パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ハンバーガーと永い言い訳

2016年09月30日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月30日(金)晴れ
日曜日、九州の友人もんちゃん上京。
あの「福山」おっかけのグルメマダムもんちゃんである。
今回も追っかけ仲間のご友人との珍道中らしい・・・
ラインに続々と入ってくるグルメ情報。
サラベラスで朝食?
生ハム食べ放題ですって!?え?620円で?
横浜中華街にも行ってた。
今回はなかなか参戦できないなあと思っていたが、唯一空いている木曜日に合流決定。
ちょうど映画「永い言い訳」の試写会に行こうと思っていた日だ。
じゃあ試写会一緒に行く?有楽町なの。
そうするとグルメマダム達のグルメノートがぺらぺらめくられて・・・
シェイクシャックに行きたいの!」
n、なんじゃそりゃ???
ハンバーガーらしい。ホットドッグもあるらしい。コーヒーはないらしい(←これはお店で知った)
慌ててホームページを見たりする東京在住10年超えたn。

東京国際フォーラムに9月22日にオープンしたばかりの日本3号店。
行列は途切れることはないものの、広々としたスペースのおかげで回転よく回る。

←これはもんちゃんのを撮らせてもらった
手作り感たっぷりの肉肉しいバーガーはとても美味しかった。
グルメでファイターな彼女達はバーガープラスホットドッグ。
ホットドッグも美味しいらしい。
腹ごしらえしてからワタクシともんちゃんは試写会会場へ。

映画『永い言い訳』は心理的な描写が、苦しくなるほどうまくできたものだった。
おどろいたのがこの日の観客のノリの良さ。
ちょっとしたコミカルな場面で爆笑の渦。
拍手まで湧いたり。
となりのもんちゃんが「東京って観劇を見慣れてるってこと?」とつぶやく。
いやいやそんなことないと思う。
ワタクシ結構試写会に出向くが、今までこういうことなかった。
監督が舞台挨拶に来てるときですら反応が薄くて、ものすごく気を遣った(あたしゃ何者?)
それなのに、今回は、爆笑する場面どころか少しせつなさを残しながらのあえてコミカルに、というような場面でも爆笑。
う〜む・・・ちょっと違う気がするんですけど!
終了して、もちろん拍手。
まぢ驚いた。
観客の年齢層が高いような気がしたが、それが原因か?
この監督西川美和氏は、原作/脚本/監督をこなす方だが、やはりワタクシは原作を読んでから観るのがいい気がする。
映像で十分わかるけど、でももっともっと細かい部分を原作には書いてるんでしょ?それを読みたい!と思わせる映像だった。
『怒り』で、十分に知り過ぎている俳優さん達の快演ぶりに驚くのもまたいいものだが、
この『永い〜』では、竹原ピストル氏をはじめ、子役の子ども達などあまり見かけたことない人ということで、先入観なく話に入っていけるのもまた良かった。

映画鑑賞後は・・・ショッピングしていたオシャレマダムと合流し、
またシェイクシャックでアイスを、いいえ!『コンクリート』なるものを食します。

もんちゃんが「セメント?ちがうちがうコンクリ?」といいまつがえるので、カタカナ苦手なワタクシはもう両方がインプットされ、次回きっと間違う自信がある・・・

ををっ!もうこんな時間ねと慌てて帰宅。
寝ている夫を起こし、もんちゃんからもらった大福で夜中のティータイムです。
東京三大大福の一つ護国寺の群林堂のもの。
もんちゃんが「今日中に食べてねっ!」って言うんですもの。

そして今朝・・・
またマダム達からラインが来ます。
朝からソルビンのかき氷を食し、お昼は銀座の牡蠣専門店でカレーランチ。
余談ですが、ワタクシは、夕べ夫用に作ったカレーの残りでランチ。少し虚しい・・・
でも大丈夫!
別のラインで、今度の週末にあう友人達が美味しいお店探しをしている模様(・・・nさんっ!nさんもちゃんと見てっ!)
食欲の秋の闘いの火ぶたが切られました!
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街結君と太郎君25

