パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

初恋 お父さん、チビがいなくなりました

2019年04月26日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月26日(金)雨

昨日は中野まで遠征して試写会。随分前に一度行ったことある会場だと思ったんだけど・・・
案の定迷いました。
地図を見て、こっちだ!って思って歩き出して、でも景色がなんとなく違う気がして、スマホをぐるぐる回して「っわ、やっぱ逆だ!」と駅まで引き返して、
そして、多分直線で行けるところを三角形の残り二辺をたどる感じでやっと到着。
いつも早め早めの行動を心がけているから間に合ったけどさ。
必ず逆方向へ歩くって、マヂで天才!って自分を褒めながら小走りしました。

客層は年齢層高めで、さらには夫婦率高めな気がする。
この、年齢層高めのせいか、笑いのハードルが低いというかちょっとしたことで笑いが起きる。
うわ、この分じゃ、映画が終わったら拍手が起きるパターンか?と思いきや、終わったらエンドロールの途中でわらわら立ち上がりお帰りになられる・・・
ワタクシの勝手なルールと自己満足なのだが、試写会はどんなにつまらなかろうがエンドロールまで見終わって、場内が明るくなるまで立たない。
それがタダで観せてもらう事へのお礼のつもり。
いや、だからと言って、感動しなかったら無理に拍手はしません。おべっかは使わないの。

実力者たち総出のキャストと、しっかりした漫画(西烔子原作)ということで安心して観ていられる。
登場するチビちゃんが黒猫というだけでポイントアップ。
そんでもってこのチビちゃんがいなくなって、お母さん(倍賞千恵子)が「チビ〜っ」って呼びながら探すシーンは、30年前に、黒猫のちびがいなくなって、泣きながら探した日を思い出して泣ける(ちびは前の家に勝手に帰ってただけで無事再会を果たしが)
このチビちゃんが出てるシーンでは、もうワタクシ、チビちゃんしか見てません。

をっと!危ない危ない。ここからちょっとネタバレしますからね。あたし、ちゃんと言いましたからね。後で文句言わないでね。
猫がいなくなったことで、お母さんの不満は一気に爆発。
娘のところへ駆け込んだりもする。
が、なんのことは無い、お父さんの初恋の相手が自分だとわかったら和解。
めでたしめでたし。
いやいやいや、ちょっと待て!
お父さん、昔、お父さんのこと好きだった美人(←お母さんの職場の先輩)と喫茶店で会ってるよね、定期的に。
さらにはその事をお母さんは気付いてるし、現場をのぞきにも行ってるし、嫉妬の炎がメラメラして喫茶店のマッチを握りつぶしたりもしてるよね。
そっちの方が問題ありじゃないのか?
今、毎日素っ気ない態度を取られて、話もろくにしないで、昭和の男感満載の日々。
でも、この人、最初っからあたしのことが好きだったね、嬉しいっ!!!
という話ならまだわかる。
が、自分とはろくに話もしない人が、昔の知り合い、それも夫のことが好きだった美人とは定期的に会っておしゃべりをしている。
この方が問題は大きくないか?
あたしゃ、そっちの方が嫌だね。
もっと言えばさあ、このお父さん、帰宅途中、駅で、自分がどっち帰ればいいのかわからなくなった。
こんな大事な話を、喫茶店で美人さんにはするけどお母さんにはしない。
いやいやいや、もう、初恋だなんだ悠長なこと言ってる場合じゃないんじゃ・・・と思ってしまう。
100歩譲って「恋」方面に話を寄せたとしても、「妻には弱った自分を見せたくない」という美談的な方向へ持っていこうとしてるでしょ。
もし、この話、美人さんが後もう少しだけ性格が悪かったら、親切心を装って心配顔でお母さんに忠告したら、お母さん、それでも「でもあたしの方があなたに勝って結婚できたんだから!」と言えるかしら。
つか、もう、この「痴呆症予備軍」みたいな症状の話で、ワタクシ的には一気に醒める。
恋だの愛だのゆーてる場合じゃないよっ!離婚だなんだで心配して集まってる子供らよ、もっと事態は深刻だ!と言いたいっ!!!

