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パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

食堂かたつむり

2008年09月30日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月30日(火)雨
図書館に予約していた「食堂かたつむり」が入ったと連絡がある。
な~んとタイムリーに夫は熱海旅行。
家事そっちのけで一気に読み終える。
なぜこの本を予約までして借りたか。
それは、ワタクシのファッションリーダーならぬブックリーダー(?)であるpさんが絶賛していたから。
目の幅で涙が流れたとまでおっしゃっていた。
そして、ワタクシも、目の幅で涙した。
しかし、おそらくpさんの流した綺麗な涙と、ワタクシの流した涙は、質が違う。
もし、この本を読むつもりの方がいらしたら、この先はお読みにならないで下さい。
最後の最後の結末まで、ぶっちゃけますから。
後から文句を言われても困ります。
「24-シーズン1」で、最後に、ニーナがジャックバウワーの妻を殺すという衝撃の事実を、見る前にWikipediaで読んでしまったショックと腹立たしさは
今思い出しても手がわなわなするほどです。
Wikipediaに、もう少し思いやりが欲しかった。
「今、見てる人は読まない方がいいよ」という前置きが欲しかった。
で、私は言いましたからねっ。

この主人公倫子は、インド人の恋人に突然ふられ、家財道具から貯金から全て持ち逃げされ、
不本意ながら郷里に帰る。
郷里には、スナックをやっている母と、その飼い豚エルメスがいる。
倫子と母の関係は、倫子の出生も含め、複雑で、ぎくしゃくしたものである。
倫子は、母の物置小屋を借りて、念願だった食堂を開く。
エルメスの世話係が、実家にお世話になる条件であった。
母はエルメスを溺愛しており、倫子もまた、試行錯誤しながら手作り餌を与えて可愛がる。
エルメスの世話をしながら、一日一組限定の食堂をやっていく。
そこへくるお客さんと、料理を上手く絡めた、素敵なお話が続く。
「う~ん、これは、本よりも、映画とか、ドラマになりそう」と思いながら、
気持ちよく、時にじ~んとしながら読み進める。
そして後半にさしかかり、母の病気が発覚。
余命数ヶ月の宣告。
まあ、ありがちといえばありがちだが、これで、母娘の確執が溶けていくわけね。
ところが!母は、死を目前にして、初恋の人と結婚するのだが、
その式のプロデュースを倫子に頼む。
なんと!エルメスを食べるというのだ。
私は、大反対よっ!
こんなに可愛くなついているエルメスを食べるだなんて!
しかし、倫子は、母の願いを聞く。
から解体から、全てに目を背けず肉になったエルメスを心を込めて調理する・・・
この工程と、料理が、それはそれは丁寧に詳細に書かれている。
しかし、ワタクシは、もう涙で読めない。
おそらく、この小説の、一番言いたい事、ヤマ場、クライマックスだが、
ななめにざーーーっと読みとばす。
つらすぎる。
そして、ワタクシは今後二度とこの本を手にする事はないと思う。

このお話は、ぜ~ったい、ドラマ化や映画化は無理だと思う。
以前、どこかの小学校で、鶏かなんかを飼育していて、
最後は食べることまでが学習というのがあり、
賛否両論ものすごい論争になった。
菜食主義者でもない限りは、こういう事を言う資格はないと自覚している。
しかし・・・やはり、私は自分が育てた動物を食べることはできない。
今夜食べる豚肉と、エルメスの肉が、どう違うというのか!と言われると
何も言えない。
でも、私はエルメスを食べる事はできない。
もちろん調理も。
命をいただく事を重く受け止めながら、きちんと料理をして美味しくいただく。
そういう基本的かつ大事な事をちゃんと理解している人は、
静かに感動しながら読めるのだろう。
私みたいな、中途半端な人間が「食べるなんてかわいそぉ~っ」とギャーギャー騒ぐのだろう。
自己嫌悪に陥りながらも、ここ数日、命に感謝しているので、
ミョーに手の込んだ料理を作っているわかりやすいワタクシ・・・
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生協再デビュー

