つ。
「今度帰省した時に色々話すからね〜〜〜」

今日は娘も夫も休日出勤。
衣替えしたり、掃除したり、お料理したり、楽しく過ごすといたしましょう。
みなさま、よい週末を!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘の話

2017年04月20日 | 子供ネタ
4月17日(木)晴れ

娘が東京へ戻ってきて、先月末から働き始めた。
もともと、ハードルが低いこともあり(一般的にという意味で)再就職先はあっという間に決めてきた。
電車一本で行けるし、人間関係が良いということで、気持ちよく働いているようだ。それが何より。
この会社はこの会社で、新しく入った社員(我が娘)に辞められないよう全力で頑張ってくれているようで親としてはありがたい。
先週末は、その部署の女子二人(といってもオネーサマ方)から食事に誘われご馳走していただいてた。
娘曰く「生まれて初めて食べるようなチョー高級焼肉店だった!」
オネーサマAが「部長が、『今夜女子会なんだろ?』って寸志って書いた封筒くれて、一万円入ってたの!」
このブチョーさんってのがものすごい善人で、部署の女子たち曰く、怒ったところを見たことない。
娘によると、オネーサマBは少々天然がかっていて、この数日一緒にいるだけでも色々やらかしてるらしいが、それでもブチョーは穏やからしい・・・
なおかつこのブチョー、面白い人らしい。
関西人で関西弁というのがまた良いんだよね〜と娘はこのおぢさまを気に入っている(関西人好きは母譲り)
この会社、社員旅行があり、隔年で海外。
で、今年はバリ島。
採用が決まった時、社長が「もう少し早かったら君も一緒に行けたのになあ〜」
そういうのが苦手な娘はほっと胸を撫で下ろしたらしいが、聞くに、社員旅行といえど現地に着いたら解散で自由行動らしい。
おもろい会社だ。
数日前に娘が給湯室にいたら社長がやってきて、ほとんど壁ドン状態で聞くに「君は化粧品にこだわりがあるの?」
どうやらバリ島で化粧品のお土産を買ってきてくれるらしい。
社長室には北方謙三の小説がずらり並んでいるとかで、母としては少しクエスチョンマークが頭の上に浮かぶ。
自慢じゃないが北方謙三氏の本は一冊も読んだことない。
ハードボイルドを書く人という浅いイメージのみ。
だから、社長室に北方謙三???となるわけだ。
かといって、経営理論の本が並んでたり城山三郎が並んでてもね〜
宮本輝が並んでたら素敵過ぎて危険過ぎる。
と、しばし、社長室に並べるべき本について盛り上がる母娘。
夫のみが「北方謙三は今や歴史小説の・・・云々」と語ってるが割愛。

旅行前の先週になると、なんとなく皆、浮かれ気味で、特にこのおもろいブチョーはバリ島の通貨が「ルピア」と聞いてからは会話にやたら「ルピア」を入れてくるらしく娘のツボだったらしい。
そして、オネーサマ方は「いつものことね」という感じでスルーする様がまた面白く、娘一人が爆笑してたとか。

で、月曜日、たくさんのお土産をいただき、母もご相伴にあずかる。
社長は、予告通りディオールの口紅。
激安化粧品しか持たない我が娘は空き箱までも捨てがたいというのがおかし。
チョコやらポップコーン、石鹸にジェルパック。
一番インパクトあったのが、例のおもろいぶちょーのお土産。
キーホルダーだ。
バリにもこういうのがあるんだと吹き出してしまうほど、日本のお土産やさんで買ったっぽい。
はっきり申し上げて究極にダサい。
が、娘はゲラゲラ笑いながら鍵にジャラジャラつけて「ヤバイヤバイ、やばい人みたいだ」と大喜び。
人徳って、怖い。
ブチョー!どうかこの世間知らずで無愛想で一般常識に欠けたところのある娘ですが、何とぞ末長くよろしくお願いします。

今日の一枚は、今、ファミマでやってるキャンペーンのチラシ。
しんちゃん大好きな我が娘、親のみならず友人知人に告知して、700円以上買うと引けるカードを集めている。
「コンビニにはいかない主義」の母まで駆り出されては花見用の弁当やら買わされた。
しんちゃんのキャリーバッグを狙ってるらしい・・・
そうだ!先週の日曜は、近所の公園へ今年最後の花見に家族で出かけたのだった。
その写真を一枚貼っとくべきでしたな。

