パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

幻覚?

2010年04月30日 | からだのこと
4月30日(金)晴れ
「チームバチスタ」の第一回放送分を、つい2、3日前に見た。
ミスコン出場予定の女の子が幻覚を見るシーンが非常に怖かった・・・
中絶した子供の手が、わらわらと出てきて彼女の腕をつかむのだ。
幻覚って怖いだろうなあ~
以前見たテレビで、眠らない記録に挑戦したDJが幻覚を見始めたと言う話も怖かった。
レコード盤にウジが大発生してる幻覚だった記憶・・・キモイ、きもすぎる・・・

昨日は、家族で吉祥寺へお出かけ。
井の頭公園まで歩き、夫は一人写真撮影会。
ワタクシと娘は、公園からマルイまで続くお店を見て回る。
1時にマルイ前で待ち合わせてお昼を食べる。
つけ麺を食べながら、
げっ!天井から小さな蜘蛛が垂れ下がってる。
取ろうとするが取れない。
ワタクシが動けば、蜘蛛も一緒に動く。
「げっ!もしや、髪の毛についてるのか?!」
隣の娘に、「ね~ね~ママの前髪についてるの取ってくれない?」
娘「え?何もついてないよ。」
母「うそぉ!ここよここ!」と指差すが
娘、不思議そうな顔して「何もついてないよ」
え~~っ!?幻覚?
そうこうしてるうちに、その蜘蛛、目の中でふわ~っと広がる。
え?何これ?
バケツに墨をぽとりと垂らしたように、視界に黒いモヤのようなものがかかる。
「これが噂に聞く飛蚊症ってやつなのか。」
食欲減退・・・
しかし、食べ終わる頃にはモヤも消え、何ごともなかったよう。
帰宅後、ネットで検索したりしたが、「加齢によるもの」という例の救われない言葉が・・・
何はともあれ病院だろうと思い今朝、朝一で眼科へ駆け込む。
いろいろ検査し、「眼底出血したものが広がって、モヤがかかったみたいになったのでしょう。
おそらく、このまま治まるでしょう。念のため、来週もう一回見せて下さい。」
検査に時間はかかったが、大したことなくてホッとした。
あのまま蚊が飛び続けたら、気ぃ狂いそうになるとこだった。
チョー気持ち悪かったよぉ~~~

皆様、目は大事にしましょう。
そこで、今日の一枚は、視力検査です。
何の写真でしょうか?
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れんげ荘

2010年04月28日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月28日(水)雨
少し前になるが、群ようこ著「れんげ荘」読了。
これは是非映画化していただきたい。
「かもめ食堂」→「めがね」に続く第三弾。
プラス「すいか」
読んでる途中、あまりに「すいか」を思い出しすぎる自分がいて、
「すいか」って群ようこの原作だったっけ?と検索かけてしまった。
とにかくもう、主役は「小林聡美」以外考えられないし、
お隣さんは「もたいまさこ」。
ちょっとイカレタ感じのおねーちゃんも出てきて、思わず「室井滋」で決まり!と思ったが、
ちょっと歳が合わなすぎるねえ~
非常に残念である。
「やっぱり猫が好き」のゴールデントリオ復活!と思ったのに・・・
でもご安心ください!ちゃんと加瀬亮君の出番もある。
同じアパートに住む、気の優しい板前修業中の男子。
それにしても、この、気怠くも心地よい感じは何なんだろう。
お正月に、必ず「向田邦子スペシャル」を見る気持ちに似ている。
同じようなメンバーでの配役、
同じような時代設定、
でも、細かく丁寧に作られているので、細部まで吟味したくなる感じ。
ってことで、今日の日記は、pさんへ語るような気持ちで書いてみました。
pさん!もう読んだ?まだでしたら、是非読んで、小林聡美のお母さん役のキャスティングをお願い致します!
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今日の教訓

