パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

セトウツミ

2018年02月25日 | 本・マンガ・テレビ・映画
2月25日(日)曇り

ん?nさん、前もセトウツミってタイトルで日記書いてなかった?と思った人はかなりのnフリーク!
それは、映画の方でありまして、私の中では結構上位にランクインされております。面白さが。
その時にも思ったのが、これ、ビデオで見たい。
ちょっとやんちゃなセト君と、クールな秀才ウツミ君という二人の男子高校生が河原でダラダラ喋り続けるというだけの話なので、とにかく会話の面白さが肝なわけだが、
油断してると付いていけなかったりする。
ああ〜これがビデオだったら巻き戻せるのにぃ〜と思いながら見たのを覚えている。
が、そのまますっかり忘れて、ビデオを借りるでもなく原作漫画を読むでもなく月日は過ぎ・・・

先日、朝日新聞の書評欄にこの漫画が取り上げられていた。
東大の教授が絶賛している。
どうやら8巻で完結したようで、その最後に至っては

   ウツミはたんなるクールな秀才ではない。
   彼の心は病んでいる。彼が心の扉を半分ほど開けられる唯一の相手、それがセトなのだ。
   だからセトもまたたんなる「普通の」高校生ではない。
   それまで一風変わったギャグマンガだと思っていたら、最終巻で、ウツミを救い出しその閉じた心の扉を開くドラマへと
   急速に焦点が絞られていく。
   差し出された救いの手を掴んだウツミは、セトのことを「紛れもないスーパースター」だと確信する。
   そして、あまりにも水際立ったラストシーン。
   私は、マンガという表現の枠が広がったのを感じた。
   このラストの素晴らしさについて、誰かと語り合いたくなる。
   河原に腰かけて。私にはもう放課後という時間はないけれど。(ブック・アサヒ・コムより)

と、東大教授は語る。
くーーーっ!!!気になるではないかっっっ!
そしてこの、河原に腰掛けて誰かと語り合いたくなる、というのがまたいい!
そして、この教授であるおっさんが言うように「私にはもう放課後という時間はない」というのが切ないではないかっっ!
そして、ワタクシにももう放課後という時間はないが、ただの時間ならたっぷりある。
ってことでアマゾンで大人買いした。
そして今読んでいる。アッハッハ!と声を立てて笑いながら漫画を読むって久々な気がする。
これ、このまんま、一言一句たがわずもいちど映画化して欲しい(菅田将暉、池松壮亮ペアで)

にしても、彼らの放課後の舞台である河原。
街中にあるような、小さな、なんの変哲も無い川である。
どちらかというと、小都会的でもある。きちんと整備された、川沿いを散歩できるような、そんな川。
それもよし。
ワタクシの青春時代は川内川だ。
田舎町を流れる、どでかい川だ。
チャリ通学だったから、川内川の土手を悪友Hと並んで走った。
帰りは冬でも「焼き芋アイス」を買って、土手に座り込んで、震えながら食べたりしておしゃべりした。
夜、うちに泊まりにきていた悪友Hと川内川に出かけていき、真っ暗な土手に座って喋ってたら生まれて初めて流れ星を見た。
デートはもちろん川沿いをチャリを並べて走るという可愛いもので、いちどそれを叶えたらもう満足!と振ったT君、ごめんなさい。
川内川の両端から垂れ下がる花火ナイアガラを見たのも多感な高二の夏。
ワタクシの青春は川内川とともにある。

ワタクシが今住む街はリトルインディアと呼ばれている。
ボス的な人がいて、その人を頼って来日する人達がどんどん増えてのことと聞いているが、いくつか派生している理由の一つに「荒川が故郷のガンジス川に似ているから」というのがあり、あながち作り話でも無い気がする。
いや、あの聖なる川とこの荒川が似てるのか?と首傾げたくもなるが、もう、「川」というだけで郷愁を誘うのだと思う。
ワタクシだって、娘が高校受験する際に色々高校見学に行った時、荒川沿いのとある都立高がまるで我が母校のように思え、
そこに通うにはチャリ通だと思うと、自分の高校時代と重なって「もう、ここに決めなよ!」と説得したほどだ。
あっさり却下されたが。

セトウツミ の感想というより、川についての感想になってきてしまった。
どうですか、皆さん!「セトウツミ 」読んで見たくなりましたか?
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行くぜ、北陸〜買ったもの〜

2018年02月22日 | おでかけ
2月22日(木)雪
白川郷から金沢の旅で買ったもの。

白川郷で二時間も散策の時間があり、合掌造りと吹雪を満喫。
明善寺では写真を撮って、絵はがきの中に入れこんでくれるというサービス。

さらにそれを大きく引き伸ばしたものを売ってくれるが1500円という値段設定は如何なものか。
500円だったら買います。
刺繍が可愛いハンカチタオル、買いました。娘とお揃いで。

マグネットも買ってしまった・・・
冷蔵庫に貼るマグネットが増え続ける。

素朴な味の五平餅はお土産用。

金沢で九谷焼の何かは買いたいと思ってたが、なかなか決めきれず。
迷いに迷っておちょこと小皿をお揃いで。

かわいい。


以前、新潟のオシャレ居酒屋で見て以来、気になっていた錫の酒器。
とうとう買ってしまった。
「金沢旅行の記念になるもんね!」と。
ちなみにこれ、富山県高岡市のものなんですけどね(・・・相変わらずだね、きみ)
今週末は、これで美味しいお酒を呑みましょう。
お猪口はどれにする?

