2010年9月4日(土)、字沖野々にある道の駅「厳美渓」と一関市博物館の境界に植えられているマルバハギ(丸葉萩)が、花を沢山咲かせていました。蝶チョウや蜂が蜜を吸いに数匹飛び回っていました。一関地方は、9月に入って日中はまだ暑いものの、夜になると大分涼しくなり、「秋」の気配です。
マメ科 ハギ(レスペデザ)属 Lespedeza:東アジアと北アメリカ東部に40種が自生する低木または多年草。葉は3小葉からなる複葉で、小托葉はない。複総状花序は腋生し、螺旋(らせん)状に2花ずつをつける。ガクの基部に1対の小苞が残る。本属には、ふつうハギと呼ばれるヤマハギ節sect.Macrolespedezaと、閉鎖花をつける多年草のメドハギ節sect.Lespedezaのグループとがある。
マルバハギ(丸葉萩) マメ科 ハギ(レスペデザ)属 Lespedeza cyrtobotrya
本州から朝鮮半島、中国に分布する。西日本では最も普通のハギ(萩)である。高さ2mほどになり、多数の枝を分枝する。小葉の先は丸い。花序軸がほとんど伸長しないので、花序は葉の間に埋もれたように見える。花は紅紫色、長さ9~13㎜、ガク裂片の先は針状となる。翼弁が竜骨弁よりも長く、旗弁がほかの弁より特に大きいことが本種の特徴である。栽培は少ない。花期:8~10月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
マルバハギ(丸葉萩) マメ科 ハギ(レスペデザ)属 Lespedeza cyrtobotrya
日当たりのいい山地に生え、高さ2~3mになる落葉低木。別名:ミヤマハギ(深山萩)。よく分枝するが、枝は枝垂れない。葉は3出複葉。小葉は長さ2~4㎝の楕円形または倒卵形で先は丸い。葉の裏面と若枝には伏毛がある。8~10月、葉の腋から葉より短い総状花序を出し、紫紅色で長さ1~1.5㎝の蝶形花を開く。ガクは4深裂し、先は針状に鋭く尖る。豆果は長さ6~7㎜の平たい楕円形で伏毛がある。種子は1個。用途:庭木、花材。分布:本州、四国、九州、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
http://shinrin.cool.ne.jp/sub235.html [六甲山系の樹木図鑑:マルバハギ]
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/marubahagi.html[マルバハギ(丸葉萩)]