2010年04月27日 | 夫ネタ
4月27日(火)曇り
昨年からずっと心に心配事というか悩みを抱えていた。
ブログ仲間のるいさんに、山崎豊子著「不毛地帯」と「沈まぬ太陽」をお借りしていた。
ワタクシより時代背景に詳しい夫も、きっとおもしろく読むであろうと押し付けるように読ませる。
夫は、夜寝る前に、少しずつじっくりゆっくり読むタイプ。
不毛地帯全四巻は、ずいぶんと長い間寝室にあった。
「読み終わった!」と夫が言い、全四巻を持ってきた時、妻は激怒する。
あなたっっ!!!栞の紐がイチに食いちぎられてるっっっ
我が家の猫イチは、紐状のものは必ず食いちぎるという性癖を持っている。
輪ゴム、スエットパンツのウエスト部分の紐、巾着袋の紐・・・ありとあらゆる紐が被害に遭った。
もちろん、本の栞紐も被害に遭い、ワタクシはそれ以来イチの目につく所に紐状のものを置かないように気をつけている。
それなのに、それなのに、るいさんにお借りした本4冊のうち3冊までもが食いちぎられている。
ワタクシ、激怒致しました。
その剣幕に驚いた夫の、次なる行動に、また妻は一段と激怒する。
彼は、ネットで「栞紐の修復キット」なるものを検索し始めたのだ。
妻「あなた、そのキットを使って、完璧なる栞紐を再生できると思ってるの?
確かにあなたは器用だけど、この数ミリしか残っていない紐にうまくくっつけられると思ってるの?
まさに、とってつけたようなみっともない代物になるのは目に見えているっっ(怒)」
逆ギレした夫が「わかったよっ!弁償すればいいんだろっ!」
ところがここで、大きな問題が・・・
お借りした「不毛地帯」は全四巻。しかし昨年五分冊に編成され直している。
妻「四巻お借りして、返す時に五巻になってたら変でしょう・・・」
夫「ブックオフとか、ネットとかで探してみる・・・」
と、あくまで、何とか探し出して、何ごともなかったかのように返そうと考える夫婦・・・
いや、まずは謝ってから、弁償する旨を伝えるのが人としての筋だとは重々承知。
しかし、るいさんのお人柄からして「いいですよぉ~弁償なんて!」とおっしゃるのは目に見えている。
なんとか、探し出すのよ!あなたっ!
しかし、時はちょうど「フジテレビ開局記念番組 不毛地帯」放映中。
よって、全く見当たらない・・・らしい。
時はどんどん流れていく。
るいさんと会う時は、猫グッズをプレゼントすると決めてるワタクシ。
猫柄のブックカバーに、そっと猫の栞を挟みプレゼントし、
栞のことを謝るきっかけを自分に作るが、いまひとつ勇気がない。
しかしもうさすがに限界。
半年以上過ぎてる。
今回、野球観戦の際に、正直に罪を告白し、懺悔しようと決意。
いよいよ野球観戦前日の夕方、夫からメール。
「○○のブックオフに不毛地帯全五巻揃ってたので購入!」と得意げ。
またまた妻の怒り爆発。
だからぁ~~~全四巻で貸したものが全五巻で戻ってきたら変でしょう。
ホントにあなたってワタクシの言うこと聞いてないねえ。
それだったら、初めからきちんとごめんなさいを言って、さっさと新しく全五巻を買ってお返しするべきだったでしょう。
こんなに引っ張っておいて、今更違うものを平気な顔してお返しするなんてこと出来ません!
明日正直にお話して、もし「栞なしでも自分のがいいわ」とおっしゃったら四巻をお返ししてお金を弁償するか、
「五分割のものでもいいわ」とおっしゃったら、その全五巻をお返ししましょう。
しかし・・・こんなに引っ張ってしまって何を今更・・・の感否めず。
でも、勇気を振り絞って「ぢつは・・・」と懺悔する。
するとるいさん「あれ、最初から切れてたと思いますよ。
ブックオフとかで買ったやつだから、やすりとかをかけた時に切れたんだなって思った記憶がありましたから」
ホント?
それって、あなたの優しさじゃないの?ワタクシに気を遣って・・・
るいさん「そんな、突然栞のこと言われて、とっさにやすりをかけたとか考えつきませんって!」と笑う。
しかし、未だにワタクシは半信半疑、るいさんの優しさからのウソではないかと思ってるのが、
お言葉に甘えて、全四巻(栞なし)をそのままお返しすることにする。
いやぁ~、正直にすぐ謝っていたら、こんなことにはならなかったのにねえ。
今日の教訓!失敗したり、迷惑かけたりしたら、こそこそ隠したり取り繕ったりしないで
まず謝りましょう。
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妻のいない夜の出来事

