2011年1月18日(火)、一関市立山目公民館(一関市青葉2丁目4-5)の近くにある民家の門口に植えられているトウジュロ(唐棕櫚)と思われる植物が、細く深く切れ込んだ、大きな掌状の葉を広げていました。下記のWebサイトには、「シュロ(棕櫚/ワジュロ(和棕櫚)に比べて葉柄が短く、葉もやや小さく裂片が折れ曲がらないので区別できる」とあります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/toujuro.html [トウジュロ(唐棕櫚)]
トウジュロ(唐棕櫚) ヤシ科 シュロ属 Trachycarpus wagmerianus
中国南部原産の耐寒性常緑高木。暖地に広く植えられている。幹は円柱形で黒褐色の繊維に厚く覆われ、高さ8~10mになる。葉はシュロ(棕櫚)よりやや小さく、直径30~50㎝で堅く、(細く深く切れ込んだ掌状をしているが、)裂片は折れ曲がらない(葉先が垂れ下がらない)ことが、シュロとの見分けのポイント。葉柄はシュロより短く、長さ15~80㎝。
初夏(5~7月)に葉の間から肉質の円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を密につける。(黄色い大きな房になって垂れ下がる雄花=雄花序がよく目立つ。)雌雄別株。果実は長さ約1㎝の扁球形で青黒色に熟し、白粉をかぶる。用途:公園樹、繊維は縄・箒(ほうき)、葉は細工物。和名の「唐棕櫚」は中国原産なのでこの名前がある。
http://hanazukusi.exblog.jp/10478440/ [花の仲間調べ:唐棕櫚(トウジュロ)]
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/tatuta/jumoku/kmt292.htm [和名:トウジュロ]
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/toujuro.html [トウジュロ(唐棕櫚):エキゾチックな温帯のヤシ]
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-touzyuro_large.html [トウジュロ(唐棕櫚)]
http://hananouta.web.infoseek.co.jp/page_thumb668.html [トウジュロ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD [シュロ:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)]
シュロ(棕櫚) ヤシ科 シュロ(トラセカーパス)属 trachycarpus fortunei
別名 [:ワジュロ(和棕櫚)。九州に分布するが、これには移入説もある。暖地に植栽されるが、鳥が種子を運ぶため、野生化しているものもある。耐寒性常緑高木で高さ5~10mになる。幹は円柱形で葉鞘の暗褐色の繊維に覆われている。葉は直径50~80㎝で掌状に多数深裂し、葉柄が長く、裂片は折れ曲がる。また、葉先が垂れ下がるのが特徴で、葉先を空に向けてピンと伸ばしたような樹形の(葉先が垂れ下がらない)トウジュロ(唐棕櫚)との相違点である。
5~6月、葉の間から肉質の円錐花序を出し、黄白色の花を密につける。雌雄別株。(雄花は小さな花が集まり、大きな房になって垂れ下がるのでよく目立つ。)花被片は6個。雄花には雄しべが6個、雌花には雌しべが1個ある。果実は径1cmほどの扁球形で多数つき、10~11月に藍黒色に熟す。用途:公園樹、繊維は縄・箒(ほうき)、葉は細工物。分布:九州(南部)。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&日本文芸社発行「樹木図鑑」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%C8%A5%A6%A5%B8%A5%E5%A5%ED [peaの植物図鑑:シュロ(棕櫚):トウジュロ(唐棕櫚)]