え?そんなに熱くなるなって?そういう映画じゃないんだよ、ってこと?
わかりました。
じゃあ、言います。ワタクシの感想を一言で。
「チビが元気で帰ってきて良かった〜〜〜」
これに尽きます。
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轢き逃げー最高の最悪な日ー

2019年04月24日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月24日(水)曇り


「轢き逃げー最高の最悪な日ー」の試写会へ。
水谷豊氏の脚本、監督作品である。

あ!最初に言っておきます。ここからめっちゃネタバレしますからこれから見る予定の方は読まないでください。
今、コナンの映画のネタバレが話題になってますね〜
酷い話です。
あたしはちゃんとお断りしましたからね、あとは自己責任ですからね。

まず、ざっくり全体的な感想から述べますと・・・
タイトルが「轢き逃げ」ですからね、そりゃハッピーな話じゃないとは覚悟はしてましたけど、う〜ん、思ってた以上に後味が悪い。
人間って、そんなに弱いものか、自分本位なものか、嫉妬に駆られるものか。
そして、そんなに強いものか?

   ある地方都市で起きた交通事故。
   ひとりの女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。
   車を運転していた青年宗方秀一、助手席に乗っていた親友森田輝。
   二人は秀一の結婚式の打ち合わせに急いでいた。
   婚約者は大手ゼネコン副社長の娘白河早苗。
   悲しみにくれる被害者の両親、時山光央と千鶴子。
   事件を担当するのはベテラン刑事・柳公三郎と新米刑事・前田俊。
   平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれ、
   それぞれの人生が複雑に絡み合い、抱える心情が浮き彫りになっていく。
   二人の青年が逮捕され事件解決かと思われたが、真相はまだ深い闇の中にあった。     チラシより


ぶっちゃけますね。
このまま逃げた二人は、ビクビクしながらも会社に行き、結婚式も済ませます。
でも、もちろんすぐばれて、二人とも逮捕。
輝は、まあ、助手席にいましたからね、すぐ釈放されます。
亡くなったお嬢さんのお父さん(水谷豊)は、真実を知りたいと、輝を追いかけ、娘の友人知人を訪ね廻り・・・

この辺りから、少し頭にクエスチョンマークというか、いや、先が読めると言ったほうがいいのか、ちょっと話に薄っぺらさを感じる。
というのも、この交通事故は輝によって仕組まれたもので、なぜ輝はそんなことをしたかというと、長年の嫉妬心かららしい。
にしても、あまりにいろいろなことを偶然に頼りすぎ。
結婚式の打ち合わせに一緒に行く予定にして、わざと待ち合わせに遅れる。
同時進行として、合コンで知り合ったお嬢さん(水谷豊の娘)と待ち合わせを約束。
打ち合わせに遅れそうだから近道するのだが、その近道にある喫茶店でお嬢さんを待たせ、ぶっ飛ばして走る秀一が彼女をはねてしまう。
誰も見ていないと、秀一をそそのかす。
そもそも秀一は「良い子」なのだ。
体育会系で、エリートで、人気者。
そんな良い子が、まあ、輝の目論見がうまくいってはねてしまったとしても、逃げるかなあ。
設定として、母子家庭で、社長のお嬢さんに見初められの逆玉の輿とはいえ、人としてしてはいけないことの最上級のことではないか。
なんてこと言い出すと、この映画の根本を否定というか覆すようなことになるけど。
そもそも、今のこの進んだ時代に、事故で擦った車体にブルーの塗料を塗る秀一に「いやいや、そんなん無理やろ。
すぐバレるよ。そんな浅い思考回路で、よく大手建設会社に入れたな。そんでもって社長令嬢を射止められたな。」

もうね〜この映画見ながら脳裏に浮かぶのは、数日前の池袋での高齢者運転ミスによる死亡事故。
若いママと3歳の女の子の命が奪われた。
映画でも、被害者のうちに建設会社の社長以下、新妻までお詫びに行くのだが、水谷豊は追っかけていって香典を投げ返す。
このシーンだけは、まぢわかる。
当たり前だよ。
許せない。

と、相変わらず、現実と映画をごちゃまぜにする。

それから、このサブイトルの意味もわからない。
最悪な←これはもちろん事故を起こしたからだとしても
最高の←これの意味がわからなかった。はじめは結婚の打ち合わせの日、結婚が近くてウキウキだったのにってこと?と思ったが、見終わって、もしや妬む輝にとっては作戦成功したから最高ってこと?
だとしたら、タイトルも悪趣味に思えてならない。
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銀座の女〜蕎麦編〜

