peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

クロッサンドラ・インフンディブリフォルミス

2008年12月20日 | Weblog
岩手県立花きセンターのクロッサンドラ・インフンディブリフォルミス
 2008年11月13日





2008年11月13日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字
頭無2-1)の本館がある方の「研修温室」に植えられたクロッサンドラ
・インフンディブリフォルミス
が花を咲かせていました。






クロッサンドラ・インフンディブリフォルミス
キツネノマゴ科 クロッサンドラ(ヘリトリオシベ)属
crossandra infundibuliformis
インド南部、スリランカ原生の常緑小低木。小低木なので、熱帯では
生垣に利用されている。日本には大正初年に導入され、ヘリトリオシベ、
ジョウゴバナ、キツネノヒガサ
の和名があるが、鉢花として普及し
始めたのは比較的新しい。
上部葉腋から細い花柄を直立させ、長さ5~10㎝の穂状花序を周年つけ
る。花は直径3㎝ほどで、2~4個ずつ下から咲き上がる。変異が多いの
で、個体選抜でもかなりの改良が望めるが、多種との交雑育種も期待で
きる。種小名はジョウゴ(漏斗)の意で花の形による。

花が濃黄色のモナ・ウォールヘッド cv.Mona Wallhead
トロピック・フレームcv.Tropic Flame
が普及しているが、
根腐れなど病気にやや弱い。また斑入り葉の品種もある。
[栽培]乾燥には強いが過湿に弱い。冬は10℃以上必要。よく結実し、
繁殖は種子か挿し木。根が太く長く、古株は大鉢に、小株は鉢物。
[花期]ほぼ周年。
クロッサンドラ(ヘリトリオシベ)属 Crossandra
熱帯アフリカ、マダガスカル、アラビア、インドに約50種ほど自生
する常緑の草本または小低木で、根は太く長い。果実は4種子を含み、
完熟すると種子を弾き飛ばす。種子は扁平で、表面は鱗片状になっ
ていて、湿ると粘着性を帯びる。
属名はkrossos(房飾り)とauer(雄)で葯の形状に由来する。

ツバキ(椿)・「ヤブツバキ(藪椿)」

2008年12月20日 | Weblog
一関市東山町のヤブツバキ(藪椿)
 2008年3月30日




2008年3月30日(日)、一関市東山支所がある東山町長坂字西本町のある
民家の裏に植えられたヤブツバキ(藪椿)が沢山の花を咲かせていました。
長い間人の住まない家が建っていたのですが、その家屋が取り払われたた
めに、その家の裏側にあった椿の木が目に付いたのです。








「世界の椿館・碁石」のヤブツバキ(藪椿)
 2007年12月7日










2007年12月7日(金)、陸中海岸国立公園 碁石海岸(大船渡市末崎町
字大浜280-1)にある「世界の椿館・碁石」に行きました。
この施設は大船渡市の花”椿”を世界13カ国から約260種集めた鑑賞温
室です。
大温室の入り口近くに「原種椿」コーナーや「郷土の椿」コーナーが
設けられていて、それぞれにヤブツバキ(藪椿)が植えられていました。
「郷土の椿」コーナーの木には、紅色の花が咲いていました。



「世界の椿館・碁石」のツバキ・「白ヤブツバキ」
 2007年2月27日




2007年2/27(火)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」に行って
きました。大温室の「郷土の椿」コーナーに植えられている「白ヤブツバ
キ」が咲いていました。(2006年12/14に行ったときにはまだ咲いていませ
んでした。)

このコーナーには、近隣の数あるヤブツバキが展示されています。また、
碁石海岸にちなみ「碁石」という名の八重咲き椿も展示されていました。





ヤブツバキ(藪椿)ツバキ科 ツバキ属 Camellia japonica
ツバキ属のうち、ヤブ(藪)ツバキやその類似種、それらの系統の園芸
品種を「ツバキ」という。別名:ヤマツバキ。
沿岸地方に多いが、山地にも自生する常緑高木で、高さ10~15mになる。
葉は有柄で互生し、長さ5~12cmの長卵形、表面は濃緑色で光沢があり、
質は厚い。

花は本来一重咲きで花弁の下部は互いに合着し、雄しべは筒状でその基
部は花弁と接合する。このため園芸品種の一部を除き、花弁と筒状の雄し
べは雌しべを残して落花する。
花期は12~4月。ふつう紅色の5弁花が枝先に1個つき、杯形に開く。花の
長さは3~6cm、葯は黄色で花弁はふつう5個。花色は変異が大きく、濃紅、
淡桃、白もある。
果は直径4~5cmの球形で2~3個の種子が入っている。

アジア(中国、朝鮮)に33種自生するうち、日本で広く見られるのは標準
和名をツバキというヤブツバキで、本州、四国、九州、沖縄の主に海岸地
方に自生する。しかし、古代から観賞用に植え、また種子からツバキ油を
搾って整髪用や灯油、薬用にするなど、生活に利用するためにも各地に植
栽されてきたという。