peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのゼブリナ・ペンドゥラ/シマフムラサキツユクサ(縞斑紫露草)

2011年01月23日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられている「アカタコノキ」の根元に「ゼブリナ・ペンドゥラ」が群生していました。Webサイトの情報では、最近は「トラディスカンティア属 Tradescantia」になっているようです。

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ツユクサ科 ゼブリナ(シマフムラサキツユクサ)属 Zebrina:メキシコおよびグァテマラに4種ほど分布する多年草。生長が早く、茎は匍匐(ほふく)し下垂するので、吊り鉢やミニ観葉などとして利用される。園芸ではトラデスカンティア属に非常によく似ており、混同されることが多いが、トラデスカンティアは近縁(同科別属)の植物である。

最も一般的な種類はゼブリナ・ペンドゥラで、緑紫色の葉に銀白色の縞が2本入り、葉裏は濃紫色。和名ハカタカラクサ(博多唐草)。 ほかに’クアドリカラー’、’ディスカラー’などの品種がある。そのほか茎が長く伸び下垂する吊り鉢向きのゼブリナ・プルプシーなどがある。

ゼブリナ・ペンドゥラ ツユクサ科 ゼブリナ(シマフムラサキツユクサ)属 Zebrina pendula

メキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の多年草で茎は匍匐する。葉は先の尖った卵形で長さ5~7㎝、幅3~4㎝、表面は白緑色で光沢を帯び、中央に太く、縁に細い暗緑紫色の線がある。葉裏は暗紫色。花は紫色の3弁花。別名:シマフムラサキツユクサ(縞斑紫露草)。茎の節から根を出し、四方に拡がる性質があるので吊り鉢に向く。よく日光に当ててから乾かし気味にすると特有の美しさになる。英名はInch plant,Wandering Jew。ハカタガラグサの和名がある。pendulaは「ペンデユラ」とも表記する。

園芸品種の’クァドリコロル(クアドリカラー)’cv.Quadricolorは葉に濃紫色~桃、白色の縞が入り、Happy wandering Jewの英名がある。プルプシーZ.purpusiiの変種ミノルはやや小型、若い葉は軟白毛で覆われる。

http://g-kamu.com/htm/hakatakarakusa.htm [ハカタカラクサ(ゼブリナ・ペンドゥラ・クァドリコロル)]

栽培管理:4~10月は戸外で日光に当てるが、夏は半日陰に置く。秋以降は室内の明るい場所で管理する。水やりは、5~9月の生長期には過湿に注意しながらたっぷり与える。秋からは乾燥気味に管理する。肥料は、4~10月の間、葉色を見ながら、1~2ケ月に1回、薄い液肥を施す。増殖は、挿し芽で殖やすが、園芸品種の葉の斑模様は株や枝ごとに異なることがあるので、挿し穂の選定は慎重にする。白色斑の強い株は枯れ死することがある。吊り鉢やカバープランツによい。越冬温度は5℃程度だが、室内に置き、鉢土を乾燥気味に管理すれば、3~4℃でも枯れることなない。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&池田書店発行「観葉植物事典」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%BC%A5%D6%A5%EA%A5%CA%A1%A6%A5%DA%A5%F3%A5%C7%A5%E5%A5%E9 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのゼブリナ・ペンドゥラ]

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/zebrina1.htm  [トラデスカンティア・ゼブリナ]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/zebrina.html [ゼブリナ・ペンドゥラ]

http://masuo1.sakura.ne.jp/A5_47.htm [トラディスカンティア・ゼブリナ’ペンドゥラ’:花よりのメッセージ:12月の花]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-tradescantia-zebrina_large.html [トラディスカンティア・ゼブリナ]


岩手県立花きセンターのニオイセンネンボク / ドラセラ・フラグランス

2011年01月23日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられているニオイセンネンボク/ドラセナ・フラグランスが緑色の葉を広げていました。

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リュウゼツラン科 ドラセナ(リュウケツジュ)属 Dracaena:アジア、アフリカの熱帯に約40種が分布し、その内アメリカに1種ある。高木状または低木状の植物で、葉は長く剣状または幅広で、剛直なものからしなやかなものまで変化に富み、しばしば斑が入る。コルディリネ属と一緒にして一般的にドラセナと称しているが、異なる点は山芋状の地下茎がなく、根は橙・黄色であることによって区別できる。

ニオイセンネンボク / ドラセナ・フラグランス リュウゼツラン科 ドラセラ(リュウケツジュ)属 Dracaena fragrans

ギニア、ナイジェリア、エチオピア(アフリカ熱帯雨林気候区)原産の非耐寒性常緑低木。直立した茎で高さ6mぐらいになる。葉は長さ30~90㎝、幅5~10㎝で細長く、波打って垂れ下がる。遮光が強すぎると葉が徒長して細長くなる。よく「幸福の木」として販売されている。

フラグランスの枝変わりであるドラセナ’マッサンゲアナ’(シマセンネンボク)cv'Massangeana'は、直立した茎で、葉長60㎝、幅10㎝ぐらい。葉は緑色で、中央に黄色の幅広い縦斑がある。古くなった葉は斑が不鮮明になる。朴作りが多く、「幸福の木」というネーミングで有名。越冬温度は15℃は必要。

マッサンゲアナの枝変わりであるドラセナ’マッサンゲアナ・コンパクタ’cv.’Massangeana Compacta'は、矮性種。生長は遅いが、丈が高くならないので室内で利用しやすい。他はマッサンゲアナに準ずる。

ドラセナ’マッサン・キング’cv.'Massan King'は、直立した茎で高さ6mぐらいになるフラグランスが、葉の長さ30~90㎝で細長く波打って垂れ下がるのに対して、この品種は立葉性で80~100㎝ぐらいの長さで先が尖り、幅も5~10㎝になり肉厚で主脈がしっかりしている。豊橋の大十園でメリクロン苗から出たものである。

誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

http://hukumusume.com/366/hana/i/12gatu/12_01.htm [ドラセナ属フラグランス種(においせんねんぼく)]

http://www.geocities.jp/heboen2/kanyou/dracae_m.html [幸福の木]

http://www.zoezoe.biz/2010_syokubutu/ka_1_ka/222_kijikakushi/dracaena/fragrans.html [ドラセナ・フラグランス:植物写真鑑]

http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_p_detail&target_plant_code=190 [みんなの趣味の園芸:ドラセナ・フラグランス]

http://www.nakamura-engeijou.co.jp/illustrated/illustratedbook/dracaena.html [花と緑のプチ図鑑:ドラセナの育て方]

http://stewartia.net/engei/houseplant/Ryuuketujyu/Dracaena.html [ドラセナ類]