ウコンザクラ。
花が緑という変わり種。八重で綺麗。
今年の桜はホントに長いこと楽しませてくれました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

看取る

2017年04月17日 | 衣・食・住
4月17日(月)晴れ

義父が亡くなった時、皆が口を揃えて「幸せな人だった。」と羨ましがり、自宅で介護していた義弟を褒め称えた。
もちろんワタクシも、すごいと思うし頭上がらないしお義父さんは幸せだっただろうと思うし、その前に同じように自宅で亡くなった義母も幸せだっただろうと思う。
でも、ここに至るまでの間、ワタクシは何度も、違和感のようなものを抱いた。
それは、夫の実家とワタクシの実家の、宗教観の違いとか、家庭環境、その他もろもろ色んなものが複雑に入り混じってのことだ。

まず義母の癌が発覚した時。
転移も見られ、もう手術はできないとのことだった。
ワタクシは「もっと大きな病院で診てもらえば?」と言った。
しかし、実家から通院できる病院で診てもらいながら自宅での介護が始まった。
痛みをお灸で癒したりしてたと聞き、癌の壮絶な痛みをそんなもので解決できるのだろうか。普段から我慢強かった義母だからできたことだと思った。
ワタクシは、いや、ワタクシの両親及び一族は、基本西洋医学を一番と思っている。信用している。
癌と聞けば「切ってくれ!」と思う。
「切れない」と言われたら、「切ってくれるところ」を探し回る気がする。
そして、どうしても見つからなかったら絶望して、そこから少しずつ立ち直って(どんなシミレーションだ?)死に向き合うと思う。
しかし痛みとか恐怖はやはり西洋医学的なもの=病院に頼ると思う。
癌で亡くなった叔母が二人いるが、二人とも病院で亡くなった。
一人の叔母(父方)は、初めは自宅で最期を、と言ってたが癌の痛みに耐え切れず入院した。
それを聞いた我が母も「きっとあたしもそうすると思う」
年齢的なものも関係するとは思うが、癌経験者であるワタクシも、ものすごくジタバタした。
病院に100%委ねた。
まずは、こういう点で、ワタクシは違和感を感じた。

次に、自宅での介護についてだが、どんなに福祉の力を借りたとしても、やはり自宅で介護というのは大変なことだ。肉体的にも精神的にも。
義母が亡くなった時に、義弟の部屋に掛かってたカレンダー一面に殴り書きされた「南無阿弥陀」の文字が、義弟の精神状態そのものに思われてならなかった。
怖かった。
ワタクシだったらとっくに壊れている。
そして、義弟よりもっと精神的に弱かった義父は、弱っていく妻(義母)を見ることも看ることも慰ることすらもできなかった。
だから、義母が亡くなった時、一人で抱え込んだ義弟が吐いた捨て台詞のようなものは、ワタクシの心に突き刺さった。
「父ちゃんが寝たきりになっても俺は面倒見ないからなっっっ!」
「そうだそうだ!君だけが抱え込むこの環境は良くないよ!」と、距離を言い訳に、何もできないし、しようともしない長男の嫁は心から同意した。
しかし、いざ、その直後に義父が寝たきりになった時も、また、いつの間にか自宅で義弟が看るということになった。
ここらの経緯はよく分からない。
兄弟で話し合った結果、こうなったらしい。
ワタクシの母は、「もし母さんが介護が必要な時になったら施設に入れてね。」と言い続けている。
それが刷り込まれているのか、はたまた遺伝子として生まれ持ってのものか、ワタクシも娘にそう言う。
我が子の人生の負担になりたくないと思う。
そりゃ元気で、自宅で、楽しく暮らせて、眠るように死んでいけたらそれが一番だが、そうそう上手くいくものじゃない。
頑張って頑張って自分たち夫婦だけでなんとか頑張って、それでも厳しい状況になったら、施設に入れるだけの蓄えを備えておこうというのがワタクシの将来設計。
娘に、資産を残してあげたいとはこれっぽっちも思わないが、負担だけは負わせないというのが、ワタクシが思う親としての最後の義務だ。
でも、おそらく夫や、義弟達は違うのだろう。
義母が、自宅で舅姑達の介護をしてきたのをずっと見て育ってきた。
それが当たり前のことだから、自分たちも両親を家で看取るべき(実際には残ってる義弟一人でだったが)と思ってたのだろうし、
義父母も、なんの疑問もなく子供の世話になったのだろう。
家庭環境の違いからか、ワタクシはずっと違和感というか、「義弟の人生はこれでいいだろうか?」と思い続け、もっと言えば、義弟が結婚してなくて良かったかも、とすら思った。
おそらく、義弟は、嫁にも当たり前のこととして親の介護をさせたであろうから。

