peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ハナミズキ(花水木)の真っ赤な実 2008年12月4日

2008年12月04日 | Weblog
ハナミズキ(花水木)の真っ赤な実
 2008年12月4日





2008年12月4日(木)、一関市千厩町千厩字構井田地区
(JR千厩駅から100mほどの国道456号線沿い)に街路樹
として植えられているハナミズキ(花水木)が、
真っ赤に熟した実をつけていました。すっかり葉が落ち
てしまったため、赤い実が余計目立ちました。








ハナミズキ(花水木)ミズキ科 ミズキ(コルヌス)属
Cornus florida
北アメリカ東海岸からメキシコにかけて分布する落葉小高木~高木。日本
には明治中期に渡来した。1915(大正4)年に当時の東京市長・尾崎行雄が
ワシントンにサクラを贈り、その返礼に東京に贈られた木としてよく知られ
ている。

最初は植物園や公園に植えられる程度だったのが、以後、庭木や街路樹と
して各地に植えられるようになったという。

高さ5~12mになり、よく分枝する。樹皮は灰黒色で、マツの樹皮のような
細かな亀裂が入る。若枝ははじめ毛があり、紫褐色を帯びる。冬芽は緑色を
帯びた赤褐色の鱗片に包まれ、側芽は対生する。葉芽は長さ3~7㎜の卵形で
先は尖る。花芽は枝先につき、直径約6㎜の半球形。葉痕(ようこん)は三日
月形または半円形で、葉柄の一部が残る。

葉は長さ7~15㎝の卵形または広卵形で全縁。先は尖り、基部は広いくさび
形または円形。裏面は粉白色を帯び、脈上に毛がある。側脈は6~7対ある。
秋に美しく紅葉する。

4~5月、黄緑色の小さな花が15~20個集まった球形の頭状花序をつくる。白
い花弁状の総苞片は広倒卵形で長さ4~6㎝。品種には8㎝ぐらいの巨大輪もあ
り、先端は凹む。園芸品種には、
総苞片がピンクの濃淡、赤や黄色のもの、苞の大小、斑入り葉などがある。
米国のバージニア州、ノースカロライナ州の州花。英名はFlowering Dogwood。
別名:アメリカヤマボウシ

果実は核果で長さ約12㎜の楕円形。枝先に数個集まってつき、10月頃光沢の
ある深紅色に熟す。種子は2個あり、長さ約10㎜の紡錘形で淡褐色。
[栽培]強健で、日本の高温多湿の環境でよく生長する。繁殖は実生。品種は
接木。
ミズキ(コルヌス)属 Cornusは、熱帯から北半球に約45種が分布する半低木から
小高木。高山植物のゴゼンタチバナ C.canadensisも本属の仲間。

ハナミズキ(花水木)/アメリカヤマボウシ 2006年

2008年12月04日 | Weblog
一関市街地のハナミズキ(花水木)
/アメリカヤマボウシ 2006年5月6日



2006年5/6(土)、一関市街地の「ハナミズキ」の花が見頃を迎えて
いました。大町通りの街路樹として植えられているハナミズキは赤色
系だが、厳美街道沿いの店の前には、白色のものが植えられていまし
た。








ハナミズキ(花水木)ミズキ科 ミズキ属
 cornus florida
「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉小高木
~高木で、高さ5~12mになる。葉は有柄で長さ5~15cmの卵形。秋
に美しく紅葉する。

4~5月、大型で花弁状の総苞の中心に黄緑色の花を開く。原種の
総苞片は白色が普通だが、赤色、淡紅色などいろいろな園芸品種が
ある。果実は数個集まり、楕円形で赤熟する。
分布:北アメリカ、メキシコ

1914年に東京からワシントンに桜を寄贈した返礼に贈られたもの
で、現在では庭木や街路樹、公園樹、記念樹としてよく植えられて
いる。「ヤマボウシ」と良く似ているが、花びらのように見える総
苞片の先がへこんでいる。 

