2010年9月24日(木)、一関遊水地記念緑地公園(一関市中里)に久しぶりに行きました。数日前の「岩手日報」に、大船渡市で、この時期サクラが咲いているので、不思議に思った人が、「狂い咲きではないか?」と博物館に通報したという記事が掲載されたからです。この公園には、桜の見本市と言えるほど多くの桜が植えられており、北出入り口に近いせせらぎ広場付近には、春と秋に咲く「四季桜」や「十月桜」などもあるので、咲いているかもしれないと思ったからです。少しだけでしたが、「四季桜&十月桜」と思われる桜が花を咲かせていました。
ジュウガツザクラ(十月桜) バラ科 サクラ属 Prunus×subhirtella cv.Autumnalis
落葉低木~落葉小高木。コヒガンザクラ(小彼岸桜)/別名:ヒガンザクラ)の園芸品種で、4月上旬と10~12月の2回花が咲く。(コヒガンザクラはエドヒガン(江戸彼岸)とマメザクラ(豆桜)の雑種と思われる。)
樹皮は暗灰褐色。若枝、成葉、葉柄などに毛がある。葉は互生し、長さ4~10cmの倒披針形で質はやや厚い。先端は長く鋭く尖り、基部はくさび形で、縁には先端が芒状の重鋸歯がある。葉身の下部に2個の腺点がある。花は白色のものが多いが、淡紅色、濃紅色などもあり、3~5個が散形状または散房状に咲く。花は直径1.5~3.5㎝。花弁は楕円形または卵円形で5~15個、時に16~18個のものもある。雄しべは50~60個。雌しべは1個で雄しべよりやや長い。萼筒は長さ7~8㎜で膨らみ、無毛または少し毛がある。冬に咲く花は小形で小花柄が短く、春咲く花はやや大形で小花柄も長い。果実はまれにつく。用途:庭木、公園樹、鉢植え、盆栽、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32890982&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:シキザクラ(四季桜)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32890575&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:ジュウガツザクラ(十月桜)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32891450&blog_id=82331[peaの植物図鑑:フユザクラ(冬桜)]