そうそう!これもあるのよ。

金沢おでんと金沢カレーのコラボ。
これ、最終日の夜に食べたおでん屋さんのもの。


これ、ガチャポンなの!
九谷焼の箸置きのガチャポン。
6種類あって、結構かわいいからコンプリートしようかと思うも、こういうのに運のない母娘なので同じものが出続けるかもねと二個で断念。
今、検索したらいろんな種類があってびっくり!

ガチャポンといえば!
猫ちゃんが熊ちゃんになれるかぶりものを発見!

うちのいっちゃん黒いから、絶対パンダがいい!似合うよ!と盛り上がるも・・・

黒でした。まぢこういうのに運がない母娘。
何の変化もない。
ということで、これはおともだちのモーちゃんにプレゼント!
モーちゃんは白猫ちゃんだから、すっごく似合うと思う!(sigh・・・モーちゃんため息)

さあ、今週も後半。
パートはめんどくさくてイヤだけど、旅行に行って、ささやかなお買い物を楽しむために頑張りましょう。
その前に、コーヒーブレイク。

こんなのも買ったの。
すぐ消えちゃうんだけど金箔が浮かぶのです。
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行くぜ、北陸〜食べたもの〜

2018年02月18日 | 衣・食・住
2月18日(日)晴れ
白川郷から金沢の旅で食べたもの。

12日(月)
朝ごはんとして東京駅で買った。
母はカニ助六ずし
娘はオシャレパン

お昼は富山湾鮨

白川郷では五平餅を食べたのに、あまりの雪に圧倒され、写真撮るのを失念しとった。
しょうがないので、お土産用に買ったものを記録として。


夜はホテル近くの居酒屋にて。


お昼のお寿司にあった柳ばちめというのが何なのか気になってたら、この居酒屋でも焼きに出てたので頼んでみる。
今、調べたらメバルだった。
美味しかった。
治部煮も美味。おでんに車麩という発想は今までなかったが、これからは必ず入れようと決意(大げさ!)

ホテル近くのコンビニで買い物して帰る。



13日(火)
朝ごはんはホテルのバイキングの後、フルーツサンド
ひがし茶屋街で金箔ソフト

お昼は8番ラーメン。

味噌・塩・醤油・豚骨の四種から選べる。
娘は塩、ワタクシは味噌をチョイス。うまいっ!

夜は老舗おでんやさんへ。


ひがし茶屋街でインスタ映えを意識してみかん大福なるものを買ったのだが、いざ食そうとしてめっちゃ「反インスタ映え」な画像しか撮れず。

娘が「画像、借りて来たほうがいいよ」
そうね、これはもう、ただのみかんにしか見えない。
本来ならこんなに綺麗。


14日(水)
朝は市場で食べ歩く。

しかし、ついつい食べるのに必死で写真撮り忘れ。2個目のタココロッケをかじってたら、娘が「はっ!写真撮った?」
東出珈琲では洗練されたお味の珈琲を。

お昼はターバンカレー。

ボリューミーだけど、なぜかカレーだと食べられるのよね〜
純喫茶ローレンスでスペシャルホットミルクコーヒー

新幹線で食べるつもりで買ったけど、お腹いっぱいで、自宅に帰り着いてから食べた駅弁。
←母は越前朝倉物語
←娘は利家御膳

この旅行中、毎日すごい歩数歩いてたからきっと痩せてるだろうと思いきや、我が家の高級体重計はしっかり増加した数値を叩き出しました。
ごちそうさまでした!
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行くぜ、北陸〜三日目〜

2018年02月17日 | おでかけ
2月17日(土)晴れ
三日目。青空と雪のコントラストが素晴らしい!
お天気は全く期待してなかったので喜びというよりまだ半信半疑。
ホテルをチェックアウトしてまたバス周遊券買って近江市場へ。

ここで朝食を食べ歩くぞと意気込むも、少し意気込みすぎたのかまだ準備できてない感じ。
甘エビコロッケとか、たこコロッケを食す。
市場近くの『東出珈琲店』で美味しい珈琲を飲む。

バスに乗って兼六園へ向かう。

隣の21世紀美術館。

ここら辺の観光のサクサク度ったら!
夫がいたら「お前らもう少し丁寧に観て回れ!」って注意されるところだ。
でもいいのよ、今回は気ままな女二人旅ですもの。
お腹すいたね〜
お昼は金沢カレーと決めてはいたけど、近江町市場にある『カレーのチャンピオン』は、まだ開店してなかったので
『ターバンカレー』に行ってみよーーー。

