2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられている「アカタコノキ」の根元に「ゼブリナ・ペンドゥラ」が群生していました。Webサイトの情報では、最近は「トラディスカンティア属 Tradescantia」になっているようです。
ツユクサ科 ゼブリナ(シマフムラサキツユクサ)属 Zebrina:メキシコおよびグァテマラに4種ほど分布する多年草。生長が早く、茎は匍匐(ほふく)し下垂するので、吊り鉢やミニ観葉などとして利用される。園芸ではトラデスカンティア属に非常によく似ており、混同されることが多いが、トラデスカンティアは近縁(同科別属)の植物である。
最も一般的な種類はゼブリナ・ペンドゥラで、緑紫色の葉に銀白色の縞が2本入り、葉裏は濃紫色。和名はハカタカラクサ(博多唐草)。 ほかに’クアドリカラー’、’ディスカラー’などの品種がある。そのほか茎が長く伸び下垂する吊り鉢向きのゼブリナ・プルプシーなどがある。
ゼブリナ・ペンドゥラ ツユクサ科 ゼブリナ(シマフムラサキツユクサ)属 Zebrina pendula
メキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の多年草で茎は匍匐する。葉は先の尖った卵形で長さ5~7㎝、幅3~4㎝、表面は白緑色で光沢を帯び、中央に太く、縁に細い暗緑紫色の線がある。葉裏は暗紫色。花は紫色の3弁花。別名:シマフムラサキツユクサ(縞斑紫露草)。茎の節から根を出し、四方に拡がる性質があるので吊り鉢に向く。よく日光に当ててから乾かし気味にすると特有の美しさになる。英名はInch plant,Wandering Jew。ハカタガラグサの和名がある。pendulaは「ペンデユラ」とも表記する。
園芸品種の’クァドリコロル(クアドリカラー)’cv.Quadricolorは葉に濃紫色~桃、白色の縞が入り、Happy wandering Jewの英名がある。プルプシーZ.purpusiiの変種ミノルはやや小型、若い葉は軟白毛で覆われる。
http://g-kamu.com/htm/hakatakarakusa.htm [ハカタカラクサ(ゼブリナ・ペンドゥラ・クァドリコロル)]
栽培管理:4~10月は戸外で日光に当てるが、夏は半日陰に置く。秋以降は室内の明るい場所で管理する。水やりは、5~9月の生長期には過湿に注意しながらたっぷり与える。秋からは乾燥気味に管理する。肥料は、4~10月の間、葉色を見ながら、1~2ケ月に1回、薄い液肥を施す。増殖は、挿し芽で殖やすが、園芸品種の葉の斑模様は株や枝ごとに異なることがあるので、挿し穂の選定は慎重にする。白色斑の強い株は枯れ死することがある。吊り鉢やカバープランツによい。越冬温度は5℃程度だが、室内に置き、鉢土を乾燥気味に管理すれば、3~4℃でも枯れることなない。
[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&池田書店発行「観葉植物事典」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%BC%A5%D6%A5%EA%A5%CA%A1%A6%A5%DA%A5%F3%A5%C7%A5%E5%A5%E9 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのゼブリナ・ペンドゥラ]
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/zebrina1.htm [トラデスカンティア・ゼブリナ]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/zebrina.html [ゼブリナ・ペンドゥラ]
http://masuo1.sakura.ne.jp/A5_47.htm [トラディスカンティア・ゼブリナ’ペンドゥラ’:花よりのメッセージ:12月の花]
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-tradescantia-zebrina_large.html [トラディスカンティア・ゼブリナ]