2008年09月29日 | 衣・食・住
9月29日(月)雨
最近やっと憶えたのだが、CMに渡辺謙の娘が出るたびに
「あれ?これって誰の娘だっけ?」
あまりに毎回聞くので、杏が出るたびに娘が
「この人は~」と先回りして教えてくれようとする。
しかし娘は娘で、今度は渡辺謙という名前がなかなか出てこず
「あれ?緒形拳だっけ?いや、違う、久石譲だっけ?あれ、違う・・・」
母「渡辺謙でしょ!」
このやり取りを何度も経て、やっと、母は憶えました。
それにしても、謙→ケンという音から拳→謙という漢字から譲という
娘の脳内が読めておもしろい。

その昔、娘が生まれた頃、ワタクシも急に似非エコロジストになり、
食の安全性に敏感になった。
紙おむつVS布おむつ論争や、洗剤と環境汚染、食品添加物などなど。
で、生協へと流れていく。
当時住んでいた所では、二つの生協があり、その両方に加入。
一つは、規定のゆる~い生協で、「ん?これってほんとに安全なのか?」と
首をかしげるような商品も多々あった。
もう一つは、厳し~い規定がひしひしと感じられるような商品を扱う生協。
野菜はもちろん、マヨネーズとかケチャップ、牛乳、豆腐に卵などを食べては
味覚に自信のないワタクシであるが、「安全な味って気がする!」と満足していた。
しかし、そんな平和な日々は長くは続かず、夫は女つくって出て行くわ、
離婚だ、再就職だと人生の荒波にもまれることになる。
それから娘の食事は、ほとんど実家にお世話になる事になり、
ワタクシ必死で食の安全を訴えるのだが、いまいち母の理解を得る事出来ず。
そんな10年ほどを過ごした後、再婚し東京へお引っ越し。
毎日の食事作りから遠ざかっていたブランクは大きく、
勘を取り戻すのに思いのほか時間かかるし、
経済的なやりくりも、なかなか思うようにいかず、
ついつい、安いものに突進して行っていた。
そして、こちらへ来て丸四年が過ぎた先日。
路上で生協のおにいさんに声をかけられる。
我が郷里の(厳しいほうの)生協の事もご存知で、
瓶詰めケチャップやマヨネーズの話しで、
眠っていたワタクシの生協ラブの気持ちに火をつける。
そして、加入したのであった。
都会の近所付き合い、共働きスタイルを配慮して、
一人でも加入はできるのだが、手数料がかかる。
ワタクシ、嫌いなものは数々あれど、この手数料とかサービス料と名のつくものが大嫌い。
う~む・・・なんとかならないか。
しかし、両隣、真向かいとも大きなお孫さんがいらっしゃる年代。
挨拶程度のおつきあいしかない。
今更「一緒に生協しませんか」とは言いにくい。
そうだ!同じマンションの張さんを誘ってみようと遠慮がちにメールするも
「仕事帰りに買い物はするので」とあっさりふられる。
まさに一円でも安いものをめがけてチャリを走らせていたワタクシにとって、
毎回宅配されるごとに189円の手数料というのは、
やはり気持ち悪くてしょうがない。
たまたま土曜日の夜、一緒にウォーキングする事になった張さんに
もう一度、今度は少し熱心に頼んでみようと思いつつ、一緒に歩き始める。
しかし・・・のっけから、彼女の話すことが、
「どこの銀行が安心か」
で、「もし何かあったときに、一千万しか保証してもらえない」
・・・我が家は、その保証で十分です・・・
そんなスケールの話しの後、189円の手数料の話しはさすがのワタクシも言い出せない。
人間が小さすぎる。せこすぎる。
鳥インフルエンザの話しとか、子供らの受験の話しなどをしながら、1時間ちょっと歩き、
このウォーキングを毎週定例化しようと約束して別れたのであった。
そして、今日、生協再デビューによる初めての宅配。
をを~っ、瓶牛乳がおいしそう~っ!
げっ!キュウリ頼んでたっけ?
糠漬けを始めたので先日10本も買ったばかりなのに・・・
トイレットペーパーも玄関まで持ってきてもらえると助かるわ~
車がないので、お米とか、こういうかさばるものって、大変だったのよねえ~
などなどワクワクしながら、収納した後、明細を見て・・・
初回特典1500円割引きはとても嬉しいが、
その上にある「宅配手数料189円」がやはり気になって気になってしょうがない。
明日また一緒にウォーキングする予定の張さんを、もう一回誘ってみようかしら。
しつこいかなあ~ウジウジ・・・
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タモリのボキャブラ天国大復活祭スペシャル