ハナミズキ(花水木)/アメリカヤマボウシ( 花と実)

2008年12月04日 | Weblog
一関市千厩町のハナミズキ(花水木)
/アメリカヤマボウシ 2008年5月13日






2008年5月13日(火)、一関市千厩(せんまや)町千厩の国道456号線
沿いにあるスーパーマーケット「バリュー・パワーセンター」の前に
街路樹として植えられた「ハナミズキ(花水木)」が、白い花のように見
える4枚の苞を開いていました。






一関市東山町のハナミズキ(花水木)
/アメリカヤマボウシ(花)  2008年5月2日




2008年5月2日(金)、一関市東山町長坂字西本町にある一関市役所
東山支所(旧・東山町役場)の駐車場近くに植えられた「ハナミズキ
/アメリカヤマボウシ」の園芸種が花を咲かせていました。花びらの
ように見えるのは総苞片で、本当の花は小さくて中央部にまとまって
います。





一関市千厩町のハナミズキ(花水木)の真っ赤な実
 2007年11月8日





2007年11月8日(木)、JR大船渡線千厩駅から300mほど離れた国道
脇に街路樹として植えられている「ハナミズキ(花水木)」の実が
真っ赤に熟していました。今年は暖かいせいか、紅葉した葉が未だ
沢山付いている木もありました。





ハナミズキ(花水木)ミズキ科 ミズキ(コルヌス)属 
画像のハナミズキは、園芸品種の「チェロキー・チーフ Cornus
florida cv.Cherokee Chief」
北アメリカ東部、中南部原産で、高さ5~12mになるの落葉小高木
~高木。葉は有柄で長さ5~15cmの卵形、無毛。秋には美しく紅葉
する。日本には明治中期に渡来したが、戦後になって人気鑑賞樹に
なったという。現在では、庭園樹や公園樹、街路樹、記念樹などと
して広く植えられている。
1915(大正4)年、当時、東京市長・尾崎行雄がアメリカ(ワシン
トン)に桜を寄贈し、その返礼にこの木を贈られたという話は有名。

花は葉の開く前か、同時で花びらのように見える4枚の総苞片が大
きく開き美しい。原種の総苞片は白色だが、園芸品種にはピンクの
濃淡、淡黄色、苞の大小がある。苞の直径は6cm程度だが、品種には
8cmぐらいの巨大輪がある。真の花は黄緑色で小さく中央部にまとま
って咲くが目立たない。 花期は4~5月。
ヤマボウシ(山法師)に似ているので「アメリカヤマボウシ」とも
呼ばれているが、ヤマボウシと違って総苞片の先がへこんでいる。
(果実は全く似ていないので区別できる。)

現在は野生種よりピンク色の品種「チェロキー・チーフ」「ジュニ
ア・ミスcv.Junior Miss」などが普及し街路樹、公園樹として各地に
植えられるようになった。白花品種の「クラウド9 cv.Cloud9」も人
気がある。また、葉の黄覆輪品種は「レインボー cv.Rainbow」が普
及、秋の紅葉が特に美しい。ほかに「トリカラー cv.Tricolor」など
多数ある。
[栽培]強健で、日本の高温多湿の環境でよく生長する。繁殖は実生。
品種は接木。

 果実は数個集まり、長さ1cmほどの楕円形の核果でアオキの実より
少し小さい。秋に赤熟する。分布:北アメリカ、メキシコ
ミズキ(コルヌス)属Cornus
熱帯から北半球に約45種が分布する半低木から小高木。高山植物の
ゴゼンタチバナC.canadensisも本属の仲間。

アカリファ・ヒスピダ/ベニヒモノキ(紅紐の木) 2008年11月13日

2008年12月04日 | Weblog
岩手県立花きセンターのアカリファ・ヒスピダ
/ベニヒモノキ(紅紐の木) 2008年11月13日




2008年11月13日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字
頭無2-1)の「花の館」温室内の「亜熱帯温室」に植えられている
アカリファ・ヒスピダ/ベニヒモノキ(紅紐の木)
が、赤くて
長い紐のような花をつけていました。





