パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

行くぜ、北陸〜二日目〜

2018年02月16日 | おでかけ
2月16日(金)晴れ

添乗員ぷ〜の天気予報によると、初日大雪、二日目雪、三日目雨。
ってことで、「雪」の二日目スタート!
旅の朝は「フルーツサンド」ということで(京都新潟に続く)下調べはしておいたが、やはりホテルの朝食バイキングも気になるので覗いてみる。
そんでもって、ちょびっとだけ食べてみる。
フルーツサンドまでのエネルギーも必要だからね!

フルーツサンドのお店へ行くまでに猛吹雪に遭い、さらには近道をしようと広い公園を斜めに突っ切ろうとして遭難しそうになり引き返すという無駄な動きをしながら到着。
フルーツサンドを食し、カフェオレ飲んでると、そりゃもう見たことないような吹雪。
呆然としながら、この旅での隠れNGワードだったら罰金がすごいことになったであろう『雪国には住めない!』を繰り返す母娘。
吹雪が少し収まったのを見て勇気を振り絞って店を出る。

バスの一日乗車券を買い、東茶屋街へ。

北国の天気って、少し想像と違うというか、あんなに吹雪いてたかと思うと青空が見え、やった!雪止んだ!と思いきや、また猛吹雪になるという繰り返し。
とりあえずインスタ映えしそうなので「金箔ソフトクリーム」を食したり、「みかん大福」なるものを買ったりする女子二人。
朝食バイキングを食した後に、フルーツサンド三種を食べ、金箔ソフトを食べてるので全くお腹がすかないのだが、行程上そろそろお昼ご飯にしよう。
ラーメンかカレーなら食べられるってことで8番ラーメンへ。


少し前になるが、娘が室生犀星の「杏つ子」を読んだ。
最初はイマイチだったらしいが、徐々に面白さが増し、読み終わった後には「今まで読んだ本の中でベストテン入りするくらい良かったから、ママも読んでっ!」
ってことで母も読み始めたものの、まだ最初の、「イマイチ」の部分。
しかし、娘が言うには「ブログ書く人は絶対これ読んだほうがいいよ!」と言い、ネタバレとまではいかないが、いかにこれが優れているかを語ってくれる。
日常の淡々とした中に、そこはかとない面白みがあったりして、とにかく良いらしい。
母は室生犀星といえば「故郷は遠きにありておもふもの・・・」くらいしか知らなかったが、ふと、音訳の校正で室生犀星の娘の本を読んだかすかな記憶が蘇る。
そして犀星の犀の字は金沢を流れる犀川からとったとか言うエピソードを思い出す。
一気に盛り上がる母娘。
最初からその目的だったかのように「室生犀星記念館」へ向かう。
犀川沿いのシンプルなデザインのその記念館は、犀星の誕生跡地に建てられたとても良い記念館だった。
今回の旅で一番時間を費やしたのがここだったように思う。
犀星の原稿を写経のごとく真似てみたり、犀星の詩と写真を選んでオリジナルポストカードを作ってみたり。
そうそう!室生犀星は動物好きで、猫や犬、虫などたくさん飼ってた。(室生家の犬猫年譜なんてものももらえる!)
火鉢に手をかけてる猫ジイノなんて可愛すぎる!
「杏つ子」を読み終えたら、犀星の「動物詩集」を読もうと思う。
パラパラとめくった本の中に「日常が文学だ」というような文章を見つけ、娘のいう「ブログみたいなんだよ、杏つ子!」という感想に通じるなあと思う。

ををっ!少し時間を取りすぎた。
この後、四時半から娘の希望により、北陸唯一のミニシアター「シネモンド」で映画鑑賞なのだ。

『パーティで女の子に話しかけるには』というのを鑑賞。
いやぁ〜これ、すっごく難解で、最後までよくわからなかった。
エンディングの三分だけちょっと感動した。
でも、まぢでわからなかった。
去年、我が母を連れて「この世界の片隅で」を観た時の我が母の感想が「よくわからなかった」だったが、「なんでわからないのよぉ〜」と情けなく思ったことを反省した。
母さん、ワタクシも「よくわからなかった」よ。
で、その後、おでんを食べながら娘にそういうと「そういう映画なんだよ、カルト映画だよ。わけわかんないでいいんだよ。」
いやいやいやいや、わけわからんでいいっていう意味がわからんのだよ。

この金沢おでんがまたチョー大当たりのお店で、今回、我が娘の鼻が非常に良く利いてくれたことに感謝。
二日目の夜も雪を満喫しつつ更けていく。
コメント
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