peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「唐梅館森林公園」のミヤマザクラ(深山桜) 2011年5月25日(水)

2011年05月28日 | 植物図鑑

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2011年5月25日(水)、一関市東山町「唐梅館森林公園」(東山町長坂字西本町)に行ってきました。普通林道平林唐梅館線(自動車道)の峠から分岐する自動車道もありましたが、「唐梅館跡・徒歩5分」の道標に従って山道を登って行くと、夏草が茫々と茂った平地に辿りつきました。描かれた図は消えそうになっていましたが、立派な案内板が立ててありました。ここには植えられたものと思われるミヤマザクラ(深山桜)が花を咲かせていました。

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(下3つ)東側に連なる山々。ひときわ高く聳える山が見えました。

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(下)市指定史跡・唐梅館跡(頂上部)。

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ミヤマザクラ(深山桜) バラ科 サクラ属 Prunus maximowiczii

山地から亜高山にかけて生える落葉高木。高さは普通7~10m、大きいものは15mほどになる。樹皮は紫褐色。葉は互生し、長さ4~8㎝の倒卵状楕円形で、縁には欠刻状の重鋸歯がある。葉の両面と葉柄には毛がある。花期はほかの桜よりかなり遅く、5月下旬から6月に葉が開いてから咲く。直径2㎝ほどの白い花が5~7個ずつ総状につく。花弁は丸く、先端に切れ込みがない。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

ミヤマザクラ(バラ科) Prunus maximowiczii Ruprecht

特徴:山地の比較的日当たりの良い所に生育する落葉小高木。幹は直立し、高さ10~15m、胸高直径30㎝になる。樹皮は紫褐色で横に長い皮目がある。若い枝には毛が著しい。葉身は倒卵状長楕円形で先は尾状に鋭く尖り、基部は広いくさび形または切形で、縁には鋭い重鋸歯がある。葉の両面にねた毛があり、特に裏面の脈上に多い。

花は6月、葉よりも少し遅れて開き、葉腋から出る総状または散房状の花序に4~10個集まって咲く。花弁は5枚で白色、広楕円形で先は円形である。花冠は径2㎝ぐらいで水平に開く。花軸の付け根の苞は卵形で鋸歯があり、花後にも残り、目立つ。果実は球形、黒色に熟し、果肉は苦い。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では山地にやや稀に見られるが、姫神山山頂周辺の南東斜面や岩手山北東斜面の焼走り溶岩流の縁辺部に多く見られる。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DF%A5%E4%A5%DE%A5%B6%A5%AF%A5%E9 [peaの植物図鑑:ミヤマザクラ(深山桜)]


一関市東山町「唐梅館森林公園」のレンゲツツジ(蓮華躑躅) 2011年5月25日(水)

2011年05月28日 | 植物図鑑

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2011年5月25日(水)、一関市東山町「唐梅館森林公園」(東山町長坂字西本町)に行ってきました。キャンプ場がある所に自動車の駐車場があるのですが、その下の松林の林床に自生するレンゲツツジ(蓮華躑躅)が、花を咲かせていました。花の色は橙赤色が多かったのですが、紅色がかっているものもありました。

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(下)紅色がかった花色のレンゲツツジ(蓮華躑躅)

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(下)民家の花壇に植えられているキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)

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レンゲツツジ(蓮華躑躅)ツツジ科 ツツジ(ロドデンドロン)属 Rhododendron japonicum

レンゲツツジ(ツツジ科) Rhododendron japonicum(A.Gray)Suringar

特徴:高原に生育する落葉低木。茎は根元から多数出て、こんもりと茂り、高さ1~2mになる。葉身は倒披針形で、先は鈍形または円形。縁は滑らかだが毛があり、裏面は時に白色を帯びる。花は5~6月、新しい葉が開く頃に前年枝の先に付いている花芽から数個出て横向きに咲く。花冠は漏斗状鐘形で先は5片に裂け、朱紅色で上面に斑点がある。花の色が濃朱紅色のものをコウレンゲツツジ、紅黄色のものをカバレンゲツツジ、黄色のものをキレンゲツツジという。分布:北海道、本州、四国、九州。

岩手県では、各地の原野に普通に見られ、特に平庭高原のシラカバの根元を真紅に染める景観は見事である。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]


一関市東山町「柴宿団地」入口のミズキ(水木) 2011年5月24日(火)

2011年05月28日 | 植物図鑑

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2011年5月24日(火)、一関市東山町「柴宿団地」入口(東山町長坂字柴宿)にある私設公園の土手に植えられているミズキ(水木)が、小さい花をびっしりと咲かせ始めていました。この木は水平に広がった枝が段々になって、特徴のある樹形になるので遠くからでもよくわかります。今の時期、主要地方道「一関大東線」を車で走っていると花を沢山咲かせた姿を良く見かけます。

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ミズキ(水木) ミズキ科 ミズキ属 Cornus controversa

樹液が豊富で、特に春先に枝を折ると、水のように滴り落ちることからこの名がついた。山地に生える落葉高木。高さはふつう10~15mになり、樹皮は灰褐色。枝は水平に広がり段々になって、独特の樹形になる。葉は互生し、長さ5~15㎝の広楕円形または広卵形で、先は短く尖り、裏面は細かい毛が多く、白っぽい。5~6月、白い小さな花がびっしりと集まってつく。花は直径7~8㎜。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市東山町「唐梅館森林公園」のミツバウツギ(三葉空木) 2011年5月25日(水)

2011年05月28日 | 植物図鑑

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2011年5月25日(水)、一関市東山町「唐梅館森林公園」(東山町長坂字西本町)に行ってきました。クラブハウス「えぽっく」の前にマイカーを駐め、頂上の「唐梅館跡」まで歩きます。

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普通林道平林唐梅館線の起点:この道路は自動車が通れる道路で、東山町長坂字平林に至ります。この道路沿いにはミツバウツギ(三葉空木)が沢山生えていて、この時期白い花を咲かせています。しかし、のんびり歩いていると自動車が来たりしてびっくりします。車に注意!

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ミツバウツギ(三葉空木) ミツバウツギ科 ミツバウツギ属 Staphylea bumalda

葉は小葉が3個ある複葉で、ウツギ(空木)Deutzia crenataに似た白い花をつけるのでこの名がある。山地に生える落葉低木。高さは3~5mになる。葉は対生し、小葉は長さ3~7㎝の長卵状楕円形で、縁には芒状の鋸歯がある。花期は5~6月。枝先に長さ8㎜ほどの白い花が多数集まってつく。花弁とガク片は共に白色で5個あり、花弁は最盛期でも完全には開かない。果実は風船のように膨らみ、先は2~3つに分かれている。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

ミツバウツギ(ミツバウツギ科) Staphylea bumalda(Thunb.)DC.

特徴:山地に生育する落葉低木。茎は直立し、枝はまばらに分かれて、高さ1.5~3mになる。葉は対生し、3枚の小葉からなり柄がある。小葉は卵形または卵状長楕円形、先は鋭く尖り、両面ともほとんど無毛。花は白色で、平開しない。

5~6月に枝先に出る円錐花序に付く。花序は長さ5~8㎝。ガク片と花弁は5枚で共に長楕円形。雄しべは5本、雌しべは1本。果実は淡緑色で、平たい風船状をしており、豆のさやを開いたようである。幅は2~2.5㎝。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では丘陵地の林内にやや普通に見られる。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DF%A5%C4%A5%D0%A5%A6%A5%C4%A5%AE [peaの植物図鑑:ミツバウツギ(三葉空木)]