ハンバーグカレーにチキンカツカレー、クリームコロッケカレーに納豆カレー(生卵付き)
ロースカツカレーにエビフライカレー、ウインナーカレー。
迷うわぁ〜
娘はサクッとクリームコロッケカレーにする。
え〜っ!さっき市場で甘エビクリームコロッケ食べたじゃないの!と言うと、「いいの!これを食べたいの!」
母はLセットカレーってのにするわ。
ウインナーとハンバーグとロースカツが乗っかってるのよ。夢のようじゃないの!!
ライスを小にしたので見事に完食できました。

歩きながらお土産やさんにひっかかったりしつつ、今度は、純喫茶ローレンスへ。
ここは、前日行った「ミニシアター」のすぐ近くで、看板を見かけた瞬間に、我が昭和娘が「ここ、多分すっごく有名な喫茶店だよ。」と行きたがったので、
明日時間と予定に余裕ができたら行こうということにしていた。
まだ集合時間まで余裕があるし、行ってみよう!
お店に入るとすぐに女主人から「ご旅行?」
答えながら店内を見回すと、ドライフラワーで埋め尽くされた感ある。

その数とか、センスとかがもう異様を通り過ぎてて、一回半回ってて感動するレベル。
そしてさらにすごいのがこの女主人。
五木寛之が毎日来て、あの席で五時間粘って小説書いて直木賞とったの、とか、メニューが一つしかないのよと言いながら探し回り、
やっと見つけてから
「ここからここまではできます。ここはできません。やる気なし!でもずっと作らないわけじゃないのよ。年に何回かは作るの。」
美術教師だったが、親がこの喫茶店を残したので嫌々引き継いだとか、壁の絵は自分の作品だとか、それはもうずっと延々とおしゃべりなさる。
ワタクシの勝手なイメージで「森茉莉」ってこんな人だったんじゃなかろうかと。
自分の美意識を大事にして、傍若無人なところもありつつ、でもほっておけないと愛されるキャラ?
この掃除嫌いなワタクシを持ってしても、もう少し片付けて、お掃除もしたほうが・・・と余計なことを考えたりもするが、
でももうこの喫茶店は、存在さえしてくれたらいいという域にまで達した場所なのかもしれない。
そうこうしてたらお客さん(若いカップル)来店。
「ご旅行?」から始まって、ワタクシ達が聞いた一連の流れで同じ話が始まる。
またお客さん(大学生っぽい男の子一人)
また「ご旅行?」からの一連の流れ。
もう、ワタクシ達母娘はおかしくておかしくて笑いをこらえる。
スペシャルホットミルクコーヒーを頼む。
ものすごく時間かかる。
またお客さん(若いカップル)がやって来て「ご旅行?」から始まる。
ちなみに全員が「ご旅行」
森茉莉店主曰く「いつもは常連さんがいて、金沢のことを教えてあげられるんだけど、今日は来てないのよ。
だから、何も教えて差し上げられないわ。」
この後、地元の人らしき人が待ち合わせとかで入って来たが、満席で、奥に通して(←奥に素敵な小部屋が二つある)
森茉莉店主「ここ雨漏りするのよね〜」と、修理する気ゼロの口っぷりでのたまう。
楽しいひと時を過ごし、帰ろうとすると
森茉莉店主「あら!もうお帰りになるの?ここはゆっくりしてていいのよ。五木寛之なんて五時間居たんだからね、毎日。」
いや、もうお腹いっぱいです!ごちそうさまでした!

そろそろ駅へ向かいましょう。
駅でお土産や駅弁を買い、北陸新幹線でいざ東京へ。
娘よ!母の「白地図を塗る旅」に付き合ってくれてありがとう。
母は、死ぬ時には、この旅行のことを思い出すだろうなあと思うくらいすごく楽しかったです。

な〜んて、ちょっとしおらしい感じで娘に感謝するのは、お土産を買った後、ちょっとしたトラブルがあったのだ。
母が粗相をして(←これに関してはまだ自分の中で傷が癒えてないので公表できない)
もう、今後娘は一緒に旅をしてくれないかもと思ったからだ。
娘よ、もし許しくれるなら、今度は中国世界遺産巡り、行かない?
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行くぜ、北陸〜二日目〜

2018年02月16日 | おでかけ
2月16日(金)晴れ

添乗員ぷ〜の天気予報によると、初日大雪、二日目雪、三日目雨。
ってことで、「雪」の二日目スタート!
旅の朝は「フルーツサンド」ということで(京都新潟に続く)下調べはしておいたが、やはりホテルの朝食バイキングも気になるので覗いてみる。
そんでもって、ちょびっとだけ食べてみる。
フルーツサンドまでのエネルギーも必要だからね!