2008年09月28日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月28日(日)曇り
テレビの話続きで恐縮ですが・・・
「タモリのボキャブラ天国」大好きでした。
どれくらい好きだったかというと、ネタを考えて投書したことがあるくらい
好きでした。
どれもボツでしたが(って、何回送ってんだ)
投書なんて、めったにしないんですよ。
あ、もう一つ、「トリビアの泉」にも2度ほどネタを送った事があった。
どれだけタモリ好きなんだ?ワタクシってば・・・
そんなボキャ天が今夜復活!
夕方、熱海旅行から戻った夫の土産話にも、うわの空の相づちを打ちつつ、
ボキャ天の懐かしい名場面に爆笑するワタクシ。
ワタクシ、勢いで笑わせるタイプ(ネプチューンとか)より、
言葉遊びがおもしろかったり、少々シニカルな笑いの方が好きだった。
爆笑問題とか、Take2とか・・・あ!つぶやきシローは大好きっ!
初期のプリクラで、フレームにつぶやきシローがいるという機種に
幼児だった娘と写って、それを年賀状に貼って新年のご挨拶にしたほどだ。
友人達には「なぜつぶやきシロー???」と評判悪かったが・・・
金谷ヒデユキも、とっても好きだった。
引退しちゃったのね~
爆笑問題の「ストーカー?」→「須藤か?」は、大っ好きだったので、
思わず、オチを先につぶやいてしまい、
夫から「よく憶えてるねえ~」とあきれられたほどだ。
あ~楽しかった。
また5年後くらいに、復活祭をしてほしい。
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高校の先生の話を聞く会

2008年09月27日 | 子供ネタ
9月27日(土)曇り
夫は、大学時代の友人達との熱海温泉一泊旅行に出かけていった。
お昼前に自宅を出発していったが、出がけに、なにやらごそごそ。
「呑む前に飲む!」と、胃腸薬を飲んでいる・・・
どれだけ呑むつもりなんだ???

昨日は、娘の中学で、「高校の先生の話を聞く会」というのがあった。
都立3校、私立2校の先生方がお話をされたのだが、
これが、ワタクシ、想像した以上におもしろかった。
都立は、産業技術高等専門学校(いわゆる高専)、区内の進学校、隣の区の商業高校。
私立は、日大の付属高校と、高校野球でおなじみの関東第一高校。
学校参観に行けば、行ったところがよく見えてくるという単純なワタクシゆえ、
またも、この先生方の話を聞くと・・・
「もし我が子が、理系男子だったら、高専っていう道もいいねえ~ロボコンにも出てるんだぁ~」
「う~む・・・やはり通学に無駄な時間をかけるよりは、区内の高校がいい気がしてきた・・・」
「第三次産業に従事する割合って、こんなに高いんだぁ~」
人生の選択肢の多さに驚くね。
そんな、各学校の特色などを聞くなかで、
一カ所毛色の違うお話があり、これが一番おもしろかった。
関東第一高校の先生、いきなり、創始者の話を始める。

創始者、守屋荒美雄(もりやすさびお)は貧しい生まれであった。
学校の先生に憧れ、3度目の挑戦で念願の先生になる。
しかし、なかなか生徒達が勉強を理解してくれない。
なぜか?すさびおは考える。
教科書がむつかしすぎるからだ。
すさびおは、先生をやめて、わかりやすい教科書を作りはじめる。
これが「帝国書院」である。
分かりやすい教科書の需要は高く、すさびおは大金持ちになる。
そして、彼は次に何をすべきかと考え、学校をつくることにする。

