2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)の大温室内に、花を沢山咲かせている鉢植えのストレプトカーパス’ワンダー・ブルー’が展示されていました。
ストレプトカーパス(ストレプトカルプス)属 Streptocarpus :アフリカ、マダガスカル、アジアに132種が分布する一年草または多年草で、まれに低木になる。属名は「ねじれた果実」の意で、蒴果は螺旋(らせん)状に 捩れ、熟すと裂ける。多くは多年草だが一巡植物もある。普通、葉はロゼット状だが、茎の立つ種類はストレプトカルペラ亜属に分類される。
ストレプトカーパス イワタバコ科 ストレプトカーパス属 Streptocarpus spp.
茎は直立または匍匐し、葉は対生、輪生、根出する。子葉が大きく発達した1葉をつけるものもある。花は腋生で集散花序をなし、1~数花をつける。花冠は管状または漏斗状で先端が円形に5裂する。果実は長い蒴果を形成し、成熟するとねじれて種子を飛散させる。
園芸品種はヨーロッパで古くから種間交雑が進められ、多くの系統と品種がつくられた。最近ではオランダで放射線のX線を利用して、新しい草姿や花色をもつ品種も発表されている。大輪赤紫花、中輪では青紫、濃桃、桃、白、小輪青紫などの品種がある。
主な品種としては、大輪赤紫花の’ローヤルティー’cv.Royalty、中輪青紫花の’コンスタント・ニンフ’cv.Constant Nymph、中輪白花の’ホワイト・コンスタント・ニンフ’cv.White Constant Nymph、小輪青紫花の’ミニ・ニンフ’cv.Mini Nymph、中輪濃桃花の’ベルマ’cv.Velma、中輪桃花の’ティナ’cv.Tina、’ワンダー・ブルー’cv.Wonder Blue(中輪)、’スプレンデッド’cv.Splended(大輪)などがある。栽培:繁殖は品種によって異なり、種子、葉挿しが行われる。花期:施設内では、周年開花する。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
画像のものは、ストレプトカーパス ’ワンダー・ブルー’Streptocarpus cv.Wonder Blue'と思われます。
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/b06e8d8793a3671243164b820f6669fc[peaの植物図鑑:世界の椿館・碁石のストレプトカーパス’ワンダー・ブルー’]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34058628&blog_id=82331[peaの植物図鑑:花と泉の公園のストレプトカーパス]