フルーツサンドのお店へ行くまでに猛吹雪に遭い、さらには近道をしようと広い公園を斜めに突っ切ろうとして遭難しそうになり引き返すという無駄な動きをしながら到着。
フルーツサンドを食し、カフェオレ飲んでると、そりゃもう見たことないような吹雪。
呆然としながら、この旅での隠れNGワードだったら罰金がすごいことになったであろう『雪国には住めない!』を繰り返す母娘。
吹雪が少し収まったのを見て勇気を振り絞って店を出る。

バスの一日乗車券を買い、東茶屋街へ。

北国の天気って、少し想像と違うというか、あんなに吹雪いてたかと思うと青空が見え、やった!雪止んだ!と思いきや、また猛吹雪になるという繰り返し。
とりあえずインスタ映えしそうなので「金箔ソフトクリーム」を食したり、「みかん大福」なるものを買ったりする女子二人。
朝食バイキングを食した後に、フルーツサンド三種を食べ、金箔ソフトを食べてるので全くお腹がすかないのだが、行程上そろそろお昼ご飯にしよう。
ラーメンかカレーなら食べられるってことで8番ラーメンへ。


少し前になるが、娘が室生犀星の「杏つ子」を読んだ。
最初はイマイチだったらしいが、徐々に面白さが増し、読み終わった後には「今まで読んだ本の中でベストテン入りするくらい良かったから、ママも読んでっ!」
ってことで母も読み始めたものの、まだ最初の、「イマイチ」の部分。
しかし、娘が言うには「ブログ書く人は絶対これ読んだほうがいいよ!」と言い、ネタバレとまではいかないが、いかにこれが優れているかを語ってくれる。
日常の淡々とした中に、そこはかとない面白みがあったりして、とにかく良いらしい。
母は室生犀星といえば「故郷は遠きにありておもふもの・・・」くらいしか知らなかったが、ふと、音訳の校正で室生犀星の娘の本を読んだかすかな記憶が蘇る。
そして犀星の犀の字は金沢を流れる犀川からとったとか言うエピソードを思い出す。
一気に盛り上がる母娘。
最初からその目的だったかのように「室生犀星記念館」へ向かう。
犀川沿いのシンプルなデザインのその記念館は、犀星の誕生跡地に建てられたとても良い記念館だった。
今回の旅で一番時間を費やしたのがここだったように思う。
犀星の原稿を写経のごとく真似てみたり、犀星の詩と写真を選んでオリジナルポストカードを作ってみたり。
そうそう!室生犀星は動物好きで、猫や犬、虫などたくさん飼ってた。(室生家の犬猫年譜なんてものももらえる!)
火鉢に手をかけてる猫ジイノなんて可愛すぎる!
「杏つ子」を読み終えたら、犀星の「動物詩集」を読もうと思う。
パラパラとめくった本の中に「日常が文学だ」というような文章を見つけ、娘のいう「ブログみたいなんだよ、杏つ子!」という感想に通じるなあと思う。

ををっ!少し時間を取りすぎた。
この後、四時半から娘の希望により、北陸唯一のミニシアター「シネモンド」で映画鑑賞なのだ。

『パーティで女の子に話しかけるには』というのを鑑賞。
いやぁ〜これ、すっごく難解で、最後までよくわからなかった。
エンディングの三分だけちょっと感動した。
でも、まぢでわからなかった。
去年、我が母を連れて「この世界の片隅で」を観た時の我が母の感想が「よくわからなかった」だったが、「なんでわからないのよぉ〜」と情けなく思ったことを反省した。
母さん、ワタクシも「よくわからなかった」よ。
で、その後、おでんを食べながら娘にそういうと「そういう映画なんだよ、カルト映画だよ。わけわかんないでいいんだよ。」
いやいやいやいや、わけわからんでいいっていう意味がわからんのだよ。

この金沢おでんがまたチョー大当たりのお店で、今回、我が娘の鼻が非常に良く利いてくれたことに感謝。
二日目の夜も雪を満喫しつつ更けていく。
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行くぜ、北陸〜日本全都道府県完全制覇の旅 その3〜

2018年02月15日 | おでかけ
2月15日(木)晴れ
この一週間、ずっとワタクシ平常心を保つ努力をしていた。
ワタクシがウキウキするとろくな天候にならないからだ。
マツコからは「あんたにそんな影響力ないわよ!」と怒られそうだが、でも、でも、でも・・・
○年ぶりの豪雪!とか、記録的大雪!とか、テレビやネットニュースで目にする度に北陸の方々に申し訳ない気持ちになる。
そうなのだ!ワタクシ、昨年の12月に、娘と旅行を計画しツアーに申し込んだ。
その名も『世界遺産白川郷とじっくり金沢 2連泊滞在3日間 』
北陸新幹線で富山へ行き、そこからバスで白川郷へ。
その日のうちに金沢へ入り、残り二日はフリープランという、非社交的で閉鎖的な母娘にぴったりなツアーだ。
チョー楽しみにしていたら、この北陸地方のドカ雪!
旅行は楽しみだったが人一倍のビビリでもあるので、いっそ早く中止の連絡をくれ!とすら思うほど毎日毎日恐ろしいニュースを聞く。
しかし、旅行会社からは何の連絡もないまま当日を迎える。


12日(月)建国記念日振替休日
朝9:20発 かがやき507
今回の添乗員さんは体型的には「マツコデラックス」サイズ。
前回東北旅行の添乗員さんがアルプスの少女「ハイジ」さんだったので、
今回は「くまのぷ〜さんにする?」と言うと、娘「そんな可愛いもんじゃない!」と辛辣。
しょうがないので母だけ心の中で「ぷ〜さん」と呼ぶ。
富山で新幹線を降りてバスに乗り換え、そのバスの運転手さん(女性)が、走りながら「この先、左側にある建物は、隈研吾さんデザインのガラス美術館です。」という素晴らしいプチ情報をくれたにも関わらず
聞き直したりもたもたしてるうちにバスは通過。(ワタクシ達は前から二番目だったのでこの会話が聞こえた)
「この左手の、下に銀行のある建物はガラス美術館だそうです!」と、全く魅力の伝わらない情報伝達。
ここは「隈研吾」デザインが重要だろ!