2010年04月26日 | 夫ネタ
4月26日(月)快晴
妻が、東京ドームでオレンジタオルを振り回している頃、家ではちょっとした事件(事故?)が・・・
何気に見たバッグの中で、携帯が鳴り続けている。
慌ててとると、娘からである。
「メール読んだ?」え?気付いてもおりません・・・
夫が洗い物をしてたらコップが割れて、手をざっくり切ったというのだ。
ひどく出血したらしく、止血の手当をした後、貧血っぽくなり、
「気分が悪いから、寝る」と言い、寝てしまったらしい。
娘は、慌ててワタクシに連絡をとろうとするが、応援で忙しい母はメールも電話も気付かない。
困った娘は、九州のおばあちゃんに電話する。
そして、案の定、おじいちゃんが「救急車を呼べ!」と大騒ぎをしてたらしい・・・
ワタクシ「血は止まったの?」
娘「わかんない、寝ちゃってるから」
ワタクシ「血が止まったか、確認してみて」
しばらくしてメールがくる。
「帰りにばんそうこうと止血のテープみたいなのを買ってきてって!
血はとまってるみたいだけど、救急箱に何も入ってないから、
今は靴ずれ用のバンドエイドつけてる・・・」
この、『靴ずれ用バンドエイド』という言葉に、るいさん激しく同情。
試合終了後「早く帰ってあげてください」
自宅最寄り駅に着いた時は、もう11時を回っている。
開いてる薬局もないので、コンビニをはしごして、傷当てパッドやら包帯やらを買って帰る。
いろいろ心配したであろう娘には高級アイスのお土産。
高いびきの夫を揺り起こし、手当てして、夜中に揃ってアイスを食べながら、
感動的な試合を熱く語る妻であった・・・

今朝、夫に、「包帯は外して行ってね。
包帯を仰々しく巻いてたら、絶対『どうしたんですか?』って聞かれるでしょ。
そうすると、あなた、あることないことおもしろおかしく話そうと思ってるでしょ!」と釘を刺す。
夫ニヤッと笑い「オレはいつも事実しか語らない」
嘘つきなさい。イチにひっかかれた傷だって、妻のせいになってるんじゃないの?
「その手、どうしたんですか?」って聞かれて、
「茶碗洗ってたらコップが割れて、ざっくり切っちゃったんだよ。」
「え?茶碗洗ってた、って、奥さんは?」
「奥さんは、ドームに野球見に行ってたんだ。」
・・・うっ・・・事実を語ると、ますます奥さんの立場は不利になる気が・・
あなた!今回は少々の脚色を認めます。
その傷はイチのせいにしてください。
・・・ママ!それはヒドいニャー・・・イチ抗議の声
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追悼試合 巨人VS広島