2016年09月30日 | 野望
夏休み。
オレたちは、毎日漫才の練習に励んだ。
ネタはだいぶ前から収集しており、それを夏休み前半に二人してまとめた。
いや、ほとんど太郎が作るんだけど、オレが言うセリフがあまりに過激過ぎて言えなそうな場合のみクレームをつける程度。
それにしても、どうしてこんなに母親という生物はおもしろいのか。
いい間違いに勘違い、思い込みに殴り込み。
しかし、それを漫才にするってのはすごくむつかしい。
太郎は『言い間違い』を延々と言いつづけるというパターンにしたいらしい。
オレは、漫才に関しては全くの素人だから何も言えないのだが、ここだけの話、太郎だってそれほど詳しいわけでも勉強してるわけでもない。
うちのテレビのチャンネル権はママ猿にある。
今は、ほとんどうちでテレビなんか見ないが、土日の御飯時は一緒にテレビを見る。
ママ猿は「笑点」の大ファンだ。
観覧募集のハガキも毎週出しているらしい。
ヒキコモリ主婦のくせに。
でも、当たらないらしい。
「笑っていいとも」の観覧ならわかるが、「笑点」も希望者が多いのか?

太郎の笑いのセンスは、どちらかというと「笑点」に近い。
それを言うと「心外だな。」と言い、オレの笑いの基本は「ボキャブラ天国だ。」
なんじゃそれ?
小学校の頃、ずっと見てたっていうんだ。
「爆笑問題にネプチューン、テイク2に海砂利水魚、海砂利水魚ってのは今のくり~むしちゅ~のことね。
みんなボキャ天から出てきたようなもんだぜ。
爆笑問題のネタで『ストーカー?』を『須藤か?』っていうのは名作だよな。
今でも笑える。
あと、オレは金谷ヒデユキが大好きだったんだけど、引退しちゃったんだよなあ。
あいつ、すんげー才能あったと思うんだ。
つぶやきシローもオレは好きだったなあ。
プリクラが出たばっかりの頃、つぶやきシローのフレームのやつがあってさ、かあちゃんに頼み込んでオレ、一人で撮ったこともある。
見るか?多分まだオレの宝箱の中に入ってると思うぜ。」
なんだよ、その宝箱って。
太郎の言ってることの半分以上理解できないし、半分以上の人を知らないオレは早く話を終わらせるために「わかったわかった。おまえの原点はそのぼきゃ、ボキャ、ボキャブラリー天国なわけね。
言葉でいじることによって笑いを生み出すわけね。
わかったけどさ、西村んちの母親がよそんちの高級小型犬を捨て犬だって連れて帰ってきた話とか、
市来んちの母親が運動会の朝までかけっこの特訓をさせてた話とか、おもしろくないか?
あと、有拓のキャラ弁も写真撮ってスライドショーで流したいくらいだ。」
「ボキャブラリー天国じゃなくて、ボキャブラ天国ね。」と修正してから「作り始めて思ったんだけど、漫才の台本作りって、難しいんだよ。
おもしろかった出来事をただ並べても、教室で聞いた時の半分も笑えないんだよなあ。
だからもう、言い間違い勘違い路線で、ボケをたたみかけるようにこれでもかこれでもかって言い続ける方がいいと思うんだよな。」と太郎。
「ナイツ方式か。いやどっちかというとハライチかな。」というと「なにそれ。」
え?おまえ、ナイツ知らないの?ハライチも?

どうやら太郎のお笑いは、小学生の頃に見たテレビで終わっているらしい。
中学に入ったら、ずっとスマートに入り浸って、野球か相撲かニュースしか見てないもんな。
あとは常連おやじたちのエロトーク。
オレは少し不安になってくる。
こんなんで果たして客はウケてくれるのか。
さらには、太郎の当初の目的である、母親と思春期の男子の架け橋になれるのか。
オレの不安そうな顔を見た太郎が「大丈夫大丈夫。ウケなくても、最後にとっておきの作戦も考えてあるから。」
どこからその自信がくるのか知らないが、太郎は台本を作り上げ、夏休み後半はとにかく必死でそれを憶えた。
その練習の合間に、文化祭のポスター用の写真を撮ったりする。
予備校漬けの亜美ちゃんの予定に合わせて、亜美ちゃんの家の近くや、予備校の近く、学校の図書館などで撮る。
こだわる亜美ちゃんは、1枚ぐらいじゃ許してくれないのだ。
電車酔いしなくなった太郎のフットワークは軽い。
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観光案内本番