おそらくこれでもう運転手さんは呆れて、情報をくれなくなったと思う。
ワタクシの中でも一気に彼への信頼度ダウン。
今後おまえは「ぷ〜」じゃ!
そういえば、ビビリゆえに東京駅での点呼前、「ぷ〜」に雪の心配を尋ねた時、「白川郷は豪雪地帯ですから慣れてます!」
いやいやいや、そりゃそうだろ。
あたしが心配してるのは、白川郷までの道だよ!
さらに、白川郷までの道中、「みなさん、朝早かったでしょう。寝ましょ!」
そして、自分も寝てた・・・
ぷ〜!おまえは起きてろ!


ものすごい吹雪の中、二時間散策。

金沢駅へは六時半着。
←駅がかっこいい!
ホテルは駅近。
今回のツアーには、出発日のお昼のお鮨と、翌日翌々日の朝食バイキングしか食事はついていない。
よって、事前に行きたいお店等を下調べして旅行ノートを作っていたのに忘れるという痛恨のミス!
しかしそこはイマドキの子、「大丈夫!スマホにピックアップしておいたから!」
どうやらスマホのマップに住所やら定休日等も入れ込んでるらしい。
そうそう!今回は、この連休明けというのがビミョーに響いて、「祝日の場合は翌日休業」という目にしばしば遭う。
さらにはこの豪雪も響いているのか、はたまた気まぐれ店主なのか、突然の休業日というのにも遭う。
初日の夜は、散々駅周辺を歩き回った挙句、ホテル近くの居酒屋へ入ってみる。
ここがものすごく大当たり!
美味しいお酒を呑みながら金沢の夜は更けていったのであった。
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レオン

2018年02月08日 | 本・マンガ・テレビ・映画
2月8日(木)晴れ

昨日は、映画の試写会に出かける。
「レオン」
あの「レオン」でありません。邦画。コメディです。
   ナイスバディだけが取り柄の地味なOLと、年商500億の女好きワンマン社長の“心”と“体”が入れ替わってしまった?!
   痛快で抱腹絶倒の スイッチング・エンターテイメントが誕生! 
                         〜映画パンフより〜

と、映画の話の前に・・・
今回この試写会、飯田橋の「神楽座」というイベント会場で開催。
勿論ワタクシ初めての場所。
でも、最近はすっかり東京人だし、スマホという強力なアイテムも持ってるし、添付されてた地図にさらっと目を通しただけで向かう。
うちからだと珍しく電車一本で行けるという好立地。
でも少し早めに出るのは性格。
飯田橋に着いて、指示された出口から地上に出て・・・
この、徒歩五分というのは結構曲者。どちらに歩けば良いかこの時点で既にわからん。
最終兵器スマホを出して「富士見ビル」と入力。
歩き出す。
富士見ビルに着くも、それらしき会場ではない。ビルをぐるりと一周しても行列も案内もない。
???
グーグルマップにもう少し詳しい情報を入力してみる。
「KADOKAWA 富士見ビル」
すると、目的地がぴょこんと変わってるではないかっっっ!!!
どうやらこのあたりは富士見町らしく、別の富士見ビルだったらしい。
くーーーっ!痛恨のミスっっっ。
またてくてく歩く。
早めに出てるから時間的には全然オッケーなのだが、自分の詰めの甘さとか、やたら勾配のある道とか、角川と名のつくビルが多すぎるとことか、
いろんなことにムカつきながら歩く。
あの一帯はKADOKAWAのものなのかっ?
やっと到着すると、まだ受け付けは始まっておらず、いつも試写会で目にする長蛇の列はなく、適当に皆さんくつろいで待っておられる。
ワタクシも、トイレに行って気を鎮める。