義父の容態が悪化したと聞き、とにかく息のあるうちに一目会ったほうがいいよと、帰省を勧めた。
義母の時にも最期に間に合わなかった辛い思いがあるので、年度末のチョー激務中だったが、夫は連休を使って帰ることにしていた。
帰省予定の前日、義父が救急車で運ばれたものの、老衰なので(まだ82歳なのに!?老衰って!!!)治療もなく、そのまま自宅へと連れ帰った。
そして、その晩に亡くなったのだが・・・
それまでの、彼ら兄弟の考え方(自宅で看取る)は揺るがないものということは理解できる。
病院で亡くなってしまったら、それまでの義弟の苦労が半減するとは思わないけど、それに近いものを彼らは感じるのかもしれない。
だから、意地でもうちに連れて帰ってきてあげたかったのだろう。
ただ、ワタクシだったら、最期の瞬間に立ち会って、手を握っててあげたいと思ってしまう。
本人はもう意識はないだろうから、これはもう残されたものの勝手な感情なのかもしれないが。
だから、そのためには、少しの延命措置くらいは許されないだろうか。
遠く離れた所に住む子供たちが帰ってくるまでの間、病院で、息をしている状態で、待ってもらうのは、残されるものの最後のわがままと許してもらえないだろうか。
ワタクシは、自分の親にはそうしたいと思う。
たとえ、そこが自宅でなくても良いと思ってしまう。
これは、自分にも当てはまる。
最期は、家族が手を握ってくれて、ワタクシに余裕があれば「ありがとう」くらいは言いたい。
義弟が「医者が来るまで、息の止まった親父を30分間、ただ見てた。何をしたらいいかも分からなかったからさ。」
一人で、親の死に目に立ち会う辛さって悲しすぎないか?背負わせすぎてないか?

人が生きて死んでいくことは、いろいろ大変だ。
子供にだけは迷惑かけないようにしよう、これが50を過ぎたワタクシの思う生きる目標である。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少し切ない話その2

2017年04月10日 | Weblog
4月10日(月)晴れ

夫の実家にいる義弟Aは独身で、義母と義父を自宅で介護し看取った。
お焼香に来る方来る方みなさん口を揃えて「自宅で看取るなんて実の娘にもできないことよっっっ!」と義弟を褒め称えられる。
ごもっともです。その通りです。義弟Aに足向けて寝られません。
と、まあ、この自宅での介護についての見解は後日語るとして・・・

もともと、真面目で、親思いの義弟A。
年末、早めに帰省したワタクシたちがわちゃわちゃお正月の準備をしていると、夕方、仕事から帰って来る。
あれ?義弟Aの会社って、今日が仕事納めじゃなかったかしら?
普通、仕事納めの日って、そのまま飲み会へとなだれ込んで、そのまま午前様って流れになるのが健全なる社会人ではないのか?
すると義弟Aは「俺、蕎麦打たなきゃいけないからさ。」
お正月の朝、毎年恒例のように義母が「今年こそは○○(義弟A)が結婚するってよ」と冗談めかして言ってたが、ワタクシは心の中で、「お義母さん、一度うちを出さなきゃ結婚できませんよ。こんなに親思いの息子のとこに若い嫁が来るわけがないわ」と思っていた。
義母が癌で臥し、義弟Aが自宅で介護し、そのすぐ後には義父も寝たきりに。
これまた義弟Aが自宅で介護した。
ワタクシは、「親より子が大事」と思うし、そういう環境で育ってきたので、義父のことより義弟のことが気がかりだった。
週末になると夫が義弟に電話していたが、ある時、「今、カラオケスナックにいるんだ。」
義父が寝た後に、時々呑みに出かけるようになったらしい。
ワタクシは「よかったよかった。義弟Aにも息抜きが大事よ。可愛い女の子とかいればいいけどねえ〜」
もっと妄想を膨らませては「もし、フィリピンの女の子と結婚するって言っても反対しちゃダメよ!」などと夫に言ったりしていた。