2019年04月22日 | おでかけ
4月22日(月)晴れ
毎週末、蕎麦行脚を続けている夫婦ですが、どちらとも飽きないところをみると蕎麦好きな夫婦なのかしら。
もうワタクシの中では「東京の蕎麦のレベルはとても高い。どこにご案内しても文句は言われまい。」とは思っている。
後の決め手は、その前後の観光案内との関係のみ。
今回、郷里の友人夫婦の上京にさいして、彼女らからの要望は「鎌倉」「スカイツリー」「蕎麦」「建築物」
で、夫が建築物一覧表を作成し送ったのだが、ワタクシ的に案内する気満々の箇所は見事に外れ、
「国立西洋美術館」と「北斎美術館」をご所望。
皇居と明治神宮をプラスしてくれとのこと。
う〜む・・・
ちょうど国立西洋美術館で「ル・コルビュジェ」展をやってるので良かったなとは思うもののどうしても銀座のレトロ建築物を披露したい気持ちが抑えられない。
銀座でお蕎麦を食べればちょこっとそういう建物をいくつかご紹介できるのではないかと思い検索し・・・
「銀座 真田」に行ってみようと夫を誘う。
真田ってからには信州蕎麦。本来彼女らが目指していた「戸隠」に寄せていけるじゃないの!
あたしゃ「真田太平記」も読んでるからね、ちょと真田には詳しいよ(ボランティア活動で嫌々読んだくせに)

長野物産館の上の階。
こういう立地も、ハズレなしというニオイがします。
ちなみに鹿児島物産館の上の階にある「いちにぃさん」も美味しいですよ〜是非!(私設鹿児島PR大使)

もう、当然のようにお酒を呑もうとするも・・・
さすが銀座価格!!!
夫がちょびっと不機嫌になった気がする。
ビールにしてた。
あたしは小グラスの冷酒をいただくわ。
無理無理呑まなくても、と思うのだが、一応全条件は揃えなきゃね。

お好み蕎麦セットにします。
季節の前菜四種盛り→
美しい。さすが銀座!
お好みの蕎麦を選ぶのですが、もう、ここまできたら天せいろでしょ。
←かき揚げなのね。


夫は「蕎麦と小あられ天丼」

一本メインの通りからは入ってるからか並ばなくてすぐ入れたし、シックな店内、落ち着いた応対、さすが銀座!と思いながら外に出たら・・・みっちり並んでらした・・・
ワタクシ達が入った時間がたまたまラッキーだっただけね。

この日はこの後、銀座の街を散策して建物を見てまわり、
東京フォーラムの大骨董市に引っかかり、
丸の内でやってたほぼ日の「生活のたのしみ展」に行くというハードスケジュール。
それらの話はこれから小出しにしていきます。
充実の1日でありました。
あ!もちろん選挙にも行きましたよ。この話も色々書いておきたい。
今週はダラダラ綴ります。
「武田信玄」の校正もやらなきゃいけないのだが、最終巻「山の巻」でペースダウン・・・
しかしいつの日か甲斐国に関連する何かをご案内することがあるやもしれぬ。
頑張ろう。
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酒と泪と男と蕎麦

2019年04月21日 | おでかけ
4月21日(日)晴れ
妻の友人夫婦がGWに上京するので案内することになり昼食用の蕎麦店探しが始まった。
普段引きこもっては、やれ腰が痛いだの膝が痛いだの言ってる妻だが、こういう目的があれば連れ出せるのか!
俺はせっせと検索しては土日二人で食べ歩く。
難点は、妻と俺の見解の相違にある。
ここだけの話、妻は見栄っ張りである。
俺は実をとるタイプ。
妻は「藪蕎麦とか、更科蕎麦とか、砂場とかにいくべきじゃないかしら!」と鼻息荒くのたまう。
彼女いわく「あたし達はグルメ夫婦でも食べ歩き好きな夫婦でもないから、世間の評価に従うべき!」
オレ「更科は、前に彼女達夫婦が来た時に行ったよね。」
妻「へ?そうだったっけ?」
全くもって覚えてやしない。
が、このことで少しオレのご案内がそれほど的を外したものではなかったと思ったようだ、一段とオレ任せになる・・・
週末になると「さぁて!今日はどこのお蕎麦やさん行く?」

ってことで土曜日は根津だ〜〜〜!