2010年04月25日 | おでかけ
4月25日(日)晴れ
昨夜は、ブログ仲間のるいさんと、東京ドームにて野球観戦。
今月7日に37歳という若さで亡くなった木村拓也コーチの追悼試合である。
今はもう、巨人軍の選手の名前すらおぼつかなくなったワタクシであるが、
『似非巨人フアン』になりすまし出掛けることにする。
乗り換えの駅で、ワタクシの前を歩く中年おやじ、ジャイアンツのバッグに
ジャイアンツのジャンパー。
絶対この人、ドームに向かってるね!と嬉しくなり隠し撮り。
しかし・・・丸ノ内線のホームでは、ジャイアンツおやじの格好に、
さらにジャイアンツの帽子をかぶったおやじがいた・・・
電車は空いていて座れた。
隣には、仕事帰りっぽいおばちゃん二人組。
何気におばちゃんが広げたバッグの中には、ワタクシとおそろいのオレンジタオルに、オレンジメガホン。
さらには以前るいさんに見せていただいたジャイアンツカード(?)まで見える。
ををっ!このおばちゃんたちもドームに向かってるのね!
勝手に連帯感を覚える。
後楽園駅はすんごい人であるが、無事るいさんと会えて、まずは献花台へ向かう。
大きな花束、小さな花束、白い花一輪など持った人達の長蛇の列。
大型スクリーンには、在りし日の木村氏の姿が映る。
引退のセレモニーでは家族へ感謝の言葉を言い、
お子さんに向けて「パパ、頑張ったよ!」と誇らしげにおっしゃる言葉にジンとくる。
似非フアンはお花の用意をしていないので、現地に用意されてる菊一輪を手向ける。
いや、ここで少し、言い訳を・・・
事前に、るいさんからは「献花台にお供えする花を準備していきます」と聞いていた。
そこでワタクシもお花を準備していこうと思ったのだが・・・
いや、ほとんど今まで知らなかったくせに、どのツラ下げて献花する気だ!?
自分の中の『イベント好きの血』が騒いでいるのじゃないか?
大概のことは許されても、今回のことをイベントとして扱うのは、不謹慎すぎるだろ、と考えたのだ。
しかし・・・こういうことって、気持ちだよね、気持ち。
浅はかに、いろいろ考えすぎたことを後悔しつつ、献花を終えドーム内へ。
始球式は、木村氏のご子息恒希君。
まだ小さな彼が、マウンドに現れた時点でもうワタクシの涙腺はぐずぐずになる。
彼は、綺麗なストライクの球を投げ、「ほ~~~っ」と歓声の声が湧く。
るいさんと、「今日の試合は負けられないよねっ!!」と気合いを入れつつ観戦する。
しかし、どうにも広島のほうが優勢に思える試合運び。
ワタクシ、出がけにオレンジタオルを振る練習をしながら娘と話していたのだ。
娘「追悼試合だったら、広島はやりにくくないかなあ?」
ワタクシ「そうだよねえ~追悼のセレモニーとかあった後に、選手も観客も果たして割り切って盛り上がれるかなあ?」
試合を観戦しながら、心の中で「これがスポーツマンシップってやつなのか?
ワタクシが広島だったら、今日は勝てない、勝っちゃいかん!って思うけどなあ。」などと、
スポーツマン精神に反するようなことを思いつつ応援する。
さすがにそんなことを「野球を愛する」るいさんには言えないので黙っていたが、
試合終了後のトイレの列に並んでる時、るいさんが「八百長でもいいから、今日は勝ってくれって思いました。」
・・・同感です。
中盤を過ぎてもなかなか点が入らないのをやきもきしながら、
だんだん自分のせいのような気になってくる。
ワタクシ、雨女だし、負の気を持ってるようだし・・・
今日負けたら、ワタクシのせいだ。3年くらい前に初めてドームに連れてきてもらった時の試合も負けた。
と、我が父にそっくりなネガティブ思考炸裂だ。
我が父は、自分が応援すると負けるからと言って、こんなに可愛がってる孫の運動会や持久走大会を見に来なかった。
「そんなこと言わずに見に来てよ」と言って無理矢理見せた持久走大会で、
いきなりスタート地点で娘が転んでしまい、
それ以来、ますます見に来なくなった。
ワタクシ自身も「おじいちゃんってば、ホントにマイナスの気を出してるのかも・・・」と思ってしまったくらいだ。
そんな父にそっくりなワタクシだ。
ガンガンに負ける気をだしてるのかもしれぬ。
熱心な巨人フアンでもないくせに、こんな大事な追悼試合にのこのこ出掛けてきて、
マイナスのパワーを発揮してしまい負けた日には、
本当に申し訳ないと思った。
そしてさらに申し訳ないことに、試合は気になりつつも、さらに気になることが二点。
ワタクシ達の前に座ってた男性のトレーナーのボロさがすごいのだ。
首まわり、袖口、肩の縫い目、全てがボロボロ。
いや、こんなこと書くと「nさん!ひと様の身なりのこと言うなんて、人としていかがなものでしょうか?」とお叱りを受けるかもしれないが、
ワタクシだって、ものすごく苦学生らしい子が、「貧乏だけど、どうしても今日の試合だけは見たいんだ」と言ってる風情を漂わせてたら、
こんなことは言いません。
歳の頃なら30代、茶髪にフツーのパンツの、フツーの人なのだ。
それなのに、トレーナーだけが異様にボロい。
彼なりのジンクスがあるのだろうか。
「このトレーナーで応援にくると、巨人は勝つんだ!中学の頃からずっと!」
それと、今度は後ろのカップルの男が、応援歌を歌ったり声援を送ったりするのだが、
その声が、ムーディ勝山みたいに低い声で、なおかつ小さくささやくような声。
「応援するなら大声で、声張り上げろ!
オレってこんなに巨人フアンなんだぜ!と彼女にアピールしたくて応援歌とか歌うのかもしれんが、
声、ちっちゃすぎ!」とイライラする。
どうしても、この二点をるいさんに伝えたくて、とうとう隣に座るるいさんにメールを送る困ったねーさん・・・
試合に集中しろよ!って感じですが、無事に谷の劇的ホームランで逆転勝利。
すごく感動的で、素敵な夜でありました・・・が、反省会のお茶もせず、
じゃあねとるいさんとお別れ。
なぜなら、我が家でちょっとしたハプニングが起きていたのである。
この話はまた明日。
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『熟年離婚』より『孫育て』

