peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

宮城県白石市「奥州街道・うーめん番所」のミヤギノハギ(宮城野萩)

2010年09月28日 | 植物図鑑

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2010年9月25日(土)、NPO法人一関文化会議所主催の「現地探訪・仙台支藩一関藩の誕生と伊達騒動にまつわる旅」(参加者53名)に妻と共に参加しました。宮城県の柴田町のしばたの郷土館を見学した後、船岡城公園に立ち寄る予定が、雨降りのため中止になり、昼食のためマツダ麺業・うーめん番所(白石市益岡町)に向いました。このお店は、吉永小百合さんが出演したJR東日本の「大人の休日倶楽部」のCM撮影が行われた所だそうで、建物はとても雰囲気のある外観。このCM放映後、「温麺(うーめん)」を求める来店客が急増したとのこと。

参加者の大部分がCMが撮影されたという別棟のお座敷(要予約)で食べましたが、スタッフの人たちと私たち夫婦など10人ほどは椅子席で食べました。このCMで吉永小百合さんが食べているという「葛かけうーめん」を注文しました。古代米で作ったという甘酒付きでした。クズ(葛)かけ温麺(うーめん)は、キャベツ、人参などの野菜、エビ、椎茸、麩などが入って、葛のとろみで最後まで熱々、とても美味しくいただきました。

お店の前庭に植えられているミヤギノハギ(宮城野萩)が、今を盛りと咲いていました。また、ソライロアサガオも咲いていました。

http://giantk.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-1e43.html [「奥州街道 うーめん番所」(宮城県白石市):長岡発★B級食べある記]

http://www.jreast.co.jp/otona/tvcm/shiroishi.html [JR東日本:大人の休日倶楽部/CM情報:宮城県「白石うーめん篇」]

http://blogs.yahoo.co.jp/granm6/34864429.html [お隣宮城県へ散歩に♪GO-!!-わが町から、心の栄養をどうぞ!-Yahoo!ブログ]

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ミヤギノハギ(宮城野萩) マメ科 ハギ属 Lespedeza thunbergii

山野に自生する落葉低木だが、ハギ(萩)の仲間では最もよく庭などに植えられている。高さは1~2m。花期には地に着くほど枝が枝垂れる。全体に絹状の伏毛がある。葉は3出複葉で互生する。小葉は長さ2~6㎝の楕円形または長楕円形。

7~9月、葉の腋から長い総状花序を出し、紫紅色で長さ1.3~1.5㎝の蝶形花を開く。豆果は長さ約1㎝の広楕円形。変種のシロバナハギ(白花萩) var.albifloraは花が白色。用途:庭木、花材。分布:本州(東北・北陸・中国地方)。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


束稲山のカラハナソウ(唐花草)&ヒョウモンチョウ(蝶)

2010年09月28日 | 植物図鑑

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2010年9月26日(日)、束稲山(たばしねやま・標高596m)の中腹に建ててある経塚山案内板(県道237号線・奥州市前沢町二子)付近に生えていたカラハナソウ(唐花草)が、花のようにも見える実(果穂)を沢山つけていました。この実はビールに苦味と香りをつけるホップと同じ仲間だそうで、岩手県ではキリンビールの委託を受けてホップを栽培している遠野市が知られています。

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カラハナソウ(唐花草) クワ科 カラハナソウ属 Humulus lupulus var.cordifolius

山野に生えるつる性の多年草。母種はビールに苦味と香りをつけるホップである。茎には下向きの刺があり、いろいろなものに絡みつく。葉は対生し、長い柄のある卵円形で、先端は普通3裂し、桑の葉に似ているが、切れ込みのないものから3~5つに切れ込むものまで、いろいろな形がある。

花期は8~9月。雌雄別株。雄株には淡黄色の小さな花が円錐形に多数つく。雌株には卵球形の花穂がぶら下がってつく。果穂はカサカサした苞が重なり合って松毬(まつかさ)のような卵球形になり、垂れ下がる。特有の香りがある。和名の「唐花草」は、果穂の様子を唐草模様にたとえたもの。分布:北海道、本州(中部地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

ヒョウモンチョウ(豹紋蝶) タテハチョウ科 Brenthis daphne(Denis & Schiffermuller,1775)

雄:前翅長26㎜。北海道と本州に分布し、本州では東北地方と中部地方の2地域に棲息。年1回、中部地方の山地では7月中旬が最盛期。越冬態は卵内幼虫。北海道では低地、中部地方では山地の明るい草原でやや普通に見られる。ゆるやかに飛び、なかなか止まらないことが多い。雌は通常雄よりも1週間以上遅れて羽化する。訪花性は強く、ときにオスは吸水する。食草はバラ科ワレモコウ、オニシモツケ。東北地方以北ではナガボノシロワレモコウ。コヒョウモンに酷似する。メスはやや大型、翅形は丸く、地色は暗く、黒紋も大きいが、判別しにくい場合もある。東北以北亜種Iwatensisは小型で黒紋が小さく、また翅表時色も黄色味となり、本州中部亜種rabdiaと区別される。[PHP研究所発行「カラー・ハンドブック 地球博物館No.1 蝶」より]