1月31日(火)晴れ

今日は父の三回忌。
しみじみと父を偲ぶべきところであるが、まずはお布施の金額の打ち合わせから始まる。
老母「○ちゃん(老母の従妹)とこのお寺さんは金額が決まってるんだって。高いから、一周忌だけやって、もうその後はしてないんだって!」
そもそもおじちゃん散骨してるから、もうお寺さんも何もないんじゃないか?
参考にならないなあ。
検索かけると、これがまあピンからキリまで。
その一番底値でいいでしょ。
どうせ、何組もの法事を一緒くたにするんだから。
それに、ワタクシ、どうにもここの住職さんのお経が好きになれない。
お声が自慢なのはわかる。
ビンと張った大声で、早口言葉をまくし立てるみたいに、読経される。
走ってる気分になって、こちらが息切れしそうになる。
法話は法話で重みがない。
今日はとうとうディズニー映画「リメンバーミー」の話になった・・・
老母なんてキョトンである。
そして何よりワタクシが忌み嫌う「〜申させていただきます」「コロナにはお互い気をつけさせていただきながら〜」のオンパレード。
その度に、ワタクシの眉が上がるのが見えないかっっ!
あ、その前に・・・
今日の法事には老母と兄、そしてワタクシ達夫婦の4人列席。
お寺さんに行ってみると、平日のせいか車が一台もない。
もしや・・・
我が家だけでした。
老母が「お布施、少なかったかな。」
もう今更どうしようもない。
とは言え、金額打ち合わせ会議に参加していない兄と夫が揃って「その金額で良し!」というのが可笑しい。
無事法要も終わり、納骨堂に行く。
あ、ビールくらい持って来るべきだったねえ。
あゝ父さん、手ぶらの四人が見えますか。
納骨堂の扉を開けると・・・
あれ?缶コーヒーが置いてある。誰?母さん?
老母「いや、あたしじゃないよ。先週来たけど、その時もあったかなあ?」
この場所を知ってる人って限られてるよねえ、誰だろう???
そもそもお父さんにコーヒーを供えるという発想がないよね、私たちには。
首を傾げながら、写真の父に「おとーさん!誰が来た?」と聞く始末。
お昼ご飯を食べに行こう!
ワタクシはそば茶屋の「黒豚つけ蕎麦」を食べる気満々なのに、兄はふぁみり庵と言いやがる。
多数決を取ります。
あっさりふぁみり庵に手を上げる夫。
ちっ!
寿司と蕎麦とうどんと天ぷらがセットになったものを食べながら語る思い出話は父がケチ・・・もとい、倹約家だったという話。
まず外食というものをしない。
だからワタクシは大人になってからも、外食で粗相するのではないかと自意識過剰になっていた。
2回くらいしか外食というものをしたことがなく(小学生の頃)
そのうちの一回が焼肉屋さんで、あまりの値段の高さに驚いた父が、すぐ帰ると言い出し、
帰りにスーパーでお肉を買って、うちで焼肉の続きをした話をワタクシがする。
兄も母も覚えていない。
小学校の低学年だったワタクシの恐るべき記憶力というか粘着質というか・・・
外食したことない父には、そのお肉には人件費や場所代、そういうのが上乗せされているという発想が無かったのだろう。
すごく不機嫌になって、おそらく一皿くらい注文して、多分家族4人でお肉一切れずつくらい食べてお会計して帰ったという記憶だ。
そして、いろんな意味で腹の虫がおさまらない父が、スーパーで肉を買ったという話。
あゝなぜ父が生きている時にこの話をしなかったのだろう。
記憶力のいい父なら絶対覚えていたはず。
能天気な母と兄はすぐに忘れてしまえたようだが、ワタクシはずっと覚えていた。
父と笑い話にしてしまえば、ワタクシもその後、忘れられたかもしれない。
ファミレスからの帰り、老母が買い物したいというのでスーパーに寄る。
老母が「子供の頃、思う存分、焼肉食べさせられなかったみたいだから、ほら、今日、お肉買ってあげるわ。」
ってことで、牛肉を買ってもらい、今夜は肉どうふにした。
ごちそうさまでした。
父さん、ワタクシ達、楽しく仲良くやってるよ。
近いうちに、ビールとカップ酒持っていきます。

今日は父の三回忌。
しみじみと父を偲ぶべきところであるが、まずはお布施の金額の打ち合わせから始まる。
老母「○ちゃん(老母の従妹)とこのお寺さんは金額が決まってるんだって。高いから、一周忌だけやって、もうその後はしてないんだって!」
そもそもおじちゃん散骨してるから、もうお寺さんも何もないんじゃないか?
