パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ニュースの話

2009年07月07日 | おもいで
7月7日(火)曇り
数日前のニュースの話。
暴力団関係者が、抗争だか何だかで撃たれて死んじゃったという。
って、この言い方からして、ワタクシが彼に同情してないのはバレバレであるが、
ニュースキャスター(っていうか、ニュース原稿)からも同じようなニュアンスを感じた。
キャスター「殺された○○さんは、撃たれた後、
『撃たれたから、早く来い!』と自分で110番通報し、
駆け付けた救急隊が・・・ 云々」
ひゃあ~さっすがやくざやさんだねえ~撃たれて死にそうな時も、上から目線なんだ!と
変なところに食い付いたワタクシであったが、
よく考えてみると、あまり、110番通報の状況などをいちいちニュースで言ったりしないよねえ~
そう考えると、やはり、ヤクザやさん稼業は、報道の世界からも低く見られているのだわ。
未来ある青少年達よ、殺されても同情されないような仕事に就くのはおやめなさいね!

もう10年ほど前の話になるが、
当時、バツイチだったワタクシは、小さな設計事務所で働きながら娘と暮らしていた。
とはいえ、実家が近かった事もあり、月に一度は娘を実家に預けては
同じような境遇の友人達と呑んだくれていた。
ある夜、小学校からの幼なじみであるYと呑んでいたら、
Yが「○○社長を呼ぼう!」と言い出し、
彼女のつてで何度か一緒に呑んだ事がある、建設会社の社長を呼び出した。
で、三人で大盛り上がりで盛り上がった二軒目のお店で、
社長が「よしっ!おれの知り合いの組長を呼ぼう!」と言い出し、誰かに電話している気配。
しばらくすると、赤ら顔の、人の良さそうなおぢさんがやってくる。
社長が「組長組長!」と呼ぶので、酔っぱらいのワタクシとYも一緒になって
「組長!」と呼んで、四人で盛り上がる。
ワタクシもYも「組長」とは、彼のあだ名だと思っていたのだ。
その居酒屋を出ると、お店の真ん前、周りの迷惑顧みずな場所に、で~んと国産高級車。
組長の車だという。
「今から俺の家で呑もう」ということになり、四人、その車で組長宅へ。
その辺りから、だんだん酔いが冷めてきたワタクシとYは、
彼がどうやら本物の組長であることに気付きはじめる。
しかし、だからといって急激に態度を変えるのは不自然かつ危険。
チャカを見せようか?とか防弾チョッキを見せようか?と何かと親切な組長・・・
「やだぁ~組長ったら!」と、その手の話題をかわしつつ、
酔っぱらってるふりをしつつ、彼の機嫌を損ねる事なくここから脱出する方法を考えつつ、
盛り上がってる振りをし続ける。
友人Yが、社長と共通の知り合いであるM氏を呼び出す事によって、
何とか、帰る口実へとつなげ、自宅近くと嘘をついたところまで送ってもらう。
すっかり酔いの冷めた友人Yと
「こんないい年になってから、親に言えないような事をしてしまったねえ~」と
夜道をてくてくと歩いたのであった。
コメント
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