peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

紫波町「城山公園」のモミジ(紅黄葉) 2008年11月12日

2008年11月18日 | Weblog
紫波町「城山公園」のモミジ(紅黄葉)
 2008年11月12日









2008年11月12日(水)、岩手県紫波郡紫波町のほぼ中央にある標高180mほどの
小高い丘にある城山公園に行きました。モミジやカエデ、ドウダンツツジ、ニシ
キギなどの紅黄葉がとてもきれいでした。頂上付近から眺めた岩手山には、うっ
すらと雪が積っていました。
その昔は岩手の古代中心地として栄え、アイヌの城塞や足利斯波氏の居城となっ
た所です。今では都市公園として整備され、約1,300本の桜の名所になっています。







現在城山公園として整備され、広く開放されている場所は、高水寺城跡とされて
います。
文治5(1189)年奥州合戦に参軍した足利義兼が功賞として斯波郡を給与された
と伝えられ、その後、相伝した曾孫の足利家氏(いえうじ)が寛元元年(1243)年
頃に、奥州奉行人として下向し、斯波氏を称したと考えられています。
高水寺城の築城は家氏の玄孫・斯波家長のときだったらしく、足利尊氏が北畠顕
家や八戸南部氏を抑えるために家長を陸奥守に任じて紫波郡に下向させた1335年
以降のことと推定されています。

以来、北奥における北朝勢力の拠点であり、室町・戦国期を通じて斯波氏の居城
だったとのこと。しかし、斯波詮直(あきなお)のとき南部信直と戦い、1588(
天正16)年に落城した。信直は郡山城(こおりやま)と改めた。1667年(寛文7)
年に廃城となったとのこと。








御殿跡の正面登り口の左側に、銭形平次捕り物控などで有名な野村胡堂の碑が建てられています。