参考にならないなあ。
検索かけると、これがまあピンからキリまで。
その一番底値でいいでしょ。
どうせ、何組もの法事を一緒くたにするんだから。
それに、ワタクシ、どうにもここの住職さんのお経が好きになれない。
お声が自慢なのはわかる。
ビンと張った大声で、早口言葉をまくし立てるみたいに、読経される。
走ってる気分になって、こちらが息切れしそうになる。
法話は法話で重みがない。
今日はとうとうディズニー映画「リメンバーミー」の話になった・・・
老母なんてキョトンである。
そして何よりワタクシが忌み嫌う「〜申させていただきます」「コロナにはお互い気をつけさせていただきながら〜」のオンパレード。
その度に、ワタクシの眉が上がるのが見えないかっっ!
あ、その前に・・・
今日の法事には老母と兄、そしてワタクシ達夫婦の4人列席。
お寺さんに行ってみると、平日のせいか車が一台もない。
もしや・・・
我が家だけでした。
老母が「お布施、少なかったかな。」
もう今更どうしようもない。
とは言え、金額打ち合わせ会議に参加していない兄と夫が揃って「その金額で良し!」というのが可笑しい。
無事法要も終わり、納骨堂に行く。
あ、ビールくらい持って来るべきだったねえ。
あゝ父さん、手ぶらの四人が見えますか。
納骨堂の扉を開けると・・・
あれ?缶コーヒーが置いてある。誰?母さん?
老母「いや、あたしじゃないよ。先週来たけど、その時もあったかなあ?」
この場所を知ってる人って限られてるよねえ、誰だろう???
そもそもお父さんにコーヒーを供えるという発想がないよね、私たちには。
首を傾げながら、写真の父に「おとーさん!誰が来た?」と聞く始末。
お昼ご飯を食べに行こう!
ワタクシはそば茶屋の「黒豚つけ蕎麦」を食べる気満々なのに、兄はふぁみり庵と言いやがる。
多数決を取ります。
あっさりふぁみり庵に手を上げる夫。
ちっ!
寿司と蕎麦とうどんと天ぷらがセットになったものを食べながら語る思い出話は父がケチ・・・もとい、倹約家だったという話。
まず外食というものをしない。
だからワタクシは大人になってからも、外食で粗相するのではないかと自意識過剰になっていた。
2回くらいしか外食というものをしたことがなく(小学生の頃)
そのうちの一回が焼肉屋さんで、あまりの値段の高さに驚いた父が、すぐ帰ると言い出し、
帰りにスーパーでお肉を買って、うちで焼肉の続きをした話をワタクシがする。
兄も母も覚えていない。
小学校の低学年だったワタクシの恐るべき記憶力というか粘着質というか・・・
外食したことない父には、そのお肉には人件費や場所代、そういうのが上乗せされているという発想が無かったのだろう。
すごく不機嫌になって、おそらく一皿くらい注文して、多分家族4人でお肉一切れずつくらい食べてお会計して帰ったという記憶だ。
そして、いろんな意味で腹の虫がおさまらない父が、スーパーで肉を買ったという話。
あゝなぜ父が生きている時にこの話をしなかったのだろう。
記憶力のいい父なら絶対覚えていたはず。
能天気な母と兄はすぐに忘れてしまえたようだが、ワタクシはずっと覚えていた。
父と笑い話にしてしまえば、ワタクシもその後、忘れられたかもしれない。
ファミレスからの帰り、老母が買い物したいというのでスーパーに寄る。
老母が「子供の頃、思う存分、焼肉食べさせられなかったみたいだから、ほら、今日、お肉買ってあげるわ。」
ってことで、牛肉を買ってもらい、今夜は肉どうふにした。
ごちそうさまでした。
父さん、ワタクシ達、楽しく仲良くやってるよ。
近いうちに、ビールとカップ酒持っていきます。