2016年09月29日 | おでかけ
9月28日(水)晴れ
ずーーーっと雨音で目が覚めていたのにこの日カーテンのすき間から青空を見る。
誰だ?強力な晴れ女は!?
土曜日の朝10時、友人M親子と我が夫、新幹線にて到着。
娘と迎えに行き、そのまま娘は仕事場へ向かい、ワタクシ達はレンタカーを借りてちょっと観光。
日本画家の邸宅とか、お堀やら見てから娘の働く映画館へ。

映画『裸足の季節』は、前述の通り・・・

お腹空いたぁ〜
仕事を抜けさせてもらい娘も一緒にランチタイム。
娘の車にMちゃんも乗り、その後ろのレンタカーでワタクシ達三人が続きます。
そして、娘が道を間違え・・・夫が検索してやっとたどり着く。
いやぁ〜あたし達、昨日も来たんだけどねえ〜

娘は仕事に戻り・・・
さあ、どこに行く?
夫は、日本海側を北上する案を提案するも、ワタクシが放った『糸魚川』というワードにひっかかるM親子。
「糸井川!糸魚川ってフォッサマグナの糸魚川!!!???」と大興奮。
気を良くしたワタクシ「そういえばフォッサマグナ館みたいな看板もあったよ。」
ってことで日本海側を南下いたします。
またも道の駅でひっかかり、今食べたばっかなのに「カニ汁200円」(←カニが半身入ってる)を見つめるワタクシとMちゃん。
帰りにお腹空いてたらコレ食べたいね。
せっかくなので、弁天岩に降り立ちます。
ここってすごく日本海を意識できると思う。
突然Mが「ねえ、遥か遠くに見えるのって佐渡?」
いや、ここからは見えないと思うし、見えたとしてももう少し大きく見えるんじゃないかなあ。
「じゃああの影は何?もしやロシア?」
夫苦笑しつつ、さすがにロシアは見えんだろう。
結局のところ能登半島だろうってことで落ち着いたのだが、Mは「ロシア説」をあきらめないのがおかしい。
世界中を飛び回るMだから、ロシアも近く感じるのか?
げらげら笑いながら、さあフォッサマグナ記念館みたいなとこ行ってみよーーー
しかし、ここで夫が「ん?ナビが高速に乗れって言うぞ。」とあらためて検索すると・・・ワタクシが見たのは看板だけで、
いざ、その場所は結構遠い。
フォッサマグナだもんねえ〜やっぱ山のほうだよね〜などと、変な納得をしてフォッサマグナに興味津々な女子三人に押され渋々車を走らせる夫。
やっとたどり着き、フォッサマグナを観る気満々のワタクシ達。

館を出て・・・
「石ばっかりだったね〜」
「そりゃそうだよね、大地溝帯だもんね、見えるわけないよね〜」
ワタクシ心の中で、観光案内メモを書きます。
最初に「石が好きか聞いて、好きと答えた人にのみココをご案内します」

時間を気にし始めた夫が帰路を急ぎます。
妻は「あ〜カニ汁・・・」と思いますが、夫から「もう君の言うことは聞かない」宣言。
夕陽が沈みかけてます。
妻「日の入り17時41分なんだけど、これって沈み始める時間?沈み終わる時間?」
夫「沈み終わる時間っっっ!」
ひゃ〜〜〜もう、時間がないよっっっ。
車を止める場所がないっっっと焦る夫と妻。
後部座席の二人は「これが日本海に沈む夕陽ね。あっ!」
沈んだらしい・・・
M親子「海にジュッと沈む瞬間って生まれて初めてみたかも!!!」と大興奮。
ま、いちおう見られたってことで良かった良かった。

19時の新幹線に乗って帰る彼女らを送り、レンタカーを返却し、ワタクシ達夫婦はローカル列車でトコトコ娘の街へ帰ります。
バタバタだったけど楽しかったね〜
遠い北国まで来てくれてありがとう。今度はどこで会う?
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かき醤油

