一関市大東町摺沢 2009年9月17日(木)
2009年9月17日(木)、一関市大東町摺沢のフードパワー・バリュー摺沢店のすぐ傍にある民家の庭に植えられたチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)と思われる植物が花と実をつけていました。
ナス科 チョウセンアサガオ(ダチュラ)属
Datura (=Brugmansia):南北アメリカの熱帯、亜熱帯に8種ほど分布する多年草または一年草。まれに亜低木または小高木になることがある。トランペット形の大輪の花を下向きに咲かせる低木タイプをブルグマンシア属、上向きに咲かせてトゲのある果実をつける一年草タイプをダツラ(ダチュラ)属に分けているが、どちらも、従来のダツラやダチュラの名で出回ることが多い。ブルグマンシアは和名のキダチチョウセンアサガオ、英名のエンジェルストランペットと呼ばれる人気種で、花に香りがある。
チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)Datura metel(=Brugmansia spp.、D.hybrida)
熱帯アジア原産の非耐寒性一年草。葉は互生し、大型で波状縁、分裂または全縁。花は大型で15~20㎝ほど。有柄、葉腋に単生する。花冠はラッパ状で先端は5裂し、角(ツノ)状となる。花色は白、淡黄、淡桃、紫、赤があり、芳香を有するものが多い。[花期]6~9月。
キダチチョウセンアサガオD.suaveolens、アメリカチョウセンアサガオの別名があるケチョウセンアサガオD.innoxia、チョウセンアサガオD.metel、アカバナチョウセンアサガオD.sanguinea、シロバナヨウシュチョウセンアサガオD.stramoniumなどの種が栽培されている。いずれも有毒植物だが、薬用にもなるとのこと。これらの交雑種から、フロリダ・ピーチD.cv.Florida Peachなど園芸品種が育成されている。[栽培]日光を好むので春から秋は日当たりのよい戸外に置き、水を切らさないようにする。晩秋に枝を切り落として室内に入れ、日のよく当たる窓辺に置き、水やりを控える。5℃以下の低温には弱いが、性質は強健で、種子または挿木で繁殖する。多年草の花期:4~11月。