2010年04月23日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月23日(金)雨
音訳ボランティアのサークルに属しているのだが、今回初めて本を一冊音訳した。
視覚障害者の方から依頼があったものを、専用の録音機で録音するのだが、
音訳するってことは、一冊まるまる読むってことである。
だから、国家試験の問題集だとか、踊りのマニュアル本だとか、
やたらイラストや写真や表がある本だとかはイヤだなあ~と思っていたのだが、
今回ワタクシのお引き受けした本は
『「熟年離婚」より「孫育て」』というタイトルの本。
団塊の世代の著者(宮本まき子氏)が、団塊の世代の夫婦に向けて書いている。
「DVとかなら、即効離婚なさい。
でも、飽きたとか、なんとなくモヤモヤしてる程度なら
離婚はやめて、家をリフォームしたり孫育てに口を出しなさい」ってな感じのことを、
わかりやすくおもしろく、時にばっさばっさと切り捨てながら言う。
そのなかで印象に残った一文。
「何も起こさなかった人生よりいろいろあった人生の方が思い出深いし、
その思い出は頭の中でビデオを見るように何度でも繰り返せますから老後の最大の楽しみになるはずです。
死ぬ間際になって「ああ、つまらない人生だった」とうらみつらみ言われては、
残された家族はたまったものじゃありません。」
ちょっとドキッとしました。
ワタクシ、今のまま歳をとっていったとして、死ぬ間際に「あ~楽しい人生だった!」と言えるだろうか。
「え?結構波瀾万丈な人生って感じだけど?」と思われるかもしれないが、
これはワタクシが望んだことではなく、まわりに流されてこうなったという感じ。
ささやかなことに喜びを感じ、ちまちまとしたことで、一人こそこそ遊ぶタイプ。
はっきり言って、地味でスケールの小さな人間だと思う。
自分のそういうところが嫌いってわけではないのだが・・・
この本の中には、さまざまな熟年カップルの話が出てくる。
その一つ。風采の上がらないオジさんが、若いホステスに入れ込む話のところで、
妻は「私がスーパーをかけずり回って節約してるのに、その女に1000万もくれてやるなんて許せない!」と怒り狂う。
で、それぞれの友人達の意見や提案があるのだが、男性陣達の意見は揃って
「亭主は血迷ってるんだから、奥さんも血迷え」
で、その血迷い方というのが、自分に投資して磨きをかけてトキメけ!
「ぜいたくは味方」とばかりに、おしゃれ・エステ・グルメ・教養を楽しむ。
彼女曰く「この『自分に金をかけられるか』がポイントで、男の本音は1円にこだわる女より1000万円で勝負に出る女といるほうが楽しいらしい。」
ヒジョーに耳が痛い。
前夫は、安月給でやりくりしていたワタクシより、綺麗で若くてゴルフコンペで知り合った若いホステスを選んだ。
突然夜中にこの女を連れてきた時のことは、一生忘れられない。
夜泣きしてた娘をあやしながら、髪の毛ぼさぼさ、よれよれのスエット姿のワタクシと、
仕事帰りの、綺麗に着飾った森口瑤子似の女。
もう、勝負はついた!って感じだ。
こんな痛い目にあっておきながら、ワタクシは、それでも同じ事を繰り返している。
「自分に投資」なんていうもったいないことは極力避け、
食卓のメニューの安さ自慢「今日の鯛飯は、鯛のあら150円で作ったのよ!」とか
「キャベツ98円ってチラシにあったから買いに行ったのに198円になってた!」と怒りまくったり・・・
小さすぎる・・・
ってことで、ワタクシ、これから『自分に投資』致します。
と言いつつ、何から始めればいいかすらわからず、今朝の新聞折り込みチラシの
『沢尻エリカ』をじっと見つめる・・・
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基地問題

