peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのタバコソウ(煙草草)/クフェア・イグネア

2011年01月18日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に群植されているタバコソウ(煙草草)が、朱橙色の花を沢山咲かせていました。もっとも、花のように見えるのは萼が筒状になったもので花弁はないとのこと。

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ミソハギ科 Lythraceae:熱帯を中心に温帯までに26属580種ほどが分布する草本、まれに木本。葉は対生、単葉。花は両性で襞(ひだ)があり、ときに距がある。異形花柱性。顕著な花床筒になり、萼の先端に花弁がつく。

ミソハギ科 クフェア(タバコソウ)属 Cuphea:北アメリカ南部、メキシコ、グアテマラ、ボリビアなどに約250種ほどが分布する短命な多年草、小低木。茎は丸く、粘着性がある。葉は卵形から線形、十字対生か輪生。花は単生か総状花序または円錐花序が茎の先端か、葉腋につく。左右相称花。花弁は6が多い。雄しべは6~14.果実は蒴果。

わが国で多くつくられる種は、メキシコハナヤナギC.hyssopifolia、ベニチョウジC.ignea、ハナヤナギC.micropetala。

タバコソウ(煙草草)/クフェア・イグネア ミソハギ科 クフェア(タバコソウ)属 Cuphea ignea

タバコソウ(煙草草)は最も普通に栽培される常緑小低木で、高さは30~50㎝程度で、よく分枝する。葉は卵状披針形で、長さ6cmほど。花は萼が筒状になり花弁はない。筒先は黒紫色の輪があり、口部は白色、筒の長さは2~3㎝。葉と葉の中間部に花がつくなどかなりユニーク。開花期は4~11月だが、温度があれば周年(一年中)開花する。「ベニチョウジ」という別名があるが、「ケストルム・エレガンス」と紛らわしい。

英名:Cigar flower,Fire cracker plant,Cigar plant。

栽培管理:性質は強健。日当たりを好むので、夏は戸外の直射光下で栽培するとよい。繁殖は挿し木、株分けで適期は5月。15℃あれば周年開花する。

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/617.html [クフェア・イグネア、タバコソウ、ベニチョウジ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://www.engeinavi.jp/db/view.cgi?mode=link&id=726[ケストルム・エレガンス、ベニチョウジ、ベニバナヤコウカ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://ele-middleman.at.webry.info/200511/article_154.html[タバコソウ(クフェア・イグネア)怠け者の散歩道/ウェブリブログ]

http://www.botanic.jp/plants-ha/bechoj.htm[shu(^^)Homepage,ベニチョウジ]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/benityouji.html[ベニチョウジ(紅丁子)]

http://flower365.web.infoseek.co.jp/13/806.html[タバコソウ]


岩手県立花きセンターのカラテア・ゼブリナ’フミリオ’

2011年01月18日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられているカラテア・ゼブリナ’フミリオ’が、葉を広げていました。

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クズウコン科 Morantaceae:

熱帯アメリカに30種300種ほど分布する多年草で、地下に根茎や球根(塊茎)がある。また、地上茎をよく分枝するものもある。葉は葉鞘、葉柄、葉身が分化し、銀白色の斑、濃緑色の斑紋や線紋の入る種類が多いため、観葉植物として栽培される。花は小さくて目立たない。

クズウコン科 カラテア属 Calathea :

熱帯アメリカ(中南米の熱帯地域)に約100種ほど分布する小型の多年草。その多くが高温性で、寒さに弱く、種類によっては乾燥にも弱い食部手である。葉は根出し、葉の形はバリエーションに富み、美しい色彩模様が入る種が多く、表と裏の模様が違うものが多くみられる。花は穂状につくが、数種を除いて観賞価値はない。

数種類が栽培されているが、マコヤナ、ランキフォリア、クロカータなどが代表的な種である。なかでもクロカータはオレンジ色の花を観賞できる観葉植物で、古くからゴールド・スターの別名で栽培されている。本属とマランタ属の区別は花の構造上の点だけで、外観では区別がつきにくい。

属名のカラテアは、ギリシア語のkalathosによるといわれている。kalathosは、様式化されたユリの形をした果物かごを意味し、一説には、カラテアの仲間のある種の花の形に由来しているとも言われている。

栽培管理:

一年を通じて、室内の、強い風の当たらない明るい日陰に置く。窓の近くに置く場合は、直射日光が当たらないように注意する。高温多湿を好むので、夏は毎日たっぷり水やりする。ハダニの発生を防ぐためにも、乾燥時期、特に夏には霧吹きで葉水を与える。冬は鉢土が乾いたら水を与える。肥料は、4~9月の間、月に1~2回、薄めの液肥を与える。葉が乾くとハダニが発生し易くなるので、乾燥期には葉水を与え、空中湿度を高くする工夫が必要。越冬温度は10℃以上、できるだけ暖かい室内に置く。繁殖は根分けで行う。

カラテア・ゼブリナ クズウコン科 カラテア属 Calathea zebrina 。英名:zebra plant(ゼブラプラント)

ゼブラプラントの名がついている。

花はスミレ色で松ボックリのように頭状に集まって咲く。花が濃く、丈もさらに大きくなるものをピノティ cv.'BinotiiI’と呼ぶ。

カラテア・ゼブリナ’フミリオ’Calathea zebrina cv.Humiliorは、ブラジル原産の常緑多年草カラテア・ゼブリナの園芸品種。別名:トラフヒメバショウ(虎斑姫芭蕉)

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&池田書店発行「観葉植物事典(土橋 豊・監修)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/77808d631546862176338b9307b62fc6[peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのカラテア・ゼブリナ]

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/calathe-zebrina1.htm[カラテア・ゼブリナ]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/c-zebrina.html[カラテア・ゼブリナ('Humilior')]

http://stewartia.net/engei/houseplant/Kuzuukon_ka/Calathea.html[カラテア・ゼブリナ]

http://titan28.exblog.jp/i4/2/ [カラテア・ゼブリナ(cv.Humilior)]

http://www.foliage-plant.com/plants_database/database.cgi?equal3=Calathea&equal4=%5B%91%AE%96%BC%5D&tid=list2[クズウコン科カラテア(Calathea)属の観葉植物]