peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ユーコミス / パイナップルリリー

2009年09月02日 | 植物図鑑

一関市山目青葉1丁目   2009年8月25日(火)

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2009年8月25日(火)、一関市山目の青葉2丁目にある民家の庭でユーコミス/パイナップルリリーが花を咲かせていました。画像のものはユーコミス・コモサ・ストリアタEucomis comosa var.striataではないかと思います。

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 ユーコミス / パイナップルリリー ユリ科 ユーコミス属 Eucomis

南アフリカ 及び中央アフリカに15種ほど分布する半耐寒性球根植物。球根は10cmほど、多数の葉をつけ、中心部より円柱状の花穂が出て白黄色花をつける。その形状から、パイナップルリリーの名がある。

 ユーコミス Eucomis spp.

半耐寒性の春植え球根植物で冬期は休眠する。球根は層状鱗茎で、小さくても球周20㎝ある。鉢植え可能。披針形の葉を多数根生し、中央から直立した花茎を出し、直径1~2㎝ほどの星形の白黄色花を多数総状花序につけ、先端には花をつけない冠のような葉状の苞を束状につける。ケープ原産のアウツムナリス(オータムナリス) E.autumnalisが最も多く栽培される。葉は長さ30~45㎝、花茎は高さ40~50㎝となり、頂部に15㎝ほどの総状花序をつけ、40~50花が下から順に咲く。黄白色の花が咲き進むと緑色になる。夏から秋(7~9月)に開花する。南アフリカ原産の大型種ポールエヴァンシー E.pole-evansii は、長さ1mの花茎を出し、白から緑色に変わる花をつける。夏咲き。南アフリカ原産の  ビコロル E.bicolorは、葉の長さ40㎝、高さ50㎝の花茎を出し、多くの花をつける。花弁や苞葉の緑が紫色をおびる。コモサ E.comosaとその変種ストリアタ var.striataは前者より小型。

[栽培]耐寒性は強く、冬は休眠する。鉢植えは、日当たりと風通しのよい戸外に置き、鉢土の表面が乾いたら水やりする。開花後、生育を見ながら水を控え、休眠とともに乾燥させる。あまり分球しない。実生では3年目には開花する。冬は関東以西では防寒または雨、霜の当たらない軒下に植えるとよい。寒冷地では球根を掘り上げる。