で、いよいよ受け付け開始。わらわらと並び始め、ワタクシの前には女子高生二人連れがいた。
今回は一人ずつの招待だ。二人とも当たったのかな?
一人の子がスマホの画面を見せた後、そのまま二人で会場へ向かおうとするので受付の男の人が慌てて止める。
「もうおひとかたも当選されてますか?」
女子高生、キョトン。
受付「今回はお一人のご招待になっております。」
当たった女子高生がもう一人の子に「ごめんっ!」
一人の子はすごすごと帰って行く。
受付には三人いて、もう一人の男の人が「うちは構いませんよ」と囁き、入場を断った男の人が「いいですか?」
慌てて、帰りかけてた女の子を追っかけて無事二人とも入場させた。
これはなかなかの神対応と、ワタクシはにこやかに微笑みながら見ておった。
最初から「え?ホントは一人なんだけど、ま、いっか!」的に入らせるのは問題だが、
全くもって勘違いしてたのは彼女達の態度からわかるし、おばちゃん的に「そこをなんとか入らせて〜な!」とごねるでもなくすごすご帰る女子高生はホント哀れさを感じたし、
友情にかすかなヒビさえ入るんじゃないのと心配したし、
そこに、「今回だけ特別です」という救いの手。
天国から地獄。
女子高生とこの受付の子の間に恋が芽生えてもいいくらいだ(・・・)

と、どうでもいい話で千字以上使ってしまった。
肝心の映画の話は、というと・・・
この、『入れ替わり』という、もはや新しいジャンルが確立された感ある話ではあるが、面白いことに変わりはなく、
とはいえ演技力が素晴らしくないといけないというのが大前提。
元祖入れ替わり「転校生」の尾美としのり⇄小林聡美に始まり、ドラマ「民王」での菅田将暉⇄遠藤憲一、知英⇄草刈正雄然り。
その時に初めて知英嬢を知り、彼女が韓国人で、元KARAだったことも知り、二重三重に驚いた。
今回はその彼女が、あの怪優竹中直人氏と入れ替わる。
もう、入れ替わりといったら知英と言ってもいいくらいの地位を獲得したと思う。
そうそう!それから、地位といえば、この知英演じる玲音の親友が大政絢なのだが、彼女は主役の友人という役がぴったりくるね〜
デジャヴ?と思ったら、ドラマ『あなたのことはそれほど』でも同じような役を好演してたね〜
そのほか、山崎育三郎氏やジャンポケの斎藤さん、ミッツマングローブさん等々、濃いキャラのメンバーで濃いコメディーが出来上がっていた。

上映後、塚本連平監督のティーチインがあり撮影中の話を聞かせてもらう。
パンフから「時効警察」を手がけた方だと知り、さぞやふざけたお方だろうとおもいきや、ダンディで物静かな方だった。
映画監督という人種は主張が激しい熱情型というイメージを持っているが、この方はちょっと違う気がしたのはテレビ畑からの方だからか。
あるいは、撮りたいものがあっての監督と、センスを買われて監督として呼ばれるタイプとの違いなのか。
あるいは、観客と一緒に客席で映画を見てて、観客の反応が期待通りでなかったから御機嫌斜めだったのか。

さあ、帰ろう!
今度は皆さん駅に向かわれるだろうからついていけば失敗はなかろう。
てくてくてくてく。
あれ???皆さんJR飯田橋駅へ吸い込まれて行かれる。
メトロは?メトロの飯田橋駅はどこっっ!?
結局ワタクシは、直線距離なら五分のところを、それを直径とした円の外周を回ってまたふりだしに戻ったという道のりをたどったようだ。
スマホの万歩計で5000歩。いい運動になったわ。
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禍から福へ

2018年02月05日 | Weblog
2月5日(月)晴れ

先週のワタクシの顔は酷かった。
「映画と化粧に金はかけない」がモットーで、映画は試写会、化粧品はモニター頼り。
しかし、最近化粧品のモニターになかなか選出されず。
流石にこの乾燥の季節。化粧水だけでは足りないなと思い、ドラッグストアでテキトーにクリームを選ぶ。
何をつけてもかぶれたりすることのない強い肌ゆえ、モニターができるということで、今までパッチテストなんぞもしたことない。
乾燥小じわ対策、とかエイジングケア!とか、美容液+クリームこれ一つ、なんて魅力的なワードが並んでるにしては
お値段お手頃のクリームをチョイス。
帰宅して、お風呂上がりに、気になる目の周り、ほうれい線には特に念入りに刷り込んで・・・寝た。
翌朝、起きてびっくり!
目の周り、鼻の横から口へかけて、そう、ほうれい線沿いが見事に真っ赤っか。
痛くも痒くもないのだが、とにかく見た目がひどい。痛々しい。痛くないんだけど。

どうしたもんかと、検索してみるに、何もしないのが一番、みたいな意見が多く、でも乾燥が気になる様ならワセリンを塗ればよい的なアドバイス。
顔洗って、ワセリン塗って、ほったらかしにして、
仕事にはマスクをして行く。
特に左目が酷いので、会う人会う人「どうしたの?」
DVじゃないのよ!といちいちしょうもないこと言いながら化粧かぶれを説明。
ワセリンが悪かったのか、それともそういうものなのか、二日経っても三日経っても赤みが引かない。
鏡を見るとギョッとするが、化粧はしちゃダメと割り切ると逆に楽で、本人はいたって平気ですっぴんにマスクで仕事も買い物も済ませる。
しかし、あまりに酷いのか、「病院に行ったほうがいいよ」と言われ続ける。
跡が残ってもヤダなと思い、病院へ。
十年ほど前、火傷した時に行った近所のレトロ感満載な皮膚科に行く。
その時もおじいさんだなあと思った先生が、十年を経て、ものすごいおじいさんになられて、月日の経ったことを感じた。
そして、当時はものすごい盛況ぶりで、朝イチで行ったのに、お昼前の診察で、
その時ってのは、朝お弁当用にイカを揚げてたらイカが爆発して肩から油を浴びてしまい、水ぶくれに驚いて病院に駆け込んだのだが、
待ってる間におさまったというオチ。
寿限無寿限無のたんこぶのような話だ。
だから今回も待ち時間を覚悟して本を一冊バッグに入れて行ったのだが、待合室には4人ほどしかおらず、そのうち二人は会計待ちってことですぐに呼ばれた。
これにも月日を感じたのだった。
周りに皮膚科が二軒ほど増えているし、おそらく最新鋭の機器を導入してるような病院にみんな行くよね〜
田中泯氏に白衣を着せたようなドクターじゃあ、ただでさえ病院を怖がる子供達は嫌がるよね〜