・・・嫌な予感。

こういう事が続くからオレ、結構ちゃんと調べたつもりだったんだけどなあ〜〜〜
妻が嬉しそうに「いやぁ〜悪い悪い、あたし定休日女だからね〜」
マツコから「あんた、それほど影響力持ってるのっ?」って言われるぜ。
基本がネガティブ思考の妻は雨女で定休日女を強く意識している。
負け女ってのもあるらしく接戦の試合とか「あたしが観てると負けるから〜〜〜っ」って、一番いいところでどこかへ消えたりする。
にしても、ランチ営業当面中止かあ〜小腹空いたなあ〜鯛焼きでも齧りながら次の蕎麦屋を探そう。
美味しい鯛焼きやがすぐ近くにあるんだよ。


え?え?え?嘘だろ。ここも休みかよ!!!
少し妻の魔力を感じる・・・

気を取り直して・・・
並ぶとは思うけど「神田まつや」に行ってみる?
「安いものに美味いものなし!」という妻の迷言に、最近「行列の店は美味い店」という当たり前のことも加わったようで、以前ほど並ぶことを厭わなくなったのはいいことだ。

が、いざ店の前まで行くと長蛇の列・・・
オレの方がくじけそうだ。
だが、あっちこっち歩いて疲れた妻は覚悟を決めたようだし、いざ並んでみると意外と回転も良かった。

ここは有無を言わさず「相席」で、俺たちの前には20代後半と30代くらいの男達二人が座っていた。
横並びに座る俺たち。
今日のツマミは・・・
←蕎麦味噌

ジャコ天に焼鳥。どちらも美味いっ!

20代の男が「先輩!次はどう〜〜〜?」
かなり呑んだね〜ロレツが怪しい。
少し迷惑そうな30代男。
が、それより何よりオレの隣の妻の口角が上がってきているのが心配だ。
どうやら前の二人のやり取りに興味津々。
こりゃ店出た瞬間に「あの酔っ払い、面白かったね〜〜〜」って言うよ。
あれぐらいの歳の男って、やっちゃうんだよ、ああいうこと。
優しく見守ってくれよ。

妻は天もり。

海老二本だけということに衝撃を受けたようだったが、うまかったようでオレに半分くれた。

オレは大ザル。


やっぱり美味かったなあ〜さすが老舗の味!と思いながら店を出た瞬間に
妻「あの酔っぱらいの子、ヤバかったね〜常連になりたいんだね〜
先輩先輩呼ばれてた人も困ってて、名前聞かれたときの答えが秀逸!
『東北に数名しかいない苗字だから言わないようにしてるんだ!』
で、あの酔っぱらいの子、蕎麦食べてないんだよっっ!
お店のおばさんもお会計しながら『蕎麦食べないの?食べなくていいの?』
28日もやってますかっ?って、来週も来る気満々で聞いてたよね。
おばさんも困惑気味に『た、たぶん、やってる・・・』
いやぁ〜久しぶりに絵に描いたような酔っぱらい見たね〜」
まあ、暖かく見守ってくれよ、こんな失敗を繰り返しながら粋な大人の男に・・・ならないな。」

そろそろオレたちの蕎麦行脚も終盤。
オレ的にはここ「まつや」か「松翁」だな。
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男の子の親

2019年04月19日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月19日(金)晴れ

昨日久しぶりに実家の老母から電話。
元気そうで何より。
滅多に実家に寄り付かない兄がふらりと来た話を嬉しそうにする。

ワタクシ、ずっと昔から、『男は全員マザコン説』を唱えている。
そして、そのマザコンを作り出すのは男の子を持つママだと思っている。
帰省した時に実家のカレンダーに、兄が来る予定の日には丸がついて「嬉しい」とまで書いてあったのに、ワタクシが遠路はるばる東京から帰省して来た日には嬉しいどころか○印さえ付いていなかった。
あとで母に言わせると・・・
「この丸印に嬉しいの母の文字を見て息子はもっと頻繁に来てあげようと思うわよ!」というお友達の入れ知恵だったとか。
ま、どうでもいいけどさ〜ついでに、あ、この三日後にはnが帰って来るわと、丸くらいつけてもバチは当たらないでしょ。

この話を「ネタ」として友人達に話すと、反応がそれぞれで面白い。
ルビー会で新潟旅行に行った夜・・・
数年前にお母様を亡くされたTさん(70歳)が「わかるわぁ〜〜〜」
彼女は三人兄弟の紅一点。独身でずっとお母様と二人で暮らして来た。
普段何ということのない食事が並ぶ中、お兄ちゃんが来るとわかると途端にものすごいご馳走が並び出す。
Tさん「それで私がそのことをぼやいたら、母がなんて言ったと思う?『卑しいことを言わないの!』ですって!!」
40年ほど前のことを昨日のことのように腹立たしげに言うTさん。
わかりますっっっ!その気持ちっ!
と盛り上がっていたら、申し訳なさそうにSさん(72歳)が「あたし、娘と息子がいるじゃない?
なんというか息子はもう無条件で可愛いのよね〜
娘のことも可愛いし大好きだし一緒に旅行したり遊んだりするのは娘の方が楽しいのよ。
でも・・・息子の可愛さというのはね〜・・・もう、これって遺伝子レベルでしょうがない現象らしいわよ。」
と、遺伝子を持ち出してくる。