無事に義父の葬儀も納骨も終わり、親戚達も帰っていき、義弟とワタクシ達夫婦だけになった晩のこと。
冗談めかして夫が「〇〇は、行きつけのスナックが何処なのか教えてくれないんだよ。」と言う。
はっ!いよいよ義弟の恋の話が聞けるかっ!?
目をキラキラさせて前のめりのワタクシに、義弟が言う。
「時々行くスナックってのは、おばさんがやってる店なんだけどさ、俺たちが飲んでる部屋の隣にはおばさんの旦那さんが寝てるんだ。
おばさん、介護しながら店やってるんだ。」
ワタクシ、言葉を飲み込みました・・・
義弟とスナックのママさんは、おそらく介護の辛さを語り合っていたのでしょう。
こういう話って、当事者じゃなきゃ分かり合えないものねえ。
下世話なことばかり考えていたワタクシはうなだれるしかありませんでした。

今日の一枚は・・・
夫の実家の猫達。
あくまで飼ってるわけではないらしい。
猫好きだった義父母のせいでわらわら勝手に住み着いてるからしょうがなく餌をやるらしい。
でも、義弟がぼそっと「これからは一人だし、猫達に話しかけながら呑むとするか。」
せっ、せつないっっっ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉しくて少し切なかった話

2017年04月09日 | 衣・食・住
4月8日(土)雨

義父が亡くなり帰省した時の話。

義妹が嬉しそうに話すことは・・・
つい数日前に、息子(25歳)が彼女(22歳)を連れて東京から帰省したという話。
と、そこまで言ってから、ハッとしたように義妹が
「ここだけの話よ!兄ちゃんには内緒よ!」
兄ちゃん(我が夫)に内緒にする話をワタクシにしないでほしいよと思いつつ「うん」と大きく
うなづく。
まあ、確かに倫理観の高い兄ちゃんは、同棲を始めると言う甥っ子を「許さん!」と思うかもしれないもんね〜言わない言わない言わないよ。
義妹、話を続ける。
この彼女というお嬢さんがものすごいあっさりとしたいい子で、何食べたい?って聞くと
学生時代に九州料理の居酒屋でバイトしてて、黒豚がすごく美味しかったですっ!とか鳥刺しもすごく好きっ!とか言うらしい。
で、義妹は美味しいと評判の鳥刺し専門店へ買いに走ったり、黒豚を用意したりしたわと嬉しそう。
朝ごはんも、二杯、お代わりするのよ〜
洗濯物、一緒でよかったら洗うよと言うと「お願いします!」って言うし、ホント遠慮しないの。
おかげでこっちも緊張しなくて済んだわ。
でも、息子から彼女が「あたし、お母さんに気に入ってもらえるかなあ。」と心配してたと聞き、ますます可愛さ倍増。
義妹「そうね〜誰に似てるかって言うと・・・菜々緒?」
義妹よ、そりゃ言い過ぎだろ(いや、彼女を見たこともないけどさ、菜々緒は褒めすぎじゃ)
と、そりゃあもう盛り上がりまくってる義妹。
よかったよかった。

義妹にはうちの娘と同い年のダウン症の娘S菜ちゃんがいる。
彼女の話を初めて息子から聞いた時、まず「彼女にはS菜のこと話したの?」
彼女と初めて会った時も「親御さんはS菜のこと大丈夫かしら?」
彼女「うちの親、偏見とか全くありませんよ!」と言ってくれ、S菜ちゃんにも優しく接してくれたらしい。まぢいい子だ!
義妹が「彼女とおしゃべりしてて、ホント楽しかったわ。
このくらいの年齢の女の子って、こういう感じなのね〜ってふっと考えたりして。」
と話すのが、少し切なかった。

今回の息子くんの帰省は、彼女と同棲を始めるにあたっての紹介?のようなものだったらしく、
彼女はこの春大学卒業で、卒業式には四国から親御さんが上京されるとのことで、そこで息子くんは親御さんと対面して挨拶するとのことで、
これはもう結婚大前提ってことだよね。
時々会う息子くんは、おとなしくて、いろんなことを諦めたような目をしているようにみえた。
でも、今こうしてイケイケな彼女(なんせ菜々緒だからね)ができて、グイグイ押されて、幸せに手が届いたんじゃないかなあと思うと嬉しくなる。

今日の一枚は。
義妹んちで飼い始めたワンちゃんを愛でるおぢ二人。
散歩に連れて行くも、速攻で帰ると駄々こねて帰ってきた。愛で方が荒っぽいのよあなたたち!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治THE Chocolate

