青森県下北郡東通村尻屋 2009年9月19日(土)
青森県下北郡東通村大字尻屋字尻屋崎にある尻屋崎灯台に約1年ぶりに行きました。海辺の草原に寒立馬(かんだちめ)が食い残したものか、あるいは風が強いために伸びられないのか背丈の低いノハラアザミ(野原薊)が花を咲かせていました。
尻屋崎灯台付近には、青森県の天然記念物に指定されている「寒立馬(かんだちめ)」がよく見られるのですが、この日は1頭も見かけませんでした。(尻屋漁港の方に移動した際に数頭見ました。)
ノハラアザミ(野原薊) キク科 アザミ属 Cirsium tanakae
人里に近い草地や畑の土手、林の縁などに生える多年草。高さは50~100㎝になる。根生葉は大きくて長さ30㎝ほどある長楕円状披針形で、羽状に深く切れ込み、中央の脈が赤みを帯びることが多い。茎につく葉は上部のものほど小さくなり、基部は茎を抱く。葉の縁には刺がある。花期は8~10月。枝先に紅紫色の頭花が上向きに2~3個ずつつく。総苞は幅1.5~2㎝の鐘形で、クモ毛がある。花の頃も根生葉が残り、総苞は粘らない。分布:本州(中部地方以北)。