peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

原種椿「ヤブツバキ(藪椿)」

2008年12月27日 | Weblog
世界の椿館・碁石の原種椿「ヤブツバキ(藪椿)」
 2008年12月25日









2008年12月25日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜
280番地1)に行ってきました。
この椿館には、原種椿、郷土の椿、花形十景、江戸椿十景、珍椿花、
変わり三景、海外産の椿、わびさびの景
の各コーナーごとに260余種
の椿が植栽されており、10月上旬~4月下旬(最盛期1月~3月)花が咲き続けて
います。

椿館の出入り口に近い「郷土の椿」コーナー(順路①)には、
日本に自生する原種椿でもあるヤブツバキ(藪椿)が花を咲かせていました。






ヤブツバキ(藪椿)ツバキ科 ツバキ(カメリア)属
Camellia japonica
野生種が日本の九州から青森県まで分布し、日本原産のものとされて
いたが、最近中国の四川省、山東省、江西省にも自生していると報告
された。従って、ツバキ(椿)は日本原産の植物ではないかもしれないとの
こと。
花は赤色一重咲き。現在栽培されている品種は、江戸期に野生種から
生じた品種と人為的交配によって育成された品種で、国際ツバキ登録
(The International Camellia Register,1993)によると1万品種はあ
る。膨大な数の品種はアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド
、中国などから発表されている。
育種は花形、花の大きさ、花色、香り、葉の色など多くの点から行わ
れている。さらに最近は外の種、例えばキンカチャ(金花茶)C.chrysantha
などと交配され、種間雑種が育成されている。現在の育種のテーマは
黄花、香り花、紫花の育成などとのこと。
[栽培]繁殖は実生、挿木、接木。[花期]春。
ツバキ(カメリア)属 Camellia日本、中国、朝鮮半島、東南アジアに
分布する常緑低木で、約250種ほどが知られている。葉は単葉で革質、
楕円形~長楕円形で光沢があり、葉縁に決刻がある。花は単生または
頂生、腋生し、無柄。雄しべは束状。サザンカの雄しべは束状になら
ない。種子は無翼。