2010年04月21日 | 本・マンガ・テレビ・映画
4月21日(水)晴れ
お天気が悪いと、飛行機の航路が変更されるらしく、我がマンションの上を飛行機が飛び交う。
この写真で見る分にはそうでもないけど、実際目にすると結構大きくて威圧感があり
轟音もすごい。
ものすごく不快である。
今、世間が注目している普天間基地移設問題。
米軍基地の近くなんて、こんな旅客機の航路とは比べ物にならないくらいうるさいんだろうなあ。
ワタクシ、社会派ではなく、アホみたいに毎日を呑気に生きている。
だから新聞やテレビのニュースも、まさに他人事って感じで見ていた。
しかし、そのワタクシをも少し苛つかせたのが「徳之島」移設案。
徳之島には行ったこともないくせに、ただ同郷のよしみってやつだ。
「ちょっとちょっと!勘弁してよ、鳩山さん!」って感じ。
沖縄の知事だったか、「基地は必要なものなんだから、持ち回りでみんな喜んで受け入れて欲しい」ってなことを言ってた。
なんか違和感・・・
日米の関係やら考えると『必要』と言わざるをえないものなのかもしれないが、
少なくとも地域住民は必要とはしていない。
『ゴミの収集場所を持ち回りで!』というのとはワケが違う。
あげく、沖縄とか、離島とかが狙われる。
離島なんて、いろんな面で損な役回りを押し付けられてるのに、
まだ言うか!って感じだ。
こんなに反対してるんだから、ほかの案ってのは無いの?
縮小とかは、無理な話なの?
あんなにいろんなことに噛み付いてた福島さんあたりが、妙におとなしいのは気のせいかしら?

今朝シャトルの帰還を伝えるニュースが聞こえてき、夫をおしのける勢いで台所から顔を出す。
換気扇下で煙草を吸ってた夫、押しのけられながら
「君も、いろいろ心配することがあって大変だねえ~」
ま、まあね、社会派を目指してるからね・・・
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価値観の違い

2010年04月20日 | 夫ネタ
4月20日(火)曇り
ずいぶんと前の話。
テレビに麻木久仁子氏が出てて、子育てのことを語っていた。
多分、うちの娘と同じくらいの歳のお子さんがいらっしゃると思うのだが、
当時、幼稚園のお受験のことでご主人と意見が合わない・・・っていうようなことを話してらした。
どちらがどの意見だったかは忘れたが、
お受験なんてさせないで、公立の小中高に通わせて普通に大学受験をさせるべきという意見と
それは、大学受験の苦しさ(さらには落ちるという挫折)を味わったことのない者が言うことだ。
小学校で入れてあげられるものなら入れて、変な挫折感を味わわせることはないという意見。
当時は九州の片田舎のテレビの前で聞いていた身だったのでピンとこない話であった。
小学校や中学校から入れたいような有名私立校もないし
高校入試も大学入試も、あるいは就職試験も、成長段階では当たり前の、『誰しもが通る道』だと思っていたからだ。
しかし、東京に住んでみて初めて、田舎とは違う環境であることを感じた。
子供のお受験への考え方が違うのも、さもありなんだわと思った。
それからしばらくして麻木久仁子氏の離婚を聞き、
勝手に「きっと、子供の教育をめぐる価値観の違いで離婚したんだわ!」と思ったりしていた。
全く同じような家庭環境で育った人、というのはないにしても、
似た者同士、同じようなレベルの家庭環境の人と結婚した方がいいというのは
こういうことかもしれないなあと思う。
自分が憧れていたような家庭環境の人と結婚して、
その人の言う通りの家庭環境を作ることに幸せを感じるというケースもあるかもしれないが、
大概は自分の育ってきた環境が基本になってるから、自分と違いすぎる価値観は受け入れられないことが多いんじゃないかなあ。
芸能人の離婚話ばかりで恐縮ですが、
以前、雑誌で江角マキコさんが、自分の生い立ちを話してて、それがすごく質素な生活なの!
田舎の大家族で、みんなで農作業して、自然いっぱい素敵な環境。
彼女の大らかな感じは、こういう環境が作り上げたものなのねと思う。
洋服は全部親戚のお下がり(ブラジャーまで)
お弁当は新聞紙で包む(学校に持っていくお弁当ですよ)
おやつはふかしいもや、おじいちゃんが作ってるぶどう
おもちゃはお父さんの手作り(積み木やブランコ)
これを読んだ時思い出したのが、彼女と桐島ローランド氏が離婚した時、
母親の桐島洋子氏が「どちらが悪いとかじゃなく、価値観の違い」ってなことを言ってた。
さもありなん!である。
『質素は美徳』が信条のワタクシだが(ホント?)子供のお弁当を新聞紙では包みたくない。
でも彼女は、「イヤじゃなかった、当たり前だと思ってた」という。
そんな彼女と、お洒落な暮らしの代表選手みたいな桐島一家の価値観が同じわけがない!と妙に納得してしまった。