2016年09月28日 | 当選品&モニター&おタメし
9月28日(水)曇り
今回はコチラのモニターです。

アサムラサキファンサイトファンサイト参加中
かき醤油です。
さっそく詰め替えて・・・
あ!これで釜玉うどん作ったらおいしそ〜〜〜

このお醤油、牡蠣のエキス入りの上に、出汁やらみりんやら入ってるので、もうこれだけでうどん、お吸い物、お鍋に煮物と使える優れもの。

今回はコレを使った豆腐レシピです。
本当ならゴーヤチャンプルにしたかったところでしたが、9月は何かと忙しくばたばたしてるうちに
ゴーヤが消えてしまった。
で、シンプルに豆腐チャンプルでいきます。
材料は、豚肉、ニラ、モヤシ、豆腐、卵。
生姜とニンニクを胡麻油で炒めて豚肉投入!
モヤシも入れて卵をかき回した後、豆腐を入れました。
そして!『牡蠣醤油』
オイスターソースも加えたい気持ちを抑え、今回はこの牡蠣醤油にすべてを託す!
ニラも入れて完成ですっ!
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観光案内下見

2016年09月27日 | おでかけ
9月27日(火)曇り
娘がお休みの日、翌日来るワタクシの友人親子の観光案内の下見に出かける。
まずは、食事処を。
娘の職場の人に聞いた、お魚の美味しいというお店へ。
 
明日のお昼もここでいいんじゃない?予約しちゃお。

日本海沿いを走る。
「磯みたいじゃない?」(←鹿児島の海岸線。よくここを走らせて従姉のうちへ行ったものです。)
くーーーっ!晴れてたら最高なのにね〜〜〜
明日、M親子に日本海を見せたいのだが、ここんとこずーーーっと雨。
でも、このどんより感が日本海なのか?
糸魚川辺りまで走ったのだが、その間、二カ所の道の駅でひっかかる。
カニのお店がずらりと並び「わっ!カニだ!」と飛びつきそうになるもカニ売りのおばちゃんたちの「逃がさないわよ」という圧力が怖くて試食もできず・・・
道の駅で集めたパンフレットの中の温泉に行ってみよーーーー
道がどんどん狭くなり、初心者マークの娘がビビりながら山道を登る。
クマ出たらどうする?

貸切状態の温泉に浸かり満足満足。
帰り道、弁天岩に立ち寄ると・・・

カラスが何かをつついてる。
見てビックリ!!!
イカです。それも見たことないほどでっかいイカ!

これって日本海ではよくある風景なの?
娘、大興奮。「珍百景にだせるんじゃない?」

夜は『怒り』を見にいく予定だったので、それまでに腹ごしらえをと思うもお昼がボリューミーだったせいかあまりお腹空いてないね〜
娘「支配人に連れて行ってもらったお店でラーメン食べる?お店が素敵なの!」
我が娘の言う「素敵なお店」ってのは、たいていがレトロ感というか昭和感の漂うお店である。
案の定・・・

裏の駐車場から中庭を通り、お店に入る。

ちょうどテレビでは想い出の甲子園の話。
もちろん「日本文理VS中京大中京」のあの衝撃の9回ツーアウトからの反撃。
ああ!堂林君!
日本文理のピッチャー伊藤君は、社会人野球の選手になってた。
なんかうれしかった。野球、つづけてるんだねって。
頑張れ〜って思った。
堂林君も頑張れ〜って。

鹿児島の高校時代の友人Mとは途中でワタクシが転校し10年くらいのブランクの後
再会した時、ちょうど二人とも娘を抱えてバツイチになったばかりだった。
それからまた娘らも一緒に旅行したりし始め、ワタクシが再婚して東京へ出てきてからも行き来していた。
その後、彼女はひとまわり年下のガイジン夫と再婚。
今は夫と二人で英会話教室を主宰。
一人娘のMちゃんは東京在住。
よってMはしょっちゅう東京へ遊びに来ている。
縁があり過ぎるのか、こんなこともあった。
ひと月ほど前、Mから「シルバーウィークに娘のところに行くんだけど、会える?」
ワタクシ「シルバーウィークは、あたしも娘のとこに行ってるのよ〜」
M「私、日本海側に行きたい行きたいって思ってたのよね〜そっちに行っていい?」
ってことになったのである。
広い家だから泊まりなよ!と誘ったのだが、娘ちゃんが犬を飼い始めたので日帰りで。
南国生まれの女達が、日本海側の北国で遊ぶなんて、なんだかワクワクするね。
ってことで、MとMちゃんが、ワタクシの観光案内初のお客様になるのである。

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映画の話

2016年09月26日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月26日(月)曇り
昨日、イチと夫と三人仲良く東京へ戻ってきた。
シルバーウィークを振り返ると、人生で一番映画を見た一週間だった。
「映画に金は出さん!」主義のワタクシであるが、ずーーーっと雨だし、することないし。
まずは『セトウツミ』を見た。