時同じ頃、突然、IHクッキングヒーターが壊れた。
電源入れても点かない。
コンセント抜いて、再度差し込んでみてもダメ。
え〜っ!東京在住残り二年となってから、故障するかぁ〜〜〜
最近ちょびっと余裕が出てきたから、iPadミニ買っちゃう?とか言ってた矢先の手ひどい出費になりそうだ。
そして、これまた白物家電にも口出す我が夫であるから、さっさとは買いません。
おそらく色々比較検討が始まるであろう。
それまでは、電子レンジと炊飯器で何とか凌がねばならぬ。
と、クックパッド様様で、色々教えていただく。
炊飯器でクッパ作り、電子レンジでカレイを煮付けたり、案外何とかなるものねと思いながら過ごす。

何だか踏んだり蹴ったりな日々だなあと凹みがちな時に、ブログ仲間のるいさんからライン。
キャットタワーを送ったよ〜とのご連絡。
るいさんちは、猫ちゃん二匹の快適を追求したお部屋づくりを徹底されており、今のキャットタワー(←新品同様)を諸事情により買い直すので
イチにどう?というお話をいただいていたのだ。
もちろんありがたくいただきますっっっ!
イチっ!母に感謝してっ!
おかげですっかりご機嫌になったところへ、夫が「をっ!IH点くぞ!」
恐る恐るお湯を沸かしたりしてみる。
沸く。
復活したぁ〜〜〜
頼むっ!あと二年、頑張ってくれ〜〜〜

そして、届いたキャットタワーを、娘が説明書片手に作り上げてくれる。

イチ、最上段で満足げ。
可愛いっっ!
アホみたいに褒めちぎりながら写真を撮りまくる母娘。
うしおさん、モーちゃん、るいりい姉妹よ!ありがとう〜〜
一瞬、何か悪い気に取り憑かれたような我が家だったが、あっという間に払えました。
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鬼は外 福は内

2018年02月04日 | Weblog
2月4日(日)晴れ

韓国海苔があるのを思い出し、急遽巻いてみた。
海鮮巻きと、穴子巻き、韓国海苔に敬意を評して牛肉のキンパっぽく。の三種。
結論!韓国海苔に恵方巻きは向かない。

齢50もだいぶ過ぎると、食べるものが偏ってるのを実感する。
元々が、食にこだわりのないタイプ。
スーパーでの買い物は大好きで、ほぼ毎日のように行くが、結局のところ同じものばかり買ってる気がする。
お野菜もお肉も、その他諸々、大体いつも同じものを手に取ってしまう。
そんなワタクシが、最近、できたお店(食品卸問屋直営の食品専門店)にハマっている。
それから、いつも行くスーパーで、在庫処分のようなコーナーがあって、そこも珍しいもの普段手にしないようなものがアウトレット価格でおいてあるので注目している。
珍しく、かつ、お安くなくてはワタクシの財布の紐は緩まないのだ。ここ大事!

ここ数日の、成果を発表しましょう!
日清のホームベーカリー用パンミックスセットを100円で入手!
夫が焼いてくれました!

と、大満足っぽく書いておりますが、実は調子に乗って三箱も買ったものの(このお店、100円ショップと同様、売り切れたらもうお目にかかれない)
我が家のGOPANくんと相性が悪く、二回は失敗したのだ。
でも良いのだ!損した感情が少ないのも安くで買ったおかげ。