なぜ突然こんな話?
娘への教育費に関して、老親達の介護に関して、「夫と価値観が合わないわ!」と最近良く『価値観』という文字が頭に浮かぶから。
とはいえ、今、冷静に考えるに、↑上のお二人のお宅のように、正反対の価値観の相違ではなく、
ビミョーにすこしだけずれてるだけである。
さらには、ここだけの話、夫の言い分のほうが、ちぃ~っとばかし正しい点もある。
特に、教育費については。(介護については、まだまだ話し合いが必要)
一人で育ててる時は、迷いはないが、向上もないってことだね。
自分の『価値観』に凝り固まりやすいワタクシは、夫のおかげで少しは成長してるようだ。
これは『価値観の相違』のおかげってことね。
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ぬかるみの二人 ふたたび

2010年04月19日 | おでかけ
4月19日(月)晴れ
土曜の夜、付けっぱなしのテレビから、懐かしいMCハマー。
小林克也氏が、彼の穿いてただぶだぶのパンツの話などもする。
翌朝、これまたテレビで『ガイウス・ユリウス・カエサル』という名が出てくる。
「誰だっけ?この人」と尋ねる妻に、夫が「『ブルータス、お前もか』のシーザーのことだよ。」
このあと、ウンチクが続きそうだったので、慌てて遮る妻。
「カエサルって名前初めて聞いたよ。」と言いつつ、ん?あれれ?
でも何か聞いたことあるぞ、カエサル・・・
ををっ!光TVのキャラクターで、サルの名前が、そんなんじゃなかったっけ?
そうそう!『ヒカリカエサル』青いシュールなサルよね。
ん?シーザーと関係あるのかしら?
そういえば、MCハマーのパンツもカエサルじゃなかったっけ?
うわぁ~どうしてこの短時間で、『カエサル』って言葉を何度も聞くんだろう?
不思議ぃ~~と興奮して・・・
もう一度ハマーのパンツ名を確認してみたら『サルエルパンツ』だった・・・チャンチャン!
・・・って、こんなことはどうでもいい・・・

土曜日は、娘の高校の保護者会だった。
ワタクシと、ぬかるみ具合がそっくりのT代クンのママと一緒に行く。
ずいぶん久しぶりに会ったので積もる話で盛り上がる。
乗り換えの駅で、ワタクシはパスモ使用だが、乗車券を買ってた彼女、
乗り換え専用の改札で券を通し、喋りながら携帯を出していじりながら
次の乗り換えの改札へ向かう。
その距離たるや、ほんのわずかである。
が!乗車券がないと騒ぎ出す。
先に改札を抜けてたワタクシが、ポケットは?バッグは?とジェスチャーゲームのように聞くが
どうしても見つからないらしい・・・
とうとう改札の駅員さんに
「○○から乗って、今、そこの改札を出てきたんですが、どうしても券がないんですぅ~」
改札内には、ツレもいるようだし・・で、再発行してもらう。
電車を待ってると、急行がくる。
ぬかるんでるワタクシ達ではあるが、学習はしているのだ。
以前、この急行に乗ったら、高校の最寄り駅は通過してしまった。
急行をやり過ごし、その後に来た各駅停車の電車に乗り込む。
またしゃべりまくる。
もうすぐだというのに、ちょうど席が空いてしまい、座ったのが敗因。
しゃべりながら何気に停車駅を見ると・・・あ”ーーーーっ!通り過ぎてるっ!
慌てて飛び降りる二人・・・
以前、急行に乗ってしまった時に停車して逆戻りした駅だ。
また逆の電車に乗り換えながら、爆笑するぬかるみの二人・・・
でも、大丈夫。
こんなこともあろうかと、ずいぶん時間に余裕を持たせてたからね。
ちょうどいいくらいの時間に高校に到着。
全体会のホールでは、クラスごとに座ることになっていたので、
しばらくワタクシの横で喋った後、自分のクラスの席へと向かうT代さん。
そして・・・T代さんが去った後のイスの下になにやら落ちてる。
拾ってみると・・・○○駅からの乗車券でありました・・・
・・・って、こんなことも、どうでもいいことでありますね・・・



