11月30日(金)晴れ
昨日のワタクシは忙しかった。
さすがに週に二日も夜出かけるとなると気がひけるので、とりあえずカレーを作る。
掃除機もかけておこう。
水曜日に始まった「夜廻り猫展」@日本橋三越に行ってから試写会へ。
またも初めての会場である。
でも、今回は駅から徒歩1分とある。これくらいならワタクシでも迷いようがない。すんなり到着。
さらには・・・あれ?いつも見る長蛇の列がない。
そうか、この試写会場だったら開場直前でもすぐ入れるのね。
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」
これは、筋ジストロフィーの青年がボランティア達と自立生活を送った実話。
大泉洋氏のキャラクターとあいまって、明るい映画に仕上がっている。
が、ボランティアというサークルに参加している身としては、色々考えさせられること多し。
この青年鹿野と関わる医大生ボランティア田中くんと、その彼女美咲ちゃんの、ボランティアに対する向き合い方が、自分のボランティア感や障がい者に対する向き合い方を考えさせる。
美咲ちゃんは、ボランティアをやる気もなかったし、わがままな鹿野のことを最初は嫌いだった。
こういうところだ!(どういうところ?)
ワタクシの悪いところは、障がい者に対する、なんだろうなあ、うまく表現できないのだが、同情からか、いや、もっと言えば憐憫なのかもしれない。
だから、美咲ちゃんのように「鹿野さんは何様!?」とか絶対言えない。喧嘩ができない。
いつもこういう時に思い出すのだが・・・
その昔、友人祥子さんが聴覚障害の方とお友達になり、ワタクシもその方のお宅に遊びに行ったりした。
その時、祥子さんの別の友人Yさんが帰り道に「○さんってわがままだよねっ!」と聴覚障害の方のことを言った。
ちょっと驚いた。
ワタクシの中で、障がいのある方のことを少しでも悪く言うことはご法度だった。
でも、後日、仲良くなるのはワタクシよりもYさんの方なのだ。
ワタクシは、どうしても一歩引く。
その引くことが、今思うと逆差別的だ。
もう一つ。我が家では障がいのある子に対して過剰に反応して、うちの母親とかはもう泣かんばかりに「かわいそうねえ」という目でみていた。
年下の従妹のうちでは逆で、これはこれで問題ありとは思うのだが、障がいのある子の真似をして笑いを取るという遊びをしててワタクシは子供心に心底軽蔑したのだが、
その後、その従妹は障がい児の施設に就職し、今でもずっと働いている。
障がいということのハードルが我が家より低かったというのは、今思えば明らかだ。
乙武氏の「五体不満足」を読んだ時、とにかく関わってほしいというようなことを書かれていた。
どうしてそういう体なの?とか障がいのことを聞いても全然オッケーなんだよと。
もし、そういうことを聞いて怒るような障がい者がいたら、それはその人の性格が悪いだけだ、てなことが書いてあった(もう20年ほど前のことなので記憶がうろ覚えですが)
ワタクシには、こういうところが足りないのだと思ったのだった。
障がい者を自分と同じ土俵で見てないというか、もう、とにかく腫れもの扱いをしている自分。
三浦春馬演じる田中くんは、どちらかというとワタクシ寄りだと思う。
優しいんだけど、真正面から向き合ってない。
そして、そういう自分にうっすら嫌気もさしている。
わかる、わかる、わかるよ田中くん!
ワタクシ、この映画を障がいのある方々にも見てほしいと思った。
鹿野みたくわがままにもっともっと頼っていいんだ!って思ってほしい。
ワタクシみたいな、ビビりの遠慮しいは手助けしていいのか余計なお世話なのか悩んで悩んで結局手を出せないでいるから、
何かあったら声かけて!と思ってるのだ。
そういうことを色々思い出したりしながら帰路につくのであった。
昨日のワタクシは忙しかった。
さすがに週に二日も夜出かけるとなると気がひけるので、とりあえずカレーを作る。
掃除機もかけておこう。
水曜日に始まった「夜廻り猫展」@日本橋三越に行ってから試写会へ。
またも初めての会場である。
でも、今回は駅から徒歩1分とある。これくらいならワタクシでも迷いようがない。すんなり到着。
さらには・・・あれ?いつも見る長蛇の列がない。
そうか、この試写会場だったら開場直前でもすぐ入れるのね。
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」
これは、筋ジストロフィーの青年がボランティア達と自立生活を送った実話。
大泉洋氏のキャラクターとあいまって、明るい映画に仕上がっている。
が、ボランティアというサークルに参加している身としては、色々考えさせられること多し。
この青年鹿野と関わる医大生ボランティア田中くんと、その彼女美咲ちゃんの、ボランティアに対する向き合い方が、自分のボランティア感や障がい者に対する向き合い方を考えさせる。
美咲ちゃんは、ボランティアをやる気もなかったし、わがままな鹿野のことを最初は嫌いだった。
こういうところだ!(どういうところ?)
ワタクシの悪いところは、障がい者に対する、なんだろうなあ、うまく表現できないのだが、同情からか、いや、もっと言えば憐憫なのかもしれない。
だから、美咲ちゃんのように「鹿野さんは何様!?」とか絶対言えない。喧嘩ができない。
いつもこういう時に思い出すのだが・・・
その昔、友人祥子さんが聴覚障害の方とお友達になり、ワタクシもその方のお宅に遊びに行ったりした。
その時、祥子さんの別の友人Yさんが帰り道に「○さんってわがままだよねっ!」と聴覚障害の方のことを言った。
ちょっと驚いた。
ワタクシの中で、障がいのある方のことを少しでも悪く言うことはご法度だった。
でも、後日、仲良くなるのはワタクシよりもYさんの方なのだ。
ワタクシは、どうしても一歩引く。
その引くことが、今思うと逆差別的だ。
もう一つ。我が家では障がいのある子に対して過剰に反応して、うちの母親とかはもう泣かんばかりに「かわいそうねえ」という目でみていた。
年下の従妹のうちでは逆で、これはこれで問題ありとは思うのだが、障がいのある子の真似をして笑いを取るという遊びをしててワタクシは子供心に心底軽蔑したのだが、
その後、その従妹は障がい児の施設に就職し、今でもずっと働いている。
障がいということのハードルが我が家より低かったというのは、今思えば明らかだ。
乙武氏の「五体不満足」を読んだ時、とにかく関わってほしいというようなことを書かれていた。
どうしてそういう体なの?とか障がいのことを聞いても全然オッケーなんだよと。
もし、そういうことを聞いて怒るような障がい者がいたら、それはその人の性格が悪いだけだ、てなことが書いてあった(もう20年ほど前のことなので記憶がうろ覚えですが)
ワタクシには、こういうところが足りないのだと思ったのだった。
障がい者を自分と同じ土俵で見てないというか、もう、とにかく腫れもの扱いをしている自分。
三浦春馬演じる田中くんは、どちらかというとワタクシ寄りだと思う。
優しいんだけど、真正面から向き合ってない。
そして、そういう自分にうっすら嫌気もさしている。
わかる、わかる、わかるよ田中くん!
ワタクシ、この映画を障がいのある方々にも見てほしいと思った。
鹿野みたくわがままにもっともっと頼っていいんだ!って思ってほしい。
ワタクシみたいな、ビビりの遠慮しいは手助けしていいのか余計なお世話なのか悩んで悩んで結局手を出せないでいるから、
何かあったら声かけて!と思ってるのだ。
そういうことを色々思い出したりしながら帰路につくのであった。