高校友と飲んだ時にも、同じく兄ちゃん持ちのYは「わかるっ!まぢ腹たつよね〜」
Yのお母様は、お父様の介護で鬱になり、ずっとYが一緒に住んで面倒をみていたのだが、失踪していたお兄ちゃんが見つかり、離婚して関西にいるとわかったら、ずっと住み慣れた九州を離れて息子の面倒を見るため関西へ引っ越した。
母の愛は深く強い。
が、Yとしては複雑な気持ちではなかろうか。
くーーーっ!と、ここでも息子に対する母の深すぎる愛情に腹を立てていたら
娘と息子を持つMが申し訳なさげに「なんていうかさあ〜男の子って、っていうかうちの息子とかバカなんだよね〜
そこが可愛いっていうか」

いやいや、いいのですよ、皆様申し訳なさげにおっしゃらずとも。
遺伝子レベルでのことらしいですからね〜
ただ、ワタクシ、思うんですよ。せめてマザコンは隠せ!
彼女や、妻には「誰よりも君が大事!」と言え。
滲み出る母親への愛を語る時には、「両親」と言うのだ。
忘れているかもしれないが、君には父もいる。

と、こんなこと言うワタクシですが、ぢつは、息子を持つ母達の言動が気になるし、溢れ出る息子愛を見聞きするのも大好きである。

ずいぶん前置きが長くなったが(・・・え?これって序章だったのか)
先日、予約本が届いたとのことで近所の小さい図書館へ取りに行く。
この図書館は狭い一部屋にぎゅっと詰め込まれてて好きだ。
ふらっと一周して7冊借りた。
*志麻さんの何度でも食べたい極上レシピ←これを予約してた
*夫婦ふたりのシニアごはん ↑これと相反する気もするが・・・
*蜘蛛の糸・杜子春(芥川龍之介著)←朗読用
*美女は天下の回りもの(林真理子著)
*ふるさと銀河線(高田郁著)
*毎日かあさん かしまし婆母娘編(西原理恵子著)
*ヨーコさんの言葉 わけがわからん(佐野洋子著)

まずは毎日かあさんを読む。
わっ!初っ端から泣かされる。
子供達が小さい時からパパが亡くなって〜とずっと読んでいるので、他人のような気がしない。
男の子って!!!と想像を絶するような行動に驚かされ、笑わされてきた。
西原氏の、「バカでしょ〜うちの子」というノリに一緒になって笑ってると、突然不意打ちで泣かされたりもしてきた。
この13巻では、お嬢が反抗期真っ只中で、「おかしゃんおかしゃん」ってまとわりついてたあの子が反抗期ね〜としみじみしたり、反抗してても美味しい食事とお婆ちゃんには弱かったりというのも微笑ましい。

佐野洋子著「ヨーコさんの言葉 わけわからん」を読んでみる。
以前、「私の息子はサルだった」を読んで、彼女と息子の関係にしみじみしたことを思い出しながら読む。
眠れない夜の楽しみとして、自分の葬式を想像する、とあって
  息子は私の死体にかじりつき、泣いてくれるだろうか。
  妹の亭主などに肩を抱かれて、死体から引きはがされてもらいたい。
2010年に72歳で亡くなられているが、亡くなる時、息子さんは彼女の手を握ってたかなあとか、
お葬式の時、彼女の死体にかじりついたかなあとか思いながら読む。
ちらりちらりと見える息子さんの影を味わいながら読む。

ワタクシに、もし、息子がいたら、サイバラさんやヨーコさんのように育てたい。
突き放しているようで、でも、人が、息子が、見ていないところでしっかり抱きしめて、息子のアホな話をみんなにして回って、息子から怒られて。
ほどよい距離感を持って接して、息子からもほどよい距離感を持たれて。
ってことが、誰よりもできないと神様が判断されたので、ワタクシには娘をお授けになったのでしょう。
娘のことをそれはもう恐ろしいほど溺愛しているワタクシである。
遺伝子レベルだと、それ以上に息子は溺愛するらしいから、そりゃ神さんもやめとこうとなるわなあ。

今、ちょっと佐野洋子さんの事を調べたら彼女にもお兄さんがいて、お母さんが溺愛してて、その事で彼女とお母さんは確執があったらしいと。
4歳の頃、お母さんと手を繋ごうとしたら舌打ちされて振り払われたってエピソード、すごいな。
女の子はね〜こういう事ちゃんと覚えてるからね。
ママ達よ、息子を溺愛するのはみんなが寝静まってからこっそりにしたほうがいいよ〜〜
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リップヴァンウィンクルの花嫁