アカリファ・ヒスピダ/ベニヒモノキ(紅紐の木)
トウダイグサ科 アカリファ(エノキグサ)属
Acalypha hispida
アカリファ(エノキグサ)属 Acalyphaは、アフリカとアメリカの熱帯を中心
として温帯まで約430種が分布する多年草または小低木。一年草や高木
もある。
葉は単葉、卵形、欠刻がある。花は小型で花弁がなく、雄花が集まって
穂状花序をなし、雌花はその基部につく。

熱帯地では公園、庭園にふつうに植えられ、街路樹などにもされている
が、日本では冬期は温室で暖房しながら栽培される。
アカリファ・ヒスピダ/ベニヒモノキ(紅紐の木)は、西インド諸島原産
の低木で、この仲間には珍しく、長さ20~50㎝のヒモ(紐)状の花
序を下げる。この尾状花序は紅色が多いことからベニヒモノキ(紅紐の木)
の和名があり、長期間美しい。花穂が白色の品種cv.Albaがあるが、
汚れた白さであまり栽培されていないという。
[栽培]美しく栽培するには10℃以上の温度が必要とのこと。

ベニヒモノキ(紅紐の木)/アカリファ・ヒスピダ

2008年12月04日 | Weblog
岩手県立花きセンターの「紅紐の木(べにひものき)
/アカリファ・ヒスピダ」 2007年12月21日



2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
の「花の館」温室に「ベニヒモノキ(紅紐の木)/アカリファ・ヒスピダ」
という名の植物が花を咲かせていました。
名札には「ベニヒモノキ(紅紐の木)Acalypha hispida burn.f. トウダ
イグサ科 エノキグサ属 分布:インド、紅色の花がひも状に垂れ下がり面
白い。」と書かれていました。


下記のWebサイトには「紅紐の木」の素晴らしい画像が掲載されています。
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/benihimo.htm
岩手県立花きセンターの「紅紐の木(べにひものき)
/アカリファ・ヒスピダ」 2005年12月20日


岩手県立花きセンター「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」
の部屋に植えてあるベニヒモノキ(紅紐の木)「属名の「アカリ
ファ」の名で流通しているようです。



ベニヒモノキ(紅紐の木)/アカリファ・ヒスピダ
トウダイグサ科 エノキグサ(アカリファ)属
 Acalypha hispida
インド(西インド諸島)、マレー諸島原産の常緑性低木。明治
末期に渡来。葉は幅広で樹高は2~3m近くになる。
Acalypha(アカリファ)は「イラクサ」の古代ギリシャ名の
「acalephe」に由来。(この花がイラクサに似ていることから)

別名:アカリファ、ヒスピダ。(英名):Fox tail、Chenille
Plant(シュニール・プラント)。「シュニール」とは、光沢が
あって毛足の長いシュニール糸のこと。

開花期は6~9月で、長期間楽しめる。花穂が乳白色の変種もある。
和名の「紅紐の木」は、葉腋から長さ20~50cmの紐状の赤い花穂が垂
れ下がっている姿が「赤い紐」のように見えることによる。(小さな
花が集まって細長い花序をつくっている)
 
アカリファ属には多数の植物があるが、本種とアカリファ・レプタンス
(Acalypha reptans)という学名の「キャッツテール(Cat tail)」
のみが花も観賞する植物で、他は葉の美しい観葉種ばかりとのこと。

なお、乳白色花の画像や「キャッツテール(Acalypha hispaniolae)」
の画像は、下記のWebサイトに記載されています。

 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/benihimonoki.html

 http://flower365.web.infoseek.co.jp/05/003.html

また、下記のWebサイトには「ベニヒモノキ」の素晴らしい画像が記載されています。
 http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-beni-himo-no-ki_large.html