一関市東山町松川字台 2009年9月3日(木)
2009年9月3日(木)、一関市東山町松川字台148-1の一関市営松川住宅のすぐそばにある民家のフェンスに絡まったルコウソウ(褸紅草/留紅草)が花を咲かせていました。最盛期は過ぎたようで種子が沢山ついていました。
細く切れ込んだ葉と真っ赤な花が魅力的
ルコウソウ(褸紅草/留紅草) ヒルガオ科 ルコウソウ属 Ipomoea (=Quamoclit) (Q.vulgaris)別名:サイプレスパイン。
熱帯アメリカ原産の蔓性の多年草だが、日本では1年草扱いとなる。江戸時代にはカボチャアサガオの名でも栽培されたとのこと。つる(茎)は2~4mに伸びるが、日除け棚や鉢植えとして仕立てられ、細やかな草姿を観賞する。茎は支柱を左上がりに巻いて登る。葉は互生し、細く羽状に切れ込む。この葉を「褸」、すなわち細い糸に見立てて<storong></storong>ルコウソウ(褸紅草)の名がついたという。夏になると、葉のつけ根から伸びた花柄の先に真っ赤な花を2個ずつ多数咲かせる。花は筒先が星形で直径2㎝ほどで、花筒は細長い。白花の品種もある。雄しべ、雌しべともに花冠より飛び出す。花期は7~10月。
本種と心臓形の葉、紅黄色、5角形の花冠をもつマルバルコウソウ(丸葉褸紅草)Ipomoea coccineaとの交雑種のハゴロモルコウソウ(羽衣褸紅草)Ipomoea×multifida(別名:モミジバルコウソウ)もよく栽培されている。
[栽培]一年草として栽培され、初夏に日当たり、排水のよい場所に種子を播いて育てる。発芽適温が25℃と高いので、5月に吸水させたタネを直播き、またはポット播きにする。移植を嫌うため、ポット播きは底から根が覗いたらすぐに植え付ける。水切れしやすいので、夏は庭植えのものでも表土が乾いたら水やりする。