2019年04月15日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月15日(月)晴れ


「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観た。

ワタクシは、あまり監督が誰かということは気にせず観るケースが多い。
誰が演るか、ということもあまり気にしない。
「原作」があるとしたらそれは気になるし、そのイメージが自分の中で出来上がっていたらそれを誰が演るかはものすごく気になる。

この作品は、珍しく「監督」だけが気になるポイント。
ワタクシの好きな映画ベスト3に入る「スワロウテイル」
これは岩井俊二監督の作品で、ワタクシは、新宿のミラノ座の閉館イベントで初めて見て衝撃を受けた。
愛とバイオレンスと音楽と、とエンターテイメントの全てを網羅してると思った。
珍しくワタクシの頭の中に「岩井俊二監督」という名前がインプットされた。
先日、岩井俊二原作の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を観た。
わからなかった。
やはりワタクシは、映画を「監督」で観るわけじゃないのねと思った。
たまたま「スワロウテイル」は好きな映画だったというだけの話だと思った。

「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観始めてしばらくは「あり得ん!そもそも七海(黒木華)の設定もろもろに無理がないか?感情移入できない。イライラするぅ〜」
しかし、どの辺りからだろうか、ぐーーーっとのめり込んだ。
安室(綾野剛)のわけわからなさ、神出鬼没さ。
白黒はっきりさせたいタイプのワタクシとしては、「いい人なの?悪い人なの?七海のことどう思ってるのっ!?」とヤキモキする。
謎めいているといえばこの人も!七海と一緒に豪邸に暮らすメイド仲間の真白(Cocco)
わぁ〜〜〜この、CoccoとかリリィとかCHARAとかのキャスティングが見事だわ〜
って、CHARAはスワロウテイルですが。
なんつうか、王道ではないけど歌も演技も個性的な人達。
んーーー王道じゃないっていうと少しニュアンスが違うなあ〜売筋じゃない?メジャーじゃない?AKBじゃないっつーかジャニーズじゃないつかエグザイルじゃないっつーか(やめなさい!敵を作り過ぎです)
とにかくこの人達の存在で、めっちゃ邦画なのに少し異国感も出たりして。

安室氏は名前からして胡散臭い。変な芸名も持ってるし。
綾野剛って「カーネーション」で衝撃的に現れて、でも、役に憑依するタイプの人だから、その役によってすんごく好き〜っ!と思ったり「ちょっと・・・」と引いたりするのだが、今回の役はめっちゃ引くわ〜〜〜と思いながら観る。
ちなみに一番好きな綾野くんは「空飛ぶ広報室」の彼です。
ってそんな話はどうでもよい。
だから、今回の、軽くて、犯罪のギリ手前のようなことを飄々とやる男ってのはね〜
でも、ラスト近くなると、「え?え?え?どこから?どこから彼の作戦つか思惑つかシナリオなの?」と動揺する。
そして、見終わった後、過酷な経験をした七海に「でも、あなたはきっと今の方が幸せだよね」と言ってあげたくなる。

見終えてから調べたのだがリップヴァンウィンクルってのはアメリカの短編小説で、
「アメリカ版浦島太郎」と言われてる話の主人公の名前でもある。
観終わってから調べて知ったことではあるが、タイトルも素晴らしい。
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お蕎麦〜戸隠編〜

2019年04月14日 | おでかけ
4月14日(日)晴れ
GWの友人夫婦上京の際の蕎麦屋さんが未だ決まらない。
そもそもなぜに蕎麦なのか。
最初、彼らは長野の戸隠まで足を伸ばして蕎麦を食べに行こうとワタクシ達を誘った。
が、ワタクシ達はGWの高速道路の殺人的混み具合等考えて及び腰。
「東京にはなんでもあります。今回は美味しい蕎麦店巡りで勘弁してください。長野は、Iさんがリタイアされて、平日に旅ができるようになってから一緒に旅しましょう。」

と、そこまで啖呵を切ったからにはそれなりに美味しい蕎麦屋をご案内せねば東京人としてのプライドが許さない(・・・)
で、今週末もまた蕎麦行脚である。
ここで原点に戻り「戸隠蕎麦を食べさせる美味しいお店をご案内すべきではないか」
検索検索!!!
何店舗か引っかかってくる。
その中で、都内散策の行程とすり合わせて場所を絞っていき・・・

