peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市のケロネ・リオニー/ジャコウソウモドキ(麝香草擬)

2010年09月08日 | 植物図鑑

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2010年8月24日(火)、一関市末広一丁目側の磐井川河川敷の畑の縁でケロネ・リオニーが花を咲かせていました。和名はジャコウソウモドキ(麝香草擬)。

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ケロネ・リオニー ゴマノハグサ科 ケロネ(ジャコウソウモドキ)属 Chelone lyonii

北アメリカ東部から東南部に分布する耐寒性多年草。草丈は60~90㎝になる。葉は卵形で先端が尖り、鋭い鋸歯がある。7~10月ごろ、直立する茎頂に総状花序を出し、キンギョソウに似た筒形の花を穂状に咲かせる。花色は淡い藤紫色が一般的だが、白色もある。水揚げがよくて花持ちもよいので切り花に広く使われているが、花壇にも適し、最近は鉢植えも出回っている。

属名はギリシャ語で「カメ(亀)」の意味。蕾の形がカメの頭に似ていることに由来し、英名もピンクタートルヘッド(Pink turtlehead)という。和名:ジャコウソウモドキ(麝香草擬)。別名:チェロネ、リオン。

ケロネ・リオニーの早生系品種「スピードリオン」がよく知られおり、「リオン」や「スピードリオン」の名で出回っている。管理:直射日光に当たると葉焼けを起こすので、夏は西日の当らない半日陰に置く。乾燥を嫌うので鉢土の表面が乾き始めたら水やりする。庭植えは2~3年植え放しでよい。繁殖は株分けか挿し木で春に行う。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」ほかより]

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/speedlion0.htm[ジャコウソウモドキ(スピードリオン)]

http://www.botanic.jp/plants-ra/lyonii.htm [shu(^^)Homepage,リオン(麝香草擬き)]

http://www.yasashi.info/ke_00005.htm[ケロネ(リオン)の育て方/ヤサシイエンゲイ]


一関市東山町のサルビア・コッキネア

2010年09月08日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字町のサルビア・コッキネア 2010年8月27日(日)

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サルビア・コッキネア シソ科 サルビア(アキギリ)属 Salvia coccinea (=pseudo coccinea)

熱帯南アメリカ原産の一年草。草丈1m、分枝性が強く、葉は長さ6㎝。主な品種は2色咲きで、ガクが上唇白色で、下唇ピンクの’ビカラー’cv.Bicolor、花冠が白色の’ラクテア’cv.Lactea、矮性の’ナナ’cv.Nana、分枝性強く矮性の’ナナ・コンパクタ’cv.Nana Compacta、紫赤色の’スプレンデンス’cv.Splendens、花色がスカーレットの’ロブスト’cv.Robstなど。栽培:繁殖は種子。花期:夏。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%B5%A5%EB%A5%D3%A5%A2%A1%A6%A5%B3%A5%C3%A5%AD%A5%CD%A5%A2 [peaの植物図鑑:一関市東山町のサルビア・コッキネア]


ゲンペイクサギ(源平臭木)/ゲンペイカズラ(源平葛)

2010年09月08日 | 植物図鑑

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2010年8月13日(金)、岩手県立磐井病院(一関市狐禅寺字大平)の5階屋上庭園への出入り口の所にある「談話室」に、花を咲かせている鉢植えのゲンペイクサギ(源平臭木)/ゲンパイカズラ(源平葛)が展示されていました。屋上庭園はボランティアによって植栽管理されているようですから、この鉢植えもボランティアが持ち込んだものかもしれません。

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ゲンペイクサギ(源平臭木) クマツヅラ科 クサギ属 Clerodendron thomsoniae

別名:ゲンペイカズラ(源平葛)。西アフリカ原産の常緑つる性木本。明治時代の中期に渡来し、観賞用に温室で栽培される。葉は対生し、楕円状卵形。縁は全縁で、主脈が隆起する。5~6月、枝先や葉腋から集散花序を出して、赤い花冠と白いガクとの対比が美しい花を開く。花冠は長さ約2㎝の筒形で、5深裂して平開する。雄しべ4個と雌しべ1個は花冠から長く突き出る。ガクは5深裂するが、裂片は開かず、鐘形の5角形。果実は球形で紫緑色に熟し、宿存するガクに包まれる。和名は、赤い花冠と白いガクを源平の旗にたとえたもの。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]