次に、ちょうど娘の働く映画館が市川崑特集やってたので『ぼんち』を見る。

これは、山崎豊子の小説を市川崑が映像化したもの。
     激動の戦前・戦後を背景に、市川雷蔵が軽妙な演技で魅せる、華麗なる女性遍歴!
     若尾文子、中村玉緒、草笛光子、越路吹雪、山田五十鈴、京マチ子ら超豪華女優陣、
     華やかに共演!(内容紹介より)
市川雷蔵って、今風のイケメンだったのね〜
この頃の映画はほとんど知らないので、彼のことも名前をうっすら聞いたことあるだけだったので、
スクリーンに映し出されるのを見て「へ〜!こういう人だったんだ!」
娘のお気に入りの女優さん若尾文子嬢の綺麗さは言うまでもないが京マチ子さんとか中村玉緒さん、草笛さんらの綺麗さにも驚く。
越路吹雪さんはまた一人違う個性を光らせているところも素敵。
ただ、この映画はフィルム上映で、前日、途中でフィルムが崩壊して上映が中断し返金したという話を聞いていたのでちょっと映写機の廻る音が大きくなるたびにドキドキした。

娘の休みの日、ドライブやら満喫した後、レイトショーで『怒り』を見にいく。
チョー話題作ではあるがワタクシ『悪人』で吉田修一×李相日コンビにはあまり好印象は持ってない。
『怒り』にも同じ匂いを感じる。
・・・鑑賞後のどんより感は悪人と同じだが、ただ、俳優ってすげーなという感想は強く強く持った。
渡辺謙の背中のせつなさ。
綾野剛のニットのカーディガンが似合う肩。
泣かせたら今日本で一番だと思う妻夫木聡。
森山未來には・・・言いたいことがたくさんあるっっっ!
広瀬すずには、今まで可愛い可愛いという親ばかに近い感想だったけど、この映画で彼女自身は変わったかもしれないと思う。
宮﨑あおいとか、松山ケンイチは、役者七変化って感じ。どんな役でもやれるのね〜
もう一回見たいとは思わないけど、さらには「nが選ぶ好きな映画ベスト20」には絶対入れないけど、
でも、この映画に出た人達にはこれからは一目置きます。

土曜日に、鹿児島の友人Mが東京在住の娘ちゃんと一緒にこの街に遊びに来てくれる。
シルバーウィーク前半、鹿児島に帰省していた我が夫も案内役(・・・運転手)として同じ新幹線できてくれるので、娘と駅まで迎えに行く。
娘は仕事へ向かい、ワタクシ達はレンタカーでちょびっと観光した後、娘の映画館へ。
ここで『裸足の季節』を鑑賞。
パンフレットの写真とかとても綺麗だし、若い女の子達の華やかで爽やかな映画かと思いきや・・・
後半かなり深刻というか暗く重い流れへ。
最後も「え?この後どうなるの?大丈夫なの?ハッピーエンドって思っていいの?」

もう、さすがに来月のイベントの映画と、前からA夫人と約束していた『君の名は』を見るくらいだなと思っていたら・・・
郵便受けに試写会当選のご案内が。
ってことで今月は『永い言い訳』で打ち止めってことで。
これは最近気になりだした監督西川美和の作品。
かつてない優しさと希望にあふれた「感動作」らしいので楽しみぃ〜〜〜
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夜型生活六日目

2016年09月22日 | 衣・食・住
9月22日(木)曇り

夏の暑い日に、倒れそうになりながら草取りしたのが嘘のように涼しく、
そして、嘘のように草ぼーぼーである。
でも、ずっと天気悪いことを理由に家にこもり、お隣さんに気配を感じ取られないようにしている。
となると、することがない。
娘の本棚からテキトーにみつくろっては朗読用の本探し。
夜9時に娘が帰宅するまで、イチとぼーっと過ごす。
今回の旅の収穫は、車の運転を再開したこと。
九州では毎日愛車で走ってたが、東京では車を持たない生活。
たまの家族旅行でもタフなお抱え運転手のおかげでワタクシの出番はなし。
10年運転しないと、もう身体も覚えてないかもなあ〜
定年後、九州帰ってまた運転できるかなあとぼんやり考えているところだった。
朝はゆっくり重役出勤の娘だが、夜は9時10時11時と遅い。
典型的夜型人間である。
先日も、帰宅後、ご飯食べに行こう!と娘の運転でイタリアンレストランへ。
帰りの駐車場で娘が『運転してみる?』
彼女は、小さい頃からよく二人でドライブしていたので、運転好きな母の記憶があるらしい。
が、順応性のない母はオートマという新しいモノにびびっているのだ。
しかし、このままだと本当に乗れなくなるかも。
で、娘に聞きながら恐る恐るスタート。
左足が浮きそうになるのと、スピードが落ちるとエンストするんじゃないかという気持ちにるのをなだめすかし
あら、意外と覚えているものね。
ってことで、こちらにお越しの際には、ワタクシがひと足さきに来て、車でお迎えというサービスもできることになります。
お楽しみに!
夕べは、娘の仕事終わりを待ってドライブ。
プチ夜景を楽しんだり、本屋さんを見たり。
今日の一枚は・・・
リンネル11月号の付録。
猫柄ポーチ5個!!!
どれも可愛い。

今夜は、娘と『怒り』を見に行く予定。
深夜料金なのだ。
深夜1時までやってるお風呂屋さんもあって、夜型人間形成中。
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セトウツミ

2016年09月20日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月20日(火)雨

今年に入った頃くらいだったか、我が娘が、三四郎の小宮さん(芸人)の事を好き好き言い出した。
来月にはお笑いライブにも行くらしい。
わざわざ、遠い就職先から新幹線に乗って帰ってきて・・・

今まで、おおよそ、母と娘の好みのタイプは似ていたのに、これだけは解せない。
言っちゃなんだか、貧相な男子ではないか!

我が娘は、今をときめく広瀬すずちゃんにそっくりである。(出た出た!)
どれくらい似てるかというと・・・
先日、実家の母が息急き切って電話してくる。
『今、テレビに◯にそっくりな子が出てる!!!』と。
『あー、広瀬すずでしょ。鼻の形かしらね〜』というと、
『いや、もう全部似てる!』と。
それくらい似てます。(しょせん親バカ婆バカの類い?)

今朝、ラインニュースかなんかで、広瀬すずちゃんが、『好きな芸人は小宮さん』と言ってるのを知りビックリ。
顔が似てると趣味嗜好も似るのか?
娘も喜ぶかも!と、ラインで娘に教えると・・・
『似ていようとも、小宮は広瀬すずを選ぶだろうなぁ。そう考えたら小宮のこと少し嫌いになった』

これは疑いようもないことで、さすがの親バカ全開の母をもってしても、慰めの言葉もない。
親バカの限界を小宮さんから教えてもらったような気分。

そんな我が娘が働く映画館で、映画を見てきた。
『セトウツミ』
ありふれた毎日こそが、いとおしく、おもしろい。
池松壮亮✖️菅田将暉W主演『喋る』だけの青春!(パンフレットより)

娘は、面白いよと言ったけど、それほど期待はしてなかった。
娘の家にはテレビもないし、することないので、娘の仕事ぶりを見がてらの暇つぶしという感覚。
でも、正直、面白かった。
イメージとしては、益田ミリの世界の男子高校生版。
惜しむらくは、家で、ビデオで見たかった。
劇場だと、そこはかとなく可笑しみがこみあげるのを堪えるのが大変。
あと、面白い言葉遊びっぽい台詞を、巻き戻して、メモしながら見たかった。
菅田くんはとてもカッコよいし、池松君はもともと好みのタイプではないのだが、それでも私が女子だったら
ウツミクン(池松君)を好きだろうなあ。
そして、ウツミクンと仲良しのセトクンに嫉妬する。
男の子の世界を覗いたようで楽しい75分だった。

この男の子たちより少し小さめの男の子達の話。
私が働くお教室に、ワンパク坊主とおとなしい子が通ってくる。
隣同士に座ろうとしたのを見たN田センセが、『友達同士は隣はダメよ!』
するとワンパク坊主が、『友達じゃない!!!親友だ!』
思わず採点してる手を止めて顔をあげたら、おとなしい男の子がすごく嬉しそう顔をした瞬間だった。
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二人旅

2016年09月18日 | おでかけ
9月18日(日)雨

昨日、娘の住む街へ猫のイチをお供に旅立つ。
九州へは、飛行機で数回一緒に帰省したことがある。
高額のペット運賃を払い、ハードなキャリーケースに入れ預け、しばしのお別れ。
同部屋(?)の犬に怯えてるんじゃなかろうか、意地悪なアメショに安いケージを馬鹿にされてないか。
到着して引き取ると、何年振りの再会かと言わんばかり。
それにひきかえ新幹線は・・・
ペットは手回品扱いで、改札で280円払って一緒に乗れる。
マナーとして、外に出したりしなければいいという程度の制約だけ。
飛行機のようにハードケースじゃなくてもいいとのことなので、軽いキャリーバッグを買うことにする。
なんせ今回は、か弱いワタクシとイチの二人旅。
とある通販サイトで激安バッグを注文。
買った人のレビューが高得点と最低点と真っ二つというのが気にはなったが
おそらくそれほど使う頻度が高いとは思えないものに高額は出せん。
注文したそれは、すぐに届いた。
最低点をつけた人のほとんどが縫製の雑さを嘆いてたので早速チェック。
この値段ですもの、この程度で十分よ、と思いながら外ポケットのファスナー開けてビックリ玉手箱!
ポケットが無い!
え?どういうこと?
このファスナーって飾り?
慌てて買ったサイトのその商品説明を見ると、外ポケットにはリードを入れたりできますってな説明。
うーむ、どうしたものか。
その、販売元から発送メールが来ていたのを思い出し見てみる。
暗に、何かトラブルがあったら直接連絡ください的なことがかいてある。
そこで・・・
かくかくしかじか、外ポケットが縫い込まれている。
返品交換の方法を知りたい。
土曜日に使いたいが、それまでに交換できないようだったら返品の手続きしたい。云々とメール送信。
先方からは速攻お詫びのメール。
返品の手続きはいらない。すぐ再手配した、とのこと。
そして、その通りにすぐ届く。
配達のお兄さんが、前の不良品、持って行くのかなと思いきや何も言わない。
ん?ん?ん?
ま、いいでしょ、チェックチェック!
ファスナー開けると、をっ!浅いながらもポケットあります。合格!
あれ!?ショルダー紐が無い!
とはいえ、これは前の不良品の紐を付ければよいか。
ってことで、またメール。
素早いご対応ありがとうございました。
無事届きました。
が、ショルダー紐が付いてませんでしたので、前の品の紐を使わせていただきます。
こう書いておけば、では不良品の本体のみ着払いにて返品してくださいとか何とか連絡くるでしょ。と思ったが、今のところなんの連絡もなし。
返品しなくて良いの?
浅い外ポケットが無いってだけで、後は普通に使えるんだけど。
ちょっと得した気分で思わず高得点のレビューを書いてあげたくなるが、それも少し違う気がするので、このままそっとしておく。
という曰く付きのバックにイチを入れ、
途中、か細く鳴くイチをなだめすかしながら、東京駅から新幹線二時間の旅。
無事娘の待つ街に到着したのであった。
久しぶりの遠出、アンドよその家に大興奮のイチ。
全部屋をくまなく探検。
今、やっと落ち着いたようでぐっすりお昼寝中。
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街結君と太郎君24

2016年09月17日 | 野望
今日から「街結君の喫茶スマート」開始という日。
スマートのドアを開けて驚いた。
なんなんだ。この繁盛ぶり。
妙齢のご婦人方でいっぱい。
いや、はっきり言おう。おばちゃんたちでいっぱい。
ドアベルで振り返ったのは、時々学校の式典で見かけるPTA会長だ。
今年同じクラスになった才女吉田さんのおかあさんだ。
「あ、今日からだったわね。ごめんなさい。すぐ撤収するわ。おべんきょ、頑張るのよ。」
わらわらとおばちゃんたちが出て行く。
呆然としているオレに太郎が「あ、まちゆいには言ってなかったな。」
学校の授業をやっている時間帯、おかあさんたちが集まってマスターを中心に「頭の良くなる料理」勉強会をやっているらしい。