土曜日は神田の「戸隠製麺」というところへ行ってみよーーー。
レビューに寄ると「ガード下の立ち食い蕎麦屋と見せかけて本格的!」ってなことが書いてある。
が、神田に着いてからスマホをいじってた夫が首を傾げ「なんで出てこないんだ?」
なんとか店の前にたどり着き・・・嫌な予感。どうみてもやってないよね。
定休日なの???調べてきたつもりだったのに・・・
店先に貼られた紙によると・・・御徒町に移転してた・・・
また電車に乗り・・・

神田と同じくガード下とはいえ、綺麗なお店になってる。
「そば前酒」なんてものがあるよ。

つまみはモツ焼き。

昼間っから呑む快感。
お酒もモツ焼きも美味しい。
夫が、もう少し呑む?というが、いやいや目的は蕎麦だからねっ!(結局もう一本熱燗を呑んだが)

玄ソバの10割蕎麦なのに滑らかな喉越し。
天麩羅は先週の目ん玉飛び出た美味しさに比べるとやや落ちるが、蕎麦に関しては文句なしである。

が、まだワタクシ達の蕎麦行脚は続くのである。
今日は「百々亭」という戸隠蕎麦のお店へ向かう。
本店は旗の台だが、行程上、大井町の支店がギリギリの場所だ。
少し駅から歩くね〜なんて言いながらお店の前まで行って・・・
へ?休み?あれ?調べなかったっけ?定休日。
張り紙を見るに、本店は火曜日が定休日で、支店は日曜日が定休日。がっくし。
寝坊してワタクシは朝食を食べていないのでもう空腹が最高潮に達しておる。
が、ここで諦めてはいけない。最後の力を振り絞って旗の台の本店の方へ向かう。
これまた駅から結構遠い。やっと到着して・・・もう、お決まりのように呑む夫婦。

今日は串焼きで。

うわ。美味い。ここ絶対夜の方がいいよ。

ざると太打ち田舎ざる。
太打ちは、少し太すぎな感あり。
このざるの「ぼっち盛り」というのが戸隠そばの特徴の一つ。

いや〜美味しかったね〜
満足満足・・・って言うてる場合ではない。ここは行程的に無理だし、大井町のお店がここと同じ感じかどうかわからないしね〜
もう妻は、「東京の、一応の評価を得ているお蕎麦やさんはどこも美味しい」と言う結論を導き出しかけている。
そもそも「もしかしてあたしってば蕎麦が嫌いなの?」とまで思いつめてたことを思うと格段の進歩である。
もうそろそろ結論を出してもいいのでは?と思うが夫とのランク付けが真逆ということもあり、あともう少し蕎麦行脚は続くのである。
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シエロヘアカラーEX ミルキー

2019年04月13日 | 当選品&モニター&おタメし
4月13日(土)晴れ

今回のモニターはこちら。
白髪染めです。
シエロ ヘアカラーEX シエロミルキー

もうね〜白髪の増殖がハンパない。
いや、違うか。月日の経つのがハンパないのか。
この前染めたと思ったらもう鬢のあたりに白いものが・・・
ああ、めんどくさい。いっそ白髪のままにしようか。
同じマンションに、まっ白髪のきっちり短めボブの素敵なおばさまがおられる。
憧れの目で見ている。
が、おそらく白髪染めをしていないだけで、カットや手入れ、さらには、いつもスタイリッシュなお衣装。
トータルで素敵なのであって、ずぼらなワタクシがこのまま白髪になると一気におばあさんまっしぐらだ。
コート羽織っちゃえば部屋着のままスーパー行けるよね、誰とも会いませんように、などと祈りながらこそこそエレベーターに乗るようなワタクシは、せめて白髪は染めなさい。

でもめんどくさいなあ〜と思うワタクシは、泡タイプのヘアカラーを愛用しております。
が、今回のモニターする「シエロ ミルキー」は、コームから乳液が出てきます。
コームと一体化しているから、普段おざなりの後頭部も結構楽に染められます。
これ、いいですよ。
さらに、髪の毛への負担も軽く、髪をケアする成分も配合されているので、染め上がりの髪の状態もとても良いです。
色の種類もいろいろあって、あまり明るい色にはしたくないワタクシですが、濃いなりに楽しめそうです。


「#サンプル百貨店モニター」「#シエロミルキー」 「#白髪染め」 「#泡よりミルキー」「#手軽に染まる」
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THE Chocolate

