2010年9月21日(火)、一関市山目の「立沢住宅」内を散策しました。何軒かの民家の前に植えられたウメモドキ(梅擬)が、実を沢山つけていましたが、色づき始めたばかりのものと真っ赤に色づいているものがありました。
ウメモドキ(梅擬) モチノキ科 モチノキ属 Ilex serrata
山地のやや湿った所に生える落葉低木。赤い実が枝いっぱいについて美しいので、庭木としてもよく植えられている。また、盆栽にもよく使われる。高さは2~4mほどになる。若枝には毛がある。葉は互生し、長さ4~8㎝の楕円形または卵状披針形で、先は鋭く尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯があり、両面とも光沢はない。表面にはわずかに毛がある。裏面は短い軟毛があり、特に脈上にはやや長い毛が密生する。
6月頃、葉のつけ根に直径約3~3.5㎜の淡紫色の花をつける。雌雄別株。雄花は7~15個が集まってつき、雌花は1~7個ずつつく。花弁は卵形で5個ある。萼片は4~5個で縁に毛がある。雄花には雄しべが4~5個と退化した雌しべがある。雌花では緑色の子房が目立ち、周りに退化して小さくなった雄しべが4~5個ある。
果実は直径5㎜ほどの球形で、秋に赤く熟し、晩秋から初冬にかけて葉が落ちた後もしばらく枝に残るのでよく目立つ。小鳥が好んでこの実を食べる。花や果実が白色の品種をシロミノウメモドキ(シロウメモドキ)f.leucocarpa、果実が黄色の品種をキミノウメモドキf.xanthocarpaという。用途:庭木、公園樹、盆栽、花材。分布:本州、四国、九州、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑・秋の花」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/63e02c1dc337de9d72d3882e2914d937 [peaの植物図鑑:ウメモドキ(梅擬)&シロミノウメモドキ(白実の梅擬)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A6%A5%E1%A5%E2%A5%C9%A5%AD [peaの植物図鑑:奥州市「」のウメモドキ(梅擬)の花]