peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

青森県「尻屋崎灯台」のカワラナデシコ(河原撫子) / ナデシコ(撫子)

2009年09月22日 | 植物図鑑

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2009年9月19日(土)、約1年ぶりに青森県下北郡東通村大字尻屋字尻屋崎にある尻屋崎灯台に行きました。灯台の近くにカワラナデシコ(河原撫子)が花を咲かせていました。

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カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科 ナデシコ属 

Dianthus superbus var.longicalycinus

 山野の日当たりのよい草地や河原などに生える多年草。「秋の七草」の一つで、単に「ナデシコ(撫子)」とも呼ばれる。茎は直立し、上部で枝分かれし、高さは30~100㎝になる。葉は対生し、線形または披針形で、長さ3~10㎝、基部は茎を少し抱く。 7~10月、茎の先に直径4~5㎝の淡紅紫色の花がまばらにつく。花弁は5枚、長い爪部があり、先は深く裂け、基部にひげ状の毛がある。萼筒の基部には3~4対の苞があり、先は細く尖る。萼は細長い円筒形で先端は5裂する。母種は中部地方以北から北海道に分布するエゾノカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)で、苞は2対あって先が尾状に尖る。分布:本州、四国、九州。


青森県下北郡東通村のアキノキリンソウ(秋の麒麟草)

2009年09月22日 | 植物図鑑

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2009年9月19日(土)、青森県下北郡東通村大字尻屋・岩屋地区に1年ぶりに行きました。むつ~尻屋線道路沿いの岩屋地区にある公衆トイレに寄り、東屋にも登ってみました。東屋からは、北海道の恵山(えさん)などが見えることもあるようです。すぐそばにアキノキリンソウ(秋の麒麟草)が咲いていました。トイレの前には有名な寒立馬のレリーフがありました。この近くに数年居住していましたので、感慨深いものがありました。

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アキノキリンソウ(秋の麒麟草) キク科 アキノキリンソウ属 

Solidago virga-aurea var.asiatica

山地や丘陵の日当たりのよい所に生える多年草。高さは30~80㎝ほどになり、茎の下部は普通紫黒色を帯びる。茎の下部に付く葉は長さ7~9㎝の卵形または卵状楕円形、上部の葉は披針形で長さは4~9㎝、幅1.5~5㎝。先は尖り、基部は細くなって葉柄の翼に続く。花期は8~11月、直径1㎝ほどの黄色の頭花が茎の先に散房状または総状に多数付くので、アワダチソウ(泡立ち草)の名もある。花冠は黄金色。舌状花と筒状花があり、内側の筒状花が結実する。総苞葉狭鐘形。総苞片は4列に並ぶ。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮。


尻屋崎灯台&センニンソウ(仙人草)

2009年09月22日 | 植物図鑑

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2009年9月19日(土)、青森県下北郡東通村尻屋字尻屋崎にある尻屋崎灯台に1年ぶりに行きました。昨年は灯台のすぐ近くに「寒立馬(かんだちめ)」が沢山群れていましたが、この日は全くいませんでした。尻屋漁港の方にある出入り口から出るために移動していたとき、海辺の近くに数頭いて、観光客が群がっていました。

灯台100周年記念碑などがある辺りに実を沢山つけたセンニンソウ(仙人草)が花を咲かせていました。有毒植物なので、馬に食われずに花を咲かせることができたのでしょう。

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センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科 センニンソウ(クレマチス)属 Clematis terniflora

日当たりのよい道ばたや林の縁などに生える蔓性の半低木。茎はよく枝分かれして広がり、曲がりくねった葉柄でほかの木や草に絡みつく。葉は3~7枚の小葉からなる奇数羽状複葉で対生する。小葉は普通2対あり、長さ3~7㎝の卵形だが、ときに2~3の切れ込みがある。

8~9月、葉の腋に直径2~3㎝の白い花を多数つける。白い花弁のように見えるのは萼片で、4枚が十字形に開く。果実はそう果で倒卵形で小さいが、先端に羽毛状になった花柱が残り、よく目立つので、これを仙人のヒゲに見立ててこの名がある。有毒植物。分布:北海道(南部)~沖縄。