えーーーっ!あの、学生時代にお世話になった地図帳の「帝国書院」?
兵庫が日本海にも面しているというのを確認した、この地図帳も「帝国書院」よ。
高校野球と、W模擬の会場という認識しかなかった関東第一高校が
一気に身近に感じられる。
何でも、聞いてみるもんだねえ~
帰宅した娘に「今日の会、おもしろかったねえ~」と言うと
「そう?自分には関係ないとこだし、全然おもしろくなかった」
母「え~っ!すさびおの話とかおもしろかったじゃん!」
娘「途中から、すさびお、すさびおって、意味分かんなかったけど・・・
  え?創始者の名前なの?すさびおって・・・」
母「・・・」
ま、いいでしょ。
母みたく、目移りするより、心に決めた高校に一直線に進んでくれ!
しかし・・・また、先日の模擬では、顔文字が無愛想になってたわねえ~
ばんざいの手がつくのはいつの日やら・・・
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秘密のケンミンSHOW

2008年09月26日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月26日(金)曇り
夫とは、好むテレビ番組にあまり接点がない。
どっちかっつーと、高尚というか知的というか、おもしろくないというか
つまらないというか、そういうのを好む夫。
歌かお笑いを好むワタクシと娘。
しかし、そんな3人が、仲良く見る番組がある。
「秘密のケンミンSHOW」である。
人を、出身県で覚えるという夫なので、この番組は、
新しく人をおぼえるうえでも役立つからか、
文句も言わず、黙って見ている。
いや、お笑い番組も、黙って見ているし、歌番組も黙って見てはいる。
が、明らかにつまらなそうだし、特にお笑いなんて「何がおかしかったんだ?」と言う顔をして、
爆笑している妻娘を見ている・・・
しかしこの秘密のケンミンSHOWは、楽しんで見ているのがわかる。
昨日は、秋のスペシャル版だった。
いやぁ~いつ見てもおもしろい!
こんな狭い国なのに、こんなにも文化に違いがあるなんて!
はたまた、各県について持っているイメージ(福岡人はよく明太子を食べるんだろうとか
京都人は、客に帰ってほしいときお茶漬けを出すとか)を否定されたり・・・
昨日の沖縄の結婚式はすごかった。
わが故郷、鹿児島の結婚式も、ちょっとそういう傾向にはあるが、
あそこまで余興がメインではないよなあ~
しかし、離島の名家に嫁いだ友人は、
一昼夜続く披露宴で、呑まされ踊らされ呑まされ、ゲーゲー吐きながら
新婦を務めたと聞く。
島には嫁ぎたくないねえ~と悪友どもと語った事を思い出す。
しかし、ジミ婚とかおしゃれな結婚式が流行ってる今、
ここまで盛り上がれる結婚式というのも見てみたいものだ。
招待客が300人とか400人とかいうから、一人くらい、友達の友達の友達が混ざってもバレないでしょ?
あと、好きなのが、大阪のコーナー。
大阪人の、ボケ具合のおもしろさ、つっこみのタイミングの良さ。
ぱっとお題を出されてぴっと気の利いた事を返せるなんて、すばらしいねえ~
ほれぼれするよ。
そして、それを、少し冷ややかな目で見ている京都人がいるというのが
またおもしろい。
この、大阪のノリつっこみは、先日の「世にも奇妙な物語」の中の一つを思い出した。
ほんと、大阪の人の、生まれもってのお笑いのセンスは、すばらしいよね。
文化だよね。
大阪は、独立国家になってもいいよ、ホント!
と、今回は、大阪と沖縄に盛大なる拍手を送った我が家でありました。
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ボランティア講座二回目

