2011年5月29日(日)、秋田県鹿角市「後生掛温泉」の旅館前にある環境省の「後生掛自然研究路」(鹿角市八幡平熊沢国有林)を歩いてきました。昼食を含めて散策の時間は11:50~13:30。食事を急いで済ませて一人で散策してきました。
http://www.goshougake.com/modules/tinyd2/ [後生掛自然研究路(案内図)]
後生掛自然研究路に入るとすぐ白い花を咲かせているタムシバが目に入りました。また少し歩いたら、5~6mほど離れた所にもタムシバが花を咲かせていました。霧が深くてよくわかりませんでしたが、もっと沢山あったかもしれません。
タムシバ モクレン科 モクレン属 Magnolia salicifolia
葉をもむとよい香りがするのでニオイコブシともいう。山地に生える落葉小高木。高さは5~10mになる。コブシと似ているが、花の下には葉がつかず、また葉は細長く、裏面は白っぽい。花期は4~5月。花は直径6~12㎝。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
タムシバ (モクレン科) Magnolia salicifolia(Sieb.et Zucc.)Maxim.
特徴:山地に生育する落葉小高木。幹は直立し、枝はまばらに分かれ、高さ2~5mになる。樹皮は灰色ですべすべしている。冬芽で、葉芽は小さく長楕円形で無毛。花芽は大きく、白くて長い毛が密生する。葉は柄があり互生する。葉身は卵状披針形で薄く、硬く、裏面は粉白色。葉を切ると、良い香りがするのでニオイコブシともいわれている。
花は白色で5月頃、葉が出る前に枝先に1個つく。ガク片は3枚で花弁状になり、花弁は6枚で日が当たると全開する。雄しべは多数。粒々が集まったような果実は不規則な長楕円形。分布:本州、四国、九州。岩手県では、ブナ林の林内に普通に見られ、オオバクロモジ、オオカメノキ、チシマザサなどと混生している。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]