2019年04月11日 | 当選品&モニター&おタメし
4月11日(木)晴れ

今回はこちらのご紹介。     ~buzzLifeでプロジェクトに参加中~

と言ってももう世間では十分にすごく美味しいチョコレートと知れ渡ってますよね〜
meiji THE Chocolate
こちらのサイト、見てるだけでワクワクするから是非のぞいてみて!
こんなに色々あるのね〜
迷うわ〜と思いながらスクロールしていくと、そんなワタクシのためにチョコレートマップなるものが。
これで、自分の好み(爽やか系、華やか系、濃厚系、深み系)で選べるのね。
次のページ(?)にいくと、テイスティングの仕方もあるから、「五感」で楽しんでみましょう。


今回は、三つのカカオ香味セットを食べ比べできるというものです。
ちなみに3枚ともカカオ70%のもの。
この高さ!これが重要。
うちの健康オタクの母に言わせるとカカオ70%のもの以外食べても意味ない!と言い放つほどです。
ま、ワタクシはミルク感強くても好きですけどね。
でも、今、時代は確かにカカオ70%だと思う。


*力強い深み(ナッティ系)ベネズエラ産カカオ豆を中心に使用。高音深煎りローストによりカカオ感はより力強く。             さらにナッツのような奥深い旨味をも引き出した逸品。

   テイスティングの教え通り、カカオの香りを嗅いだりパキンと割ってみたり、舌の上で転がしてみたりします。
   美味しいぃぃぃ。濃くて深い。     


*華やかな果実味(フルーティ系)ブラジルトメアスー産カカオとドミニカ共和国産カカオを中心に使用。
                カカオ本来の気品あるフルーティな香りが口いっぱいに広がります。
   
   あ、こちらはその名の通りフルーティ。
   でもフルーティ=甘いではない。

*凛と香り立つ(フローラル系)ペルー産とエクアドル産カカオを中心に使用。澄み渡るフローラルの香り。
               このカカオならではの特徴です。
   
   これはまた一段と香りが良いです。

食べ始める前の自分の予想では、青い袋、ナッティ系が好きだろうと思ってました。
でも、自分でもちょっと驚くのですが、オレンジの袋、フルーティ系が一番好きだな。
これ、今日は一人でやったけど、お友達や家族と「あたしはこれが好き!」とか「僕は緑!」とか言い合うの楽しそうと思いました。
先日のボランティアの定例会の時、仲良し四人におすそ分けしたので、来週の集まりの時に感想を聞いてみることにします。
美味しく食べてくれたかしら。
コメント (2)
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僕たちのラストステージ

2019年04月10日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月10日(水)雨


昨日は、「僕たちのラストステージ」の試写会へ行く。

1953年、かつて世界中から愛されたお笑いコンビ ローレル&ハーディは、イギリスでホールツアーを開始するも、
既に二人は過去の人になっていた。
待遇は悪く、客席もガラガラ。
互いを笑わせあいながら、過酷なツアーを頑張って続けるうちに、やがて二人はファンを取り戻していくが、
ある日の口論をきっかけに、オリバーはコンビ解消を心に決め、スタンに「引退する」と告げる―――。
                                           パンフレットより


よかったです。
ただ、ワタクシ、コントより漫才が好きなので...ってそういう問題ではなく、
でも、この映画が全英1位!とか、批評家たちの評価が軒並み高評価なのは、実話ということが大きい。
絶賛してる人の中には、ボヘミアンラプソディーのコメディアン版!てな事言ってる人もいた。
ワタクシ、勉強不足で「ローレル&ハーディ」を存じ上げなかったのですが、じんわりとした鑑賞後の暖かさは今も残る。
だから、これを日本に置き換えて「やすきよ」とか、もっと前だとすると・・・「てんぷくトリオ」とかが映画化されたら、きっとこういう感じになるんじゃないかなあなんて思いながら観てた。

この、痩せた人と太った人という取り合わせ。
破天荒な人と、生真面目な人との組み合わせの妙って世界共通なのか。
細身のスタンが「大家さんと僕」の矢部太郎氏に見えてしょうがなかった。似てません?

若い頃、博打や女、結婚離婚、そういうのを繰り返しながら、人気者であった彼らも落ち目になっていき、再起をかけて臨むツアー。
力の入らないプロモーターが「川平慈英氏」に見えて、なんか腹たつわ〜
それぞれの奥方達がまたそれぞれ個性的で、仲が悪くてハラハラする。
でも、それもまたそれぞれが魅力的だったりもする。

漫才コンビの人たちに見せたら、絶対みんな泣くよぉ〜と思いながら泣く。
和牛の二人も、ずっとずっとコンビ続けてね。
かまいたちの二人もね。
ミキの二人も兄弟喧嘩しないでずっとずっと「中川家」みたいな感じでいてね。
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