2008年09月25日 | Weblog
9月25日(木)晴れ
今日は、ボランティア講座2回目。
お天気も、なんとか持ちこたえそうなので、チャリを走らせる。
30人の募集に対し、即日で受付終了したらしいが、
先週の先生のお話にビビった方が数名辞退され、27人ほどでのスタートとなる。
では、まず、自己紹介を・・・
出た~っ
何が嫌いって、自己紹介が嫌い。
知らない人の前で喋る事が嫌い。
たいして笑いも取れないような当たり障りのない事を話し、
1分の持ち時間を20秒も残して着席・・・
自己紹介の後、小テスト。
このボランティア、読むということに重点をおいているので、
漢字の読みが大事らしい。
自称漢検2級なので、自信を持って始めるが、いくつか読めなかったり、
勘違いしたり・・・
所謂を「しょせん」と読んじゃったり、合従連衡を読み間違えたり。
捕邪飛はキャッチャーフライでしょ。
中前打は~センターフライね!・・・いやいや、センター前ヒットでした・・・
勝手にアウトにしちゃったよ。
その後、先生が少しお話されて、本日は終了。
二時間があっという間だ。
学生時代は、授業時間が長くて辟易していたのが嘘のよう。
人間やる気だね。
いや、老化してくると、時間が早く過ぎるように感じるのだろうか?
一年なんて、ホントあっという間だしねえ~
ま、そんなこんなで、無事終了~
講座会場近くの親水公園で、おにぎりを食べてエネルギーを補給してから帰路につく。

本日は、区の陸上大会で、娘はリレーに出場。
朝一で予選があり、通過したら夕方の決勝ということだったので、競技場へ行ってみる。
結果一覧表を見て・・・見事に砕け散っていたので、
娘らを捜すこともせず退散。
ラストランを見る事は叶わず・・・
さぞかし、ヘロヘロで帰ってくる事でしょう。
おいしいものを作って待つとしますか。
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夫婦の不思議

2008年09月24日 | 夫ネタ
9月24日(水)晴れ
ここ数日、気持ちがささくれだっており、夫にも娘にもキツく当たっていたが、
少し和らいできたように思う。
ものすごーく意地悪な発言も、だらだらして何もやる気が起きない事も、
全ては治療中ゆえ、投薬ゆえのことと思いたい。
そして、広い心で許していただきたい。(・・・なんとまあ勝手な事を・・・)

