2010年9月1日(水)、一関文化センター(一関市大手町)の垣根代わりに植えられているサンゴジュ(珊瑚樹)の実が色づき始めていました。これからさらに赤くなり、藍黒色に熟します。
サンゴジュ(珊瑚樹) スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum awabuki
海岸近くの山地に自生するが、生け垣として広く植えられている。常緑小高木~高木で、高さは普通5~6m、大きいものは15mほどになる。枝は灰褐色。髄も灰褐色。葉は対生し、長さ8~20㎝の長楕円形で、質は厚く、表面は光沢がある。6~7月、枝先に大形の円錐花序を出して、白い小さな花を多数つける。花は直径5~6㎜の高坏形5裂して平開する。わずかに匂いがある。果実は長さ約8㎜の楕円形の液果で、秋に赤くなり、やがて藍黒色に熟す。赤い果実をサンゴ(珊瑚)に見立てて珊瑚樹の名がある。用途:庭木、公園・街路・防風・防火樹、器具材。分布:本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、台湾。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑・春の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]