こちらはトムヤムクン袋麺。
おそらくカルディとかではよくあるものかもしれん。
ただ、ワタクシの目にかなうお値段かしら?
60円でしたので買ってみました。

そして、お味はなかなか美味しく本格的でありました。

珍しいといえば!
先日、娘が作ったおでん。

「ちくわぶはもっとクタクタに煮込まないと!」とか、「わかめ、わかめ?わかめ入れるの?」とかうるさい母は無視!!!
美味しゅうございました。

さあ、今日は何食べる?
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月が綺麗ですね

2018年02月01日 | 子供ネタ
2月1日(火)晴れ


初めて勤めた会社は情報処理をする会社で、同僚の女の子は、同じ歳で同じ名前の子だった。
nちゃん、n美ちゃんと呼び合い仲良くなった。
ついでに総務のゆかりちゃんも同い年だったので、よく3人で遊んだ。
ワタクシはその会社を一年で辞めたが、時折会っては近況報告し合っていた。
n美ちゃんは当時、その会社の人と付き合っていた。
10歳ほど年上の、優しいだけが取り柄のような(・・・酷い言いようだ)人だった。
今思えば、優しいというのは人間にとって一番大事なことなのだが、ハタチやそこらではわからなかったのだ、ワタクシも、n美ちゃんも。
親にあわせて欲しいと彼が言っても、やんわりはぐらかしていた。
n美ちゃんがこっそりワタクシに言うには、「彼、高卒だから、きっと親は認めないと思うんだよね〜」
そんなことを言い訳にするには、n美ちゃん自身高卒なのにな〜と少し違和感はあったものの、
バブルの弾ける少し前の頃だ。
女子が高飛車でも文句は言えないのだ。
結局二人は別れた。
時はだいぶ流れて・・・n美ちゃんは3つほど年下の銀行マンとおつきあいしていた。
年下とはいえ、大卒だし、銀行マンだし、もう何年も付き合ってるし、さすがのお父様でもオッケー出すだろ。
それより何より、もうn美ちゃんも30だし!と思っていた。
トントントンと親と会う話になったが、またもお父様から「彼のことは諦めてもらえるか?」
レストランでお食事をしたらしいのだが、その時、初めて会ったときに彼が、コートを着たまま挨拶したのがお父上の逆鱗に触れたらしい。
n、意味わからず。
「え?え?え?彼ったらコート着たままお食事したの?(それは確かにマヅいかも)」
n美ちゃん「違うのよ。レストランの外で初めて会った時、コート着たまま『初めまして』って言ったのよ。」
え〜っ!それってダメなの?外でしょ?まだレストランの外でしょ?
お父さんっ子だったn美ちゃんは、お父さんの言うことを聞いて、彼とはさよならした。
ワタクシは愕然とした。
その頃、ワタクシは、夫が浮気して家を出て行き、乳飲み子の娘を抱えて途方に暮れていた時期だったが、
それでも、もし、自分の結婚を親に止められたりしても突っ走ってただろうと思うし、
自分の選んだ道だから、反省はしても後悔はしないわと思っていた。
逆にもし、当時は好きで好きでたまらなかった前夫との結婚を親が反対して
(いま振り返ると、前夫は高卒だし、片親だし、その母親は酒乱でそのせいで肝硬変で、たくさんいる兄弟姉妹たちも色々問題アリで、反対要因なら山ほどあった)
結婚できなかったとしたら、きっと後悔して、一生ズルズル引きずっていたと思う。
そう考えると、娘の目を信じて結婚を許した我が親の度量の大きさには感謝し感嘆する。
ま、この娘の目が節穴だったわけですけどね。

それからまただいぶ時が流れて、n美ちゃんも結婚した。
ワタクシが東京に引っ越すことになった時、久しぶりに3人で会った。
厳選に厳選を重ねた人なら、さぞや幸せだろうと思いきや、縦のものを横にしない人で何もかもn美ちゃんがやってるって話で、
新婚なのに幸せそうじゃなくてびっくりした。
結婚二十年目が近いゆかりちゃんの方がよっぽど幸せそうだわと思った。
ゆかりちゃんも同じ会社の人と結婚してたので、ワタクシもよく知ってる人なのだが、これまた優しいを絵に描いたような大男で
喧嘩しても(ゆかりちゃんが一方的に怒ってるだけ)職場から「お姫様、ご機嫌は治った?」ってメールくれるような人。
離婚だ再婚だとジタバタしてるワタクシや、今から育児戦争突入というn美ちゃんと違い「冬ソナにハマってるのよぉ〜あれ?知らない?」とおっとり笑う彼女を見て、幸せそうだな〜と思ったのを覚えている。

今、「アンナチュラル」を見始めているのだが、その中で、石原さとみ演じる法医解剖医ミコトが付き合ってる人を母親(薬師丸ひろ子)に会わせたいと言った時
母親が一も二もなく喜び、娘の選んだ人を信じていた。(←あっけなく破談になったが)
これが普通だとワタクシは思っている。
ワタクシが、親として、娘の結婚、あるいは恋愛に望むことといえば、不倫じゃないこと、生活基盤がしっかりしている人、暴力を振るわない人。
これが底辺にあって、そこから、人格(基本、ご機嫌な人がよろし)とか、まぁちょっとお酒呑めたらいいわね〜とか、娘より娘のことを好きでいてくれたら嬉しいとかその程度。
ものすご〜くハードルは低い、と自分では思っている。
いや、不倫がはびこるこの時代、不倫じゃない方が珍しいんですよってこともあるかもしれないが、
そこは20余年、この母と暮らしてきた娘なら、母がいかに不倫悪を唱えていたか誰より知ってるはず。
そして母は母で、娘の男の人を見る目を信じている。
そんなことを、「アンナチュラル」の一場面だけで考えた次第。
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