2017年04月07日 | 当選品&モニター&おタメし
4月7日(金)雨のち曇り
今回のモニターはコチラ。

明治THE chocolatebuzz Life参加中
 
早速職場へ持っていきます。

冷蔵で届いたのでちゃんと移動もクールバッグに保冷剤入れて。
いや、職場は目と鼻の先、雨が降っても傘ささないで小学男子のごとく走って帰ったりするような近さなんですけどね。
でも、チョコはキンキンに冷やして食べるタイプなの。
だから、クール便で届いた時は、「そうよねそうよね!」と明治さんの方向に向かって大きく相槌打ったくらいです(嘘)

今月から、午前中の業務にも入るようになったので、ちょうど良いわ。
だって、子供たちのいる午後の時間にチョコなんてものが見えたら、大騒ぎになるのは必至。
業務終了後に「これ、タメしてみて!」
すると、新商品やらに詳しいI先生がチョコのカカオ含有率について語り出します。さすがです。
ものすごい含有率のをお召し上がりになったらしく「あれはもうチョコじゃなかったわ。」
それに懲りたのか含有率の低い方をチョイスされました。
ふっくら穏やかなMセンセは「フルーティ???気になるからこちらにする!」
ワタクシも、それを食べてみましょう。Elegant Bitter
カカオ含有率70%
結構な含有量ですな。
あ〜ビター感が高い。
でも、食べ終わる寸前の酸味が効いていて、好きだなあこれ。
これは絶対にお酒、それも西洋の(って言い方が古臭い?いつの時代の人?)のお酒に合いそう。
つか、そもそもチョコと洋酒って合うのよね〜
チョコは、子供のおやつじゃないのよ。虫歯になるしね。
大人の嗜好品なのよ。
先日、ボランティアの録音日に、Kさんがキスチョコを持って来て配られてたが、ダンディなおぢさまがニヤリとお笑いになりながら「その昔、スナックでこれは高かったものです。」
Kさん爆笑しながら「これとポッキーね!!!」
場末のスナックで、ママがガラスのお皿に盛るチョコ。くーーーっ!たまらん!大人な匂いがぷんぷんする。
と、相変わらず横道に逸れまくっておりますが・・・

今夜は、夫は期末決算打ち上げ、娘はプチ歓迎会(←彼女自身の)ってことで、ワタクシは一人ディナー。
なんのお酒とマリアージュさせてチョコをいただこうかなあ。
いつも一人は寂しいけど、たまの一人はちょっとウキウキ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくらさくらさくら

2017年04月06日 | おでかけ
4月6日(木)晴れ

今年の桜は遅いし、少し変則的?
先月末に九州に帰省した時、我が実家近くの公園に行ったら、ちょうど桜祭りなるものをやっていて、すんごい人出。
しかし、桜は全くもって咲いていなかった。
東京に戻り、先週末、満開宣言が出たようだが、ワタクシの街はまだまだ満開とはいえず。
しかし、暖かい日が続いているのでそろそろだと、そわそわしている今日この頃。

昨日は、ボランティアの会合の後、コンビニでサーモンづくし弁当を買って一人花見。

あれ?一体どこにピントが合ってるんじゃ?見も知らぬ仲良し家族を写したわけじゃないのに・・・
学校が始まる前ということで、平日といえどお花見の人が多い。
この分じゃ、『ワタクシの桜の木』もそろそろ満開になってワタクシを待ってるやもしれぬ。
チャリを漕いで桜行脚。
でも、まだ『ワタクシの桜の木』は満開までいってない。

明日からお天気下り坂らしい。
やはり桜の白やピンクは、青空に映えるのよね〜
ってことで、今日はおにぎり持って、またもや一人花見。

あれ?これまたどこにピント合ってる?
ま、これは桜がメインっぽいから良しとしよう。

いつもなら、桜が終わってから咲くような花までも咲き始めているから緑道は春の花が咲き乱れている。
あれ?もう咲き終わったと思ってた木瓜までもまだ咲いてる。
ムスカリ、チューリップ、ヒヤシンス、アネモネ、マーガレット、雛菊、菜の花
春爛漫。
思わず浮かれてピンクの花柄スカートなんぞ着てみました。
春は良いね〜

今日は白猫の日らしいが、我が家の娘の誕生日でもあります。
24歳、おめでとう。
母はついこの前、自分が24歳だった気がするが、そうか、もう我が娘も24歳なのか。
誕生日を祝して、母のイチオシ漫画「夜廻り猫」より、白猫のおこそずきんの飼い主のお師匠さん(92歳)のお言葉を贈ります。
『たのしく 生きるんだよ』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする