peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ニワウルシ(庭漆)

2008年11月04日 | Weblog
一関市大東町中川のニワウルシ(庭漆)
 2008年11月2日






2008年11月2日(日)、一関市大東町中川地区にある花崎館跡
(中川館跡)を訪ね訪ね歩いていたとき、目的地近くの道路沿
いにある民家の庭にニワウルシ(庭漆)と思われる木がありま
した。紅黄葉した葉が雨に濡れてとてもきれいに見えました。




ニワウルシ(庭漆)/シンジュ(神樹)ニガキ科 ニワウルシ属
Ailanthus altissima
中国北中部原産の落葉高木で、高さは10~20mになるという。日本
には明治初期(1875年ごろ)渡来し、各地に広く植えられている。
生長が早く、丈夫なので街路樹や公園樹に利用されており、最近では
河原や土手などに野生化しているものも見られるとのこと。

幹は直立し、枝や葉は傘形に広がって、雄大な樹形になる。葉は大
の奇数羽状複葉で互生する。小葉は6~12対あり、長さ8~10㎝の長
卵形または卵状披針形で先は鋭く尖り、基部に1~2個の歯牙があり、
歯牙の先に腺点がある。
和名は、葉がウルシに似ていることによる。英名がTree of Heaven
なのでシンジュ(神樹)とも呼ばれる。

7~8月、枝先の円錐花序に緑白色の小さな花を多数開く。雌雄別株。
花弁と萼片は5枚。果実は長さ4~5㎝の翼果で、中央に種子が1個あ
る。用途:庭木、街路樹、器具材。