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親孝行娘

2010年04月17日 | Weblog
4月17日(土)雪→晴れ
目の不自由な我が父が、前立腺がんの手術をしたのは今週前半。
父の件は、全く心配ないと主治医からも言われてたのでホントに心配してなかった。
(・・・忘れてたくらいだものね!)
心配なのは、いつでもどこでも頑張っている母。
だから、ワタクシは、父がこの手術で入院する数日間が、
母には休息の日になることを期待した。
土曜日に退院と聞いていたのだが・・・
手術の晩は一晩寝ずに付き添い、帰宅し、ほっと一息、やれやれとくつろいでいた母のもとに電話がかかってくる。
父が入院している病院の看護婦さんからである。
父が、どうしても退院すると言ってきかないらしい・・・
先生が説得してもダメ。
そこまで言うなら、術後の経過も悪くないので退院していいでしょうと許可。
明日迎えにきてくださいとのこと。
目の不自由な父は、大変な見栄っ張りな人である。
ひと様の手を煩わせることを非常に嫌う。
看護婦さんたちにご迷惑だから退院させてくれと頼み込んだらしい・・・
しかし・・・日頃の鬱憤が溜まりに溜まってた母としては
この二日間ほどを休息させてもらって、また優しい気持ちにもどって
「おかえりなさい、大変だったねえ~」と迎えるつもりだったのに
それさえも許されないのかと、怒り心頭である。
そしてそれを電話で聞くワタクシの方が、さらに桜島もビックリの大爆発である。
「どれほどええかっこしいすれば気が済むのだ!?
看護婦さんに申し訳ないだと???
その気持ちの一分でも、おかあさんに向けたことある?
おかあさんは召使いでも、おとうさんの所有物でもないんだよっっ!
いいでしょう、わかりました、ワタクシが介護に帰りましょう。
おかあさんは、熊本のおばちゃんのとこでも、東京の我が家にでも遊びに来ればいいじゃない?」
愚痴を聞いてもらおうと電話した母は、娘の剣幕に少々たじろぎながら
「いや、そう言ってくれるだけで元気が出たよ。
夏休みに帰ってきてくれればいいから。
夏休みまで、お母さん頑張るから!」

夕食時に、夫にこの話をすると・・・
「すぐ帰ってあげなさい!GW前に帰れば?」
妻の里帰りを、イヤな顔する夫もいるだろうに、この人は、こういうところがすごい。
すごすぎて、ちょびっと怖くなる。
親兄弟思いの彼は、もし、何かあったら、何をおいてもすっとんで帰るべし!と思っている。
ワタクシは、『何かあったら』の『何かの』程度にも寄るし、まずは自分の家族、娘のことを考える。
その辺りの、ビミョーなズレが、このさき、老いていく両親を抱えてる身としては
ちょっと怖い気がする・・・
高校生といえど、何も出来ない娘のことが心配だが、
この、おばあちゃん子もまた「あたしは大丈夫!ちゃんと起きて学校行くから(当たり前です!)
おばあちゃんのために帰ってあげて!」とものすごい勢いで乞う。
じゃあ、6月あたりに、一週間ほど帰って、母を介護から開放してあげようということになる。
ちょうどテレビはニュースが流れている。
娘がハッとしたように「ママ!おじいちゃんと大喧嘩して、ニュース沙汰になるようなことはやめてよね!」
と、彼女お得意の、妄想ニュースが始まる。
「刺された父親は、4月に手術をして退院したところでした・・・」
遅ればせながら、親孝行娘になろうとしてる母に向かって、何て失礼なことを言うのよ!と爆笑しながら、
心の中で、「喧嘩するのはやめよう・・・」と小さく決意・・・
コメント (6)
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