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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「紅葉ケ滝公園」のヤグルマソウ(矢車草) 2011年5月18日(水)

2011年05月24日 | 植物図鑑

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2011年5月18日(水)、一関市東山町松川の「紅葉ケ滝公園」に行ってきました。滝の裏側に上がって行ったら「ヤグルマソウの群生地」があり、ヤグルマソウ(矢車草)が緑色の矢車のような葉を広げていました。

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(下)松川の市街地の方へ流れ下っている「中通川」に沿って車を走らせて行くと、「紅葉ケ滝」の上方に着きます。この階段を下って行くと滝の落下口にたどり着くことができます。途中には「見晴らし台」もあり、滝を正面から見ることができます。また、滝の裏側まで散策路がありますので、裏側から眺めることもできます。

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(上)散策路を大木の根が塞いでいました。

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(下)「ふれあい広場」があり、テーブルとイスが置かれていました。

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ヤグルマソウ(矢車草) ユキノシタ科 ヤグルマソウ属 Rodgersia podophylla

葉は5個の小葉をつけた掌状複葉で、形が鯉のぼりの矢車に似ていることからこの名がある。山地の湿った林の下などに生える多年草。高さは約1m。群生することが多く、矢車のような形の大きな葉がよく目立つ。根生葉は大きく直径80㎝近くあり、長い柄がある。小葉は先の方が浅く切れ込み、裂片は鋭く尖る。茎につく葉は互生する。6~7月、茎の先に小さな白い花を円錐状に多数つける。花には花弁はなく、花弁状のガク片が5個ある。分布:北海道(西南部)、本州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・夏の花」より]


一関市東山町「館山公園」のオオジシバリ(大地縛り) 2011年5月18日(水)

2011年05月24日 | 植物図鑑

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2011年5月18日(水)、一関市東山町「館山公園」に行きました。道沿いの日当たりのよい土手にオオジシバリ(大地縛り)が群生して花を咲かせていました。

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オオジシバリ(大地縛り) キク科 ニガナ属 Ixeris debilis

ジシバリ(地縛り)Ixeris stoloniferaよりも葉や花など、全体に大きいことからこの名がある。田んぼの畔(あぜ)やの菟道の脇などのやや湿った所に多い多年草。茎は地面を這って長く延びる。葉は長さ6~20㎝、幅1.5~3cmのへら形で、下部が羽状に切れ込むものもある。ジシバリに比べると葉はやや立った感じがする。花期は4~5月。花茎は高さ10~30㎝になり、直径2.5~3㎝の黄色の頭花を2~3個つける。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

オオジシバリ(大地縛り)別名:ツルニガナ。キク科 ニガナ属 Ixeris debilis

分布と自生地:日本各地に広く分布しており、田んぼや畑のあぜ道、あるいは山道沿いなどでよく見かけるが、やや湿った所にも多い多年草。花期:4~5月。

特徴:花は黄色い舌状花だけで構成され、タンポポなどによく似ている。タンポポは枝分かれすることはないが、このオオジシバリは枝分かれする。花は頭花を2~3個つけ、花茎の高さは10~20㎝。横走りする茎(ランナー)が広がって、地面を縛るように見えるので、ジ(地)シバリ。

 このジシバリは、ジシバリよりも大きいので「オオ」が頭についている。ジシバリの葉は三角状円形だが、オオジシバリの葉はヘラ形で立った感じがする。葉にちょっと切れ込みが入るものもある。

ジシバリ」の名前は、江戸時代の書物「三才図絵」、「薬品手引草」、「物品識名」等に掲載されており、既に江戸時代には「ジシバリ」という言葉が知られていたという。

この「ジシバリ」というのは、この植物が地面に広がって、地面を縛るという意味からこの名前がついている。別名に「イワニガナ」という名前もある。

ところで、「オオジシバリ」の方だが、ジシバリによく花が似ており、葉が違うだけ。葉は、ジシバリが丸形の葉に対して、オオジシバリの方はヘラ形である。

[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(春)」より]