常連の女子が、スマートのマスターから聞いた「頭の良くなる食材リスト」をおかあさんに渡して、この食材でご飯作ってと頼んだことがきっかけらしい。
その子の母親は、前々から娘が入り浸っている「喫茶スマート」のことが気になっていたこともあり、PTA仲間のママを誘って恐る恐るのぞきにきた。
そして、マスターからいくつかレシピを教わったりしてすっかりマスターのファンに。
PTAの役員打合せとかをスマートでやっては、マスターの作る「頭の良くなる料理」試作品でランチパーティになったりしていたらしい。
採算度外視のマスターの大盤振る舞いが目に浮かぶようだ。
そのうち、噂が噂を呼び、勉強会へと発展していった。
いまや大人気となり予約制らしいのだが、「予約の取れない勉強会ランチ」と言われているらしい。
言われてみれば、テーブル数が増えて、なおかつ配置も変わっている。
以前は、オレの席に視線があつまるような配置だったが、今は、カウンターのマスターに視線が集まるような配置だ。
黒板まである。
そこに、マスターの几帳面な四角い字で、食材やらが書かれている。

勉強と言えば、母親達だけではない。
同じ、初日のこと。
常連の女子に連れられてきた子が、わからない数学の問題を、ちょうどすぐ近くのカウンター席にいてニコニコ女子高生をながめていたエロオヤジ、いや、もとい、省吾さんに尋ねた。
オレはすぐ省吾さんのフォローに回ろうとして立ち上がったのだが、太郎が「いいからいいから。座ってろって。」
え?だって省吾さん、前に・・・
省吾さん、その子に聞かれた問題をカウンターでさらさらっと解いた後、ヒントだけを与えて彼女自身に考えさせた。
それからその子に「答えあわせしよう。」とそのメモ用紙を渡した。
彼女「あ、一緒です。良かった。あのヒントでひらめきました。ありがとう。」
太郎が小さな声で「省吾さん、前に質問されて答えられなくて赤っ恥かいただろ。
常連の女子たちの間でも『省吾さんに質問したらダメ。』っていう、優しいようなかえってツライような暗黙の了解みたいなのができちゃってて。
省吾さん、それから数学の猛勉強始めたんだ。
数Ⅱまでで限界感じたって言ってたけどたいしたもんだよな。
わかんないところはナベさんつかまえて質問攻めだったんだ。
今日、やっとその努力が日の目を見たってとこだな。
いやぁ良かった良かった。」
ナベさんはナベさんで、国立志望の子から大学についての質問なんぞを受けている。
太郎が「斎藤さんは工学部志望なんだけど、親戚一同みんな文系一族で、彼女が初らしいんだよ、理系の大学受けるの。
で、学科選びで悩んでて。
やっぱ生の声って大事だよな。
高校の先生達の意見ってのは現場とは少し違うところもあるし。
福島だったら、とりあえず全部受けちゃえ!って言いそうだし。」
相変わらず女子の事情に詳しい太郎君である。

試験勉強が一段落したところでご飯だ。
小学校の給食の時みたいにがたがたとテーブルをくっつける。
マスターのサービス精神旺盛な料理の数々を並べるには、スマートのテーブルは少し小さいのだ。
今夜は、ナベさんも一緒に食べる。
メニューは「サバカレー」
「サバ?サバって、あの魚のサバ?」って聞くオレに「他に何のサバがあるんだよ。」って太郎。
ナベさんが「Ça va?(サヴァ?)Je mange.Tu manges?う~ん、Merci.
第二外国語、フランス語とってたのに、これくらいしか思い出せん。
省吾さんに見習って、オレ、今からフランス語の勉強し直そうかなあ。」
マスターが笑いながら「Bon appetito.どうぞ召し上がれ。」
え?何、それ何語?
マスターは若い頃ちょっとイタリアに行ってたことがあるらしい。
「オレ、ボンボンだからさ、親が留学でもさせれば三流大学でもハクがつくだろうって思ったらしいんだけど、こんな性格だろ?
ホームシックになって、速攻で帰ってきた。」
げらげら笑いながらサバカレーを食べたが、これまた絶品。
デザートは、今、マスターが興味を持っている食材「麩」で作ったティラミス。
マスター曰く「麩は脳の発育にいいらしいんだ。
麩っていろんな種類があっておもしろいんだよなあ。
今、勉強中なんだ。
もう少ししたら、麩のフルコースみたいなのを作るからな、乞うご期待だ!」
10時になって、帰る俺に「夜中、腹が減ったらこれを食え。」と麩をバターで炒めたスナック菓子みたいなものをビニール袋に入れて持たせてくれる。
太郎が「オレ、マスターに育ててもらった。」って言う気持ち、わかるね。
ラストチャンスだ。
気合いだ気合いだ気合いだ。
コメント
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