そんな、ささくれだった時に、マイナス思考で考えたこと。(あれ、マイナス思考?志向?)
似た者夫婦というのもあるが、大概、夫婦って、上下関係というか
力関係に差があるというか・・・
単純な言い方をすれば、かかあ天下か、亭主関白、どっちかだと思うわけだ。
そして、それって、生まれついての性質(気が強いとか、軟弱とか、優しいとか)によるものではない。
何が言いたいか。
ぶっちゃけ、ワタクシ、前回の結婚の時って、自他ともに認める、良妻だった(・・・言い切ってる)
年下でわがままだった前夫に、三つ指ついて従うような妻だった(・・・裏を取れないのが残念です)
そんなワタクシだったのに・・・今の、自他ともに認める悪妻ぶりには、
我ながら愕然とする。
これは、どういうことだろうか?
生まれつき優しい性格だと思っていたのに、ものすごーくいぢわるな自分にショックすらおぼえる。
人間って、プラスマイナスで引き合うというのか、
凹凸を埋めようとするのか、
優しくて何でもできる夫をみているうちに、妻は、「じゃ、あたし、や~らない!」
かいがいしく尽くす妻を見ているうちに、夫は「俺、ちょっと遊んでくる」
ここで問題なのは、プラス側というか、世間的に良い妻、良い夫とされるほうの堪忍袋の緒が切れる事の心配ではない。
いや、DVとか、浮気とか、金銭トラブルとか、そういった深刻なケースではなく、
日常の些細なことでの、動かない、働かない、優しくないというレベルのことね。
DVとかは、さっさと堪忍袋の緒をぶっちぎるべきだ。
良い妻、良い夫のほうが、精神的には楽なのだ。
「え~っ!ご主人って、な~んにもしないのねえ~
え~っ!そんなことまであなたがするの?えらいわね~」な~んて言われる方が楽だと思う。
その最たるものが我が兄。
何にもしません、家庭よりも、まず自分の遊びを重視します。
自分の親も大事にしません。
そういうマイナスな兄と結婚した義姉。
その時点で、彼女のポイントは高い。
さらに、実家に寄り付かない兄の耳をひっぱるようにして
実家に連れてきたりすれば、さらにポイントがつく。
足が遠のいていた息子の顔を見せてくれる嫁に、親は感謝していると思う。
(実際、我が母は、兄の事を「アフリカに行ってると思うようにしてる」とまで
言っていたくらいだ・・・)
それにひきかえ、親孝行な我が夫、
独身時代も、盆正月にはきちんと帰省。
休み中、実家に滞在。
「故郷には友達がいないのか?」と心密かに思う妻は、ぢつは、帰省中友人と呑みに行きたくてうずうずしている。
妻は、できれば帰省なんかしたくない。
できれば、家族で海外旅行なんぞしてみたい。
そして、娘の受験を口実に帰省しなかった今年のお正月とお盆のせいで、
妻のポイントは、またも、減ったと思われる。
回数にしてみれば、絶対我が家のほうが帰省しているのに、
どう考えても、義姉に対する我が両親の評価の高さと
「きっと息子は帰りたがっていたろうに・・・」という夫の両親の思いからくる嫁への評価の低さ・・・
こういうことがどんどん積み重なり、妻の心はますますささくれだっていく。
良い息子のせいで、妻の評価は下がりっぱなしである。
よい夫、優しい夫という評価も、裏を返せば、妻の評価を下げている。
「だからって、俺がな~んにもしないときっと文句言うだろう?
俺にどうしろって言うんだよっ!」と言われても、どうしたらいいかは妻もわからない。
ただ、良い夫に良い妻、ダメ夫にダメ妻というペアはあまりないということ。
心ならずも、よい夫にダメ妻というペアになってしまったからには、
ダメ妻の心のケアに気を配ってねということ。
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一郎VS太郎

2008年09月23日 | 夫ネタ
9月23日(火)晴れ
昨日の朝日新聞「天声人語」は、おもしろかった。
って言うか、内容はさておき、好きな文章だった。
内容は、今話題の自民VS民主についてである。
まず、小沢一郎氏の名前の由来から始まる。
それから、筆者曰く、同じ「長男の名前」を持つ新総裁とこれから党首力を競う事になる、と続く。
指導者としての条件を、うまく漢字を取り入れながら語る。
そして、一番最後に
「ちなみに一郎も太郎も、歴代の首相に一人ずつである。」
思わず「うまいっ!」と叫んだら、夫が怪訝そうな顔をしたので、
かくかくしかじかと話してやる。
で、夫は、文章うんぬんより、歴代首相の「太郎」と「一郎」に反応。
「一郎は鳩山一郎だろ?太郎って誰だっけ?」
妻「あ!そうだね、鳩山一郎だねえ~鈴木一郎だと思ってた。」
夫「そりゃ野球選手だろ!」
いや、さすがにイチローだと思ったわけじゃなくて、
なんだか昔の首相って、佐藤とか田中とかありふれた名字の人が続いた感じがしたのよねえ~
夫、歴代の首相の検索が始まる。
大して興味はなかったが、言い出しっぺのこともあり、
横からのぞくと、ご親切に初代からの説明が始まる。
長州藩だの、軍人だの、この人は公家出身だの・・・
あの、超ハイレベルだった「高校生クイズ」に出るような子は
この歴代首相、全部覚えてるんだろうねえ~と言うと
「俺だって、大概は覚えてる」
・・・ホント負けず嫌いねえ~太郎が誰か分からなかったくせに・・・
高校生クイズの話をした時だって、アメリカの州を全部言える高校生に驚いた妻に
「俺だって、場所と州名、合わせて言える」
化学の元素記号だって「すいへいりーべぼくのふねななまがりしっぷすくらーくかっか」までしか知らない妻は
「キュリー夫妻の名前が由来のキュリウムなんて、初めて聞いたわ!と言うと、
またも「君は文系だからね。俺は知っている。」
クイズ番組の話になっていき、夫が「では、問題です。自民党以外の首相はだれでしょうか」
妻「トンちゃん!」
夫「え?あれ?あ~、それもそうだけど・・・
村山富市氏は初ではありません。
初めての自民党以外の首相は?」
知らん!
「片山哲でした~」
「・・・・・」
しばし、歴代首相一覧表で遊ぶ夫婦であった。
ちなみに、歴代首相のなかの「太郎」は桂太郎氏である。
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友情>お勉強

2008年09月22日 | 子供ネタ
9月22日(月)雨
ちょうど一週間前の話。
お風呂から上がったばかりの母のところへ、娘どすどすと入って来る。
「今メールで、Yちゃんと喧嘩になってて、今から電話してって言われた。
電話していい?」
我が家では夜10時以降の電話は禁止されているので、
特別許可をもらいにきたのだ。
その時点で、もう、娘は半べそ状態。
喧嘩の詳細を語らないところをみると、自分に非があるか、
あるいは、男の子絡みで親に言いにくいのか、どちらかであろう。
どっちにしても、そんな泣きべそ状態で電話するなんて
みっともないからやめなさい。
喧嘩は泣いた方が負けよッ!(・・・喧嘩道を教えてどーする?)
少し、気持ちを沈めてから電話すると言い、
その後、一時間くらい電話していた気配。
で、たまたま、先週の火曜日は、振替休日であった。
どうせ、夜更かししてて、朝だらだらしてるんだろうなあと思っていたが、
普段通りに目覚ましの音。
泣きはらしたような腫れた目をして起きてくる。
「夕べYちゃんとの電話の後、Aちゃんに電話して、話聞いてもらう事にしたの。
Aちゃん、用事があるみたいだったけど、朝8時なら大丈夫だって。
普段ねぼすけなのに、私のために早起きしてくれるんだと思うと、
ありがたいよね。」と言い、出かけていった。
事を荒立てたり、わがまま通したりするタイプの娘ではないので、
今まで、友達とのトラブルはほとんどなく過ぎてきた。
だから、今回ぐずぐずになってる娘の姿には少し慌てたし、
Aちゃんには、感謝の気持ちでいっぱいだった。
翌日は、Aちゃんのママと、学校公開の一環である研究授業を聞きにいく。
その時に、前日の話になる。
「昨日は、用事があったんじゃない?
うちの娘が、相談ごとをしたみたいで・・・
朝早くに、話を聞いてもらって・・・ありがとうね」と言うと、
Aちゃんのママ「Cちゃんが話したい事があるって言うから、明日会うねって言われたけど、
そうなると、ずーーーっとおしゃべりするじゃない?
お勉強もせずに!
だから、朝8時から一時間くらいならいいわよって言ったの。
いつも休日は朝寝坊するから、それだと、早起きしてくれるだろうと思って。」
用事があったわけじゃないんだ・・・
自分の娘を、早起きさせるために、朝8時を指定しただけだったんだ・・・
綺麗ごとを言う気はないが、ワタクシ、お友達は大事だと思っている。
お勉強も大事な事だと思っている。
ただ、お友達が悩んだり苦しんだりしてる時は、何はさておき、そばに居てあげるのが友達だと思っている。
もし、今回のことが、逆の立場だったら、
「相談にのってあげなさい。Aちゃんの気の済むまで話を聞いてあげなさい。」と言う。
いや、まず、娘が、母にいちいち許しを乞うてから、なんてことせず
「Aちゃんが相談したいらしいの。
なんだか泣いてるみたいだった。
話、聞いてあげなきゃ!」と飛び出していくだろう。絶対!
そういう娘に育てた自信がある。
Aちゃんのママには、過去に何度もがっかりさせられたり、腹を立てたりしてきたが、
今回もまた、残念な気持ちにさせられた。
ものすごく意地悪な見方をするに、彼女は、ワタクシたち親娘を見下してると思う。
たとえ前夜に親子でそういう会話をしたとしても、
当事者の親であるワタクシに、そういう話をするという神経が解せない。
こういうときのための「嘘も方便」という言葉があるじゃないか。
「あの日は、お昼前から出かけることになってたから、
ゆっくり話を聞いてあげられなくてごめんね」くらいのことをなぜ言えぬ?
ほじくり返すと、あれもこれも、ああいうことも、こういうことも、
全てがワタクシを馬鹿にしてるから出来る事としか思えず、ホントむかついた。
仏の顔も三度までよっ。
いや、四度も五度も我慢したけど・・・
ほんでもって、中学もあと半年で卒業だから、それまでの付き合いだわ!という消極的な解決法だけど・・・
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愚痴の対処方法を教えましょう

2008年09月20日 | 夫ネタ
9月20日(土)晴れ
相談されるのも苦手なら、相談するのも苦手なほう。
しかし、いわゆる普通の、幸せな人生を歩いてきたわけではないので、
時々、そういう相談をされたりする。
「離婚したいの・・・」
で、ワタクシとしては、ワタクシなりに必死で考え、
彼女のことを心配し、アドバイスする。
その後も、彼女の事が気にかかっている。
そして、しばらくして、会った彼女が「妊娠○ヶ月」と聞き、
「へ?まあ、元さやに納まったって事ね。」とは思いつつも、
「ったく、人騒がせなっ!」とも思う。
そして、自分もそうだったが、本当に離婚する覚悟を決めてる人は、
チャラチャラ人に相談なんかしないよね。
ましてや、スーパーの野菜売り場の前でする話じゃないよね。

おもしろくないことがあり、夫に愚痴る。
夫は、物事を客観的に見る事が出来る人。
それプラス、あまのじゃくなところがある。
ゆえに、ワタクシが愚痴ると
「でも、○さんは、こう考えたんじゃない?」
というように「でも・・・」と始まる。
客観的を飛びこえて、ワタクシが愚痴る張本人の肩を持つ発言をされると
妻は、カチンとくる。
ストレスを解消したいからしゃべるのに、さらにそのストレスを倍増させられた気分になる。
これまで、ワタクシはどうやってストレスを解消していたのか。
九州でも、それなりに嫌な奴、嫌な出来事はあったのだろうが、
あまり、腹の中に残って鬱々としていた記憶はない。
もともと両親や兄に相談するタイプではないので、
もっぱら友人たちに愚痴って呑んで騒いで呑んで喋って呑んで解消していたのだろう。
感性が近いということもあり、愚痴った時に
「えーーーっ!信じられん!そんな奴がいるのっ!?
私、無理!あんたはえらいっ!よく我慢したっ!」
と誉めてくれたりしたことで、私のストレスはひゅるひゅる~っとしぼんでいったのだろう。
「きーーーっ!むかつくっ!私が文句の一つも言ってやろうか?」と
喧嘩腰になってくれたこともあり、
返って私の方が「いや、もう、大丈夫大丈夫!」と止めに入ったりすることで、
ワタクシのストレスは木っ端微塵に砕けたのだろう。

朝日新聞の土曜版に、女優であり、精神カウンセラーである石井苗子さんの話が
3回にわたって続いている。
スキャンダルでぼろぼろになった彼女は、学問で自分を取り戻す。
聖路加看護大を出た後、今度は東大医学部大学院へ。
今、心療内科で研修医として患者さんと接している。
「専門知識を得た今だから言えるのですが、アドバイスというのもは、
黙って相手の事を聞いてあげ、何日も考えてから答えると約束するものです。」
悩んで、学んで、努力した彼女の言葉は重い。

客観的な、おりこうさんなご意見より、一緒に怒ってくれたり、
黙って聞いてくれるだけで、救われるのだよ。
人間って、そんなものでしょ。


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