peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

サザンカ(山茶花) 2008年11月11日

2008年11月11日 | Weblog
一関市街地のサザンカ(山茶花) 2008年11月11日


サザンカ 花弁は平開し、ばらばらになって散る




2008年11月11日(火)、妻がエッセイ(随筆)などを書く仲間と
定期的に勉強会をしているので、会場である一関市青葉町の山目
公民館まで一緒に行きました。車を公民館前の駐車場に置いて、
妻の勉強会が終わるまで周辺を歩いてみました。絶好の行楽日和
でしたので、写真撮りも楽しくできました。市街地のそちこちで
サザンカ(山茶花)が花を咲かせていました。











サザンカ(山茶花)ツバキ科 ツバキ属
Camellia sasanqua
暖地の山地に生える常緑小高木で、高さは普通5~6mになるが、
大きいものは15mになるとのこと。長崎県の壱岐を北限とし、南
は沖縄、西表島の常緑広葉樹林内に自生する。
若枝や葉柄に短毛がある。葉は互生し、長さ3~7㎝の楕円形で
やや厚く、光沢がある。縁には細かい鋸歯がある。両面とも主脈
に短毛がある。

10~12月、枝先に直径4~8㎝ほどの白い花を咲かせる(自生種
は普通白花)。花弁は5~6枚で細長く、基部が離れていて平開
する。中心部には黄色の雄しべは多数あるが、筒状に合着しない。
子房は有毛。花が終わると花弁も雄しべもばらばらに離れて散る
点が、花が丸ごと落ちるツバキ(椿)と異なる。

果実は果で、直径1.5~2㎝の卵球形で細毛があり、翌年の夏か
ら秋にかけて熟し、3裂して黒褐色の種子を出す。日本特産種。
用途:庭木、公園樹、鉢植え、器具材。
分布:本州(山口県)、四国、九州から屋久島、種子島、奄美大
島、沖縄、西表島などに自生する。

園芸品種はツバキと同じく多くの品種が育成されており、野生
の形質を強くもつサザンカ群、遅咲きで多弁の花をもつカンツバ
キ群に大きく分けられる。その他、秋咲き、寒咲き、春咲きなど。
花色は桃、紅、縁紅ぼかし、白など。また一重、八重咲きなどが
ある。系統として江戸サザンカ、肥後(熊本)サザンカが知られ
ている。

また、ツバキとサザンカの中間タイプにカンツバキ(寒椿)C.×hiemalis
交雑種のハルサザンカ(春山茶花)系×vernalisもある。
[栽培]繁殖は実生、挿木、接木による。[花期]品種により、秋、
冬、春。