秋田県横手市「秋田ふるさと村」 2009年9月6日(日)
2009年9月6日(日)、奥州市埋蔵文化財調査センター主催の所長日曜講座 特別企画 バスツアー「後三年合戦の地を訪ねて」に参加し、昼食のために訪れた「秋田ふるさと村」(横手市赤坂字富ケ沢62-46)のお祭り広場に、大鉢に群植されたペンタス/クササンタンカ(草山丹花)が花を沢山咲かせていました。
ペンタス・”スターダスト レッド”
ペンタス・”ニュールック”
ペンタス / クササンタンカ(草山丹花) アカネ科 ペンタス属 Pentas
熱帯アフリカ、マダガスカル、アラビアに30~50種ほど分布する。
ペンタス・ランケオラタ Pentas lanceolataは、熱帯アフリカ東部~アラビア半島原産の非耐寒性多年草で、草丈は30~130㎝で大株になると株元は木質化する。普通は春播き一年草として育てられる。草本なのにサンタンカ属Ixoraのサンタンカ(山丹花)に似た花を咲かせることからクササンタンカ(草山丹花)の和名がある。英名は、小さな星形の花を沢山つけることからエジプシャン・スターフラワー(エジプトの星の花)という。
主に栽培されるランケオラタは株全体に短い毛があり、葉は楕円形、披針形で光沢がある。茎の先の散房花序に直径1㎝前後の星形の花を30~40輪つけて、次々に開いて半球状になる。花は長い筒をもち花冠は5裂する。花色は紅、桃、白、ラベンダー色、赤や桃色地に白覆輪など。5~10月頃まで長く咲き続けるので人気が高い。熱帯地では庭園に普通に栽培されるが、寒地では切花や鉢物として温室で栽培される。
多くの交配品種が育成栽培されており、園芸品種にスターダスト・レッドやニュー・ルックcv.New Lookなどがある。矮性、極矮性の園芸品種もある。
[栽培]日光を好むので日当たりと風通しのよい戸外に置く。鉢土の過湿を嫌うので表面が乾いてから水やりする。日照不足だと花つきが悪くなるので、日当たりのよい場所で育てるが、夏は強い西日を遮光する。冬は室内の窓辺に置いてガラス越しの日に当て、乾燥気味に保つ。5~6℃で越冬する。5月に地上部を切り戻して植えかえる。繁殖は実生または挿木。