2011年5月29日(日)、秋田県鹿角市「大沼湿原」に行きました。国際興業グループ・岩手県交通(株)観光自動車部トラベル課主催の日帰りのバス旅行があったので妻と参加しました。八幡平頂上駐車場と後生掛温泉に寄ってから最後の散策地でした。
環境省の大沼ビジターセンターでバスを降りて、みんなで木道(大沼自然研究路)を歩いて植物などの観察をしました。雨は一時止んでいたものの霧が深く立ちこめて視界が良くありませんでした。
木道のすぐ傍に金色の花を咲かせた植物が群生していましたが、エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)でした。今を盛りと花を咲かせていましたが、夏にはヨシやヌマガヤなどに覆われてしまうそうです。
エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花) キンポウゲ科 リュウキンカ属 Caltha palustris var.barthei
リュウキンカ(立金花/立金華)よりも大型で、北海道・本州(北部)などに分布する多年草。
リュウキンカ(立金花/立金華) キンポウゲ科 リュウキンカ属 Caltha palustris var.nipponica
湿地や水辺に生える多年草。花茎が直立し、黄金色の花が咲くので立金花の名がある。高さは15~50㎝。葉はフキの葉のように丸く、縁には浅い鋸歯がある。根もとの葉は直径10㎝ほど。茎につく葉は小さい。花期は5~7月。花は直径2㎝ほど。鮮やかな黄色の花弁のように見えるのはガク片で5~6個ある。花弁はない。分布:本州、九州。
北海道や本州北部に分布するエゾノリュウキンカvar.bartheiは全体に大きく、高さ50~70㎝、花は直径3~4㎝。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]