peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

フロミス・フルティコサ/エルサレム・セージ

2008年12月16日 | Weblog
岩手県立花きセンターのフロミス・フルティコサ
/エルサレム・セージ 2008年11月13日





2008年11月13日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字
頭無2-1)の「花の館」温室内の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に植
えられたフロミス・フルティコサが、黄色い花を咲かせていました。
この植物は、英名のエルサレムセージの名で流通しているので、
そちらの方がよく知られているようです。



フロミス・フルティコサ/エルサレムセージ
シソ科 オオキセワタ(フロミス)属
Phlomis fruticosa 別名:キバナキセワタ

地中海沿岸東部原産の半耐寒性常緑小低木。高さは1~1.3mほどになる。
葉は白色の星状毛が密生し灰緑色。特に葉縁は銀緑色に縁取られて美しい。

5~9月、鮮黄色で小さい花が輪生状にかたまって多数咲き、レモンの香
りがする。葉の形や花の形がセージに似ていて、聖書の地・エルサレムに
咲く野の花の一つなので、エルサレムセージ(jerusalem sage)
英名で流通しているが、セージ(サルビア)とは別属。
欧米では香草として利用するのではなく、むしろ花を愛でるために栽培
されており、ピンクの花を咲かせる品種もあるという。ドライフラワーや
ポプリにも使われるとのこと。

[栽培]日当たりがよく、排水性の良い用土と多肥を好むが、冬の乾燥し過
ぎに注意が必要。半耐寒性なので、霜に当てないようにすること。関東以
西の暖地では露地植えも可能